鮎釣りといえばオトリの鮎を使った友釣りが一般的ですが、最近ではルアーを使った鮎釣りが話題になっています。
鮎の友釣りはそもそも竿や道具が高価なため、敷居の高い釣りです。
またオトリの鮎が弱ってうまく釣れなかったりと初心者には難しい釣りになります。
しかし、ルアー釣りは他の釣りで行う方法と基本的には同じですから、鮎釣りを気軽に始めることができますよね。
今回はルアー釣りのスタイルや、鮎のルアーに関する注意点、おすすめの鮎ルアーをご紹介します。
投稿者プロフィール
初めて釣りにいったのが糸島にある某ヤマメの管理釣り場で、そこから渓流釣りに興味を持ちました。
小さい頃は祖父の自宅が山に囲まれていて渓流に入って直接魚を獲るようなアクティブな子どもでした(笑)
ダイワの某釣り番組が好きでよく見ており、経験は浅いですが知識は少しずつ蓄えています。渓流釣りだけでなく、様々な釣りジャンルの発信をしていきたいと思います。
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目次
- ルアーロッド向け鮎ルアー5選
- ルアーロッド向け鮎ルアー|リアユ 125S(カツイチ)
- ルアーロッド向け鮎ルアー|アユイングミノー95SS(ダイワ)
- ルアーロッド向け鮎ルアー|エスケード80MDF(パームス)
- ルアーロッド向け鮎ルアー|エスケード100MDF(パームス)
- ルアーロッド向け鮎ルアー|オトリミノー88(ジャッカル)
鮎釣りの新しいスタイル「ルアーで鮎を釣る」
ルアーを使った鮎釣りは、2つのスタイルに分けられます。
1つはルアーロッドで鮎を釣る、比較的新しいスタイルと、従来の友釣りのオトリ鮎の代わりにルアーを使うスタイルがあります。
どちらのスタイルも鮎の縄張り意識を利用する点は同じですが、鮎釣り初心者にとっては、前者のルアーロッドで釣る方が入門しやすいですし人気があります。
鮎をルアーで釣るスタイルは釣具メーカーによって様々あり、ダイワでは「アユイング」、パームスでは「CASTING AYU」と呼ばれています。
なお、この記事ではルアーロッドを使った鮎釣りルアーも、鮎竿を使った友釣り用ルアーもまとめて「鮎ルアー」と呼び、ルアーロッド向けと鮎竿向けに分けておすすめの鮎ルアーをご紹介します。
鮎のルアー釣りが禁止されている河川に注意
鮎のルアー釣りを始める前に、以下の点に注意してください。
・鮎のルアー釣りが禁止されているかどうか事前に調べる
・遊漁券が必要かどうかを調べる
・鮎の採捕禁止期間を調べる
・ルアー釣りが許可されている場合でも友釣りを行なっているアングラーに配慮する
鮎のルアー釣りの可否を調べるには、行きたい川の漁協に問い合わせが必要です。
また鮎のルアー釣りが禁止されている河川でも、ルアーの使用が不可の場合と、リール付きロッドのキャスティングが不可の場合の2パターンあるので、詳しく聞いてみましょう。
遊漁券の有無や禁漁期間については、ヤマメや鯉と同様、各自治体や漁業組合のルールが定められていますので、あらかじめ調べておき、ルールをきちんと守りましょう。
ロッドやリールは流用可能!
鮎のルアー釣りに使うタックルは、ルアーロッドを始めバスロッド、シーバスロッド、エギングロッドなどを流用・代用することができます。
代用する際の目安は、
・竿の長さは8~9ft前後
・穂先(ティップ)が柔らかい竿が良い
・スピニングリールの場合は1500番~2500番
・ベイトリールの場合はベイトフィネスが良い
・PEライン0.4号~0.8号が15m~30mほど巻ける
といった条件を満たせるタックルであれば十分に使えます。
友釣り用ルアーを使う場合は鮎竿をそのまま使えますよ。
ルアーロッド向け鮎ルアー5選
アユイングなどルアーロッドで使うのにおすすめの鮎ルアーを5つ厳選しました。
近年のアユイング人気にともなって、シンキングタイプやフローティングタイプと種類も細かくなっています。
まずは初めてでも使いやすく、かつ実績のあるルアーをご紹介します。
ルアーロッド向け鮎ルアー|リアユ 125S(カツイチ)
サイズ:125mm
重さ:20g
カラー:シルバー・イエロー・プレミアム
シンキングタイプかつバイブレーション系のルアーで、キャストした際に水面や水中の岩に当たった時でも大きな音を出さないようにサイレント設計となっています。
元々はオトリ用として作られましたが、アユイングのルアーとしても優秀で、底を取りやすいシンキングタイプなので、友釣りでは狙えなかった岩の底を攻めるのに最適です。
引き釣りをイメージして誘うと釣果につながりやすいですよ。
ルアーロッド向け鮎ルアー|アユイングミノー95SS(ダイワ)
サイズ:95mm
重さ:10g
カラー:オレンジベリー・アデルチャート・アデルナチュラル・アデル黒サビ
アユイングのために開発された、ダイワの鮎ミノーです。
シンキングタイプとフローティングタイプがありますが、おすすめはシンキングタイプです。
最大潜行深度約1mなので水深のある場所でも使いやすく、イカリの位置を調節することで浅場も川底も攻略可能です。
1gほどのシンカーをつけることで急流や難しいポイントでもルアーを使うことができます。
このルアー1つでどんな川にも対応できる、心強い万能ルアーです。
ルアーロッド向け鮎ルアー|エスケード80MDF(パームス)
サイズ:80mm
重さ:7.5g
カラー:ナチュラル系・オレンジ系・マットタイプ
キャスティングで「鮎」を狙う新しいコンセプト“CASTING AYU”の基に作られたパームスの鮎ルアーです。
フローティングタイプのルアーで、サイズも重さも軽量、基盤リップ付きと表層を攻めるのに最適です。
リップが岩や石に挟まらないよう注意が必要ですが、比較的操作しやすく、水中でのルアーの動きが鮎そのものというほど水中姿勢に優れているので見切られにくいですね。
またパームスのエスケードはカラーバリエーション豊富で、視認性の高いハイビジブルカラーや珍しいマットカラーも揃っています。
ルアーロッド向け鮎ルアー|エスケード100MDF(パームス)
サイズ:100mm
重さ:13g
カラー:ナチュラル系・オレンジ系・マットタイプ
こちらも同じエスケードの、サイズが大きい100mmの鮎ルアーです。
サイズ以外のスペックは80MDFと相違ないのですが、サイズが20mm変わるだけでも感覚は大きく変わります。
100mmになったことで根掛かりしにくく、ロストも少ないというメリットがありますし、旬を少し過ぎる8月~10月の、鮎が大きくなった時期に最適です。
大鮎を狙うアングラーはぜひ持っておきたいルアーですね。
ルアーロッド向け鮎ルアー|オトリミノー88(ジャッカル)
サイズ:88mm
重さ:7.1g
カラー:ナチュラル系・ブラック系・グロー系
オトリ鮎の動きを再現し、カラーも本物の鮎と遜色ないほど似せた高品質ミノーです。
基本はフローティングミノーとして、川のゆるい流れに合わせて尾を降って泳ぐ構造となっていますが、アイの位置を変えることで、バイブレーション系の動きに変化します。
バイブレーションポジションでは急流にもバランスを崩すことなく安定して泳がせることができます。
生命感あふれるルアーはこのオトリミノーが一番ですね。
鮎竿向け鮎ルアー3選
鮎竿向けのルアーは元々オトリ用の鮎が手に入らない際に使用していたのものなので、よりリアルな形状になっているものが多いのが特徴です。
鮎ルアーの中でも最初に買うならこれ!というルアーをチョイスしました。
鮎竿向け鮎ルアー|流鮎 110F(duo)
サイズ:110mm
重さ:15g
カラー:ナチュラル系
鮎ルアーの中でも特にルアーの水中姿勢にこだわって作られたルアーで、野鮎を追求したフォルムやナチュラルな動きなど、鮎に違和感を与えない工夫がふんだんに盛り込まれています。
重心固定のフローティングタイプなので、流れに漂う鮎を演出でき、鮎の体当たりを誘う、まさに友釣りに最適のルアーです。
また破損に強い樹脂リップが採用されているので、石にリップが当たった時に発する音も小さいので野鮎への違和感を軽減してくれます。
オトリ確保用としては非常に優秀なので、鮎釣りにはマストのルアーです。
【鮎】キャスティング専用ルアー鮎「流鮎110F」(水中アクション)↓
鮎竿向け鮎ルアー|REAYU リスケード 100F(カツイチ)
サイズ:100mm
重さ:13g
カラー:キラキラ・マット
同社の鮎ルアー・エスケードを友竿用にチューニングした友鮎ルアーです。
100Fはスローフローティングモデルで、より深いレンジをゆったり漂わせるのに向いています。
特に天然遡上の多い河川の平瀬やチャラ瀬(浅くてサラサラと波立つ程度のゆるい瀬)、トロ場(深みがあり波が立たず、ゆるやかに流れているポイント)に最適です。
逆に流れが強いポイントでは、急流の中心ではなく対岸のやや流れのゆるい場所を狙ってキャストするのが良いですね。
川の流れによって使い分けが必要ですが、ルアーロッドよりも微調整がしやすく釣果もつながりやすいです。
友鮎ルアー・リスケードの使い方<友鮎竿>↓
鮎竿向け鮎ルアー|速攻友ルアーSP (ダイワ)
サイズ:120mm
重さ:13g
カラー:ホログラム鮎
ダイワの高強度・超リアル鮎ルアーで、オトリ要らずの必殺ルアーと呼ばれています。
リップレスタイプながらリアルな泳ぎを演出し、本物の鮎そっくりのリアル形状で鮎に違和感をあたえることなく友釣りを楽しめます。
根掛かりしにくく操作性に優れているので、友ルアーながら岩陰を攻めることもできます。
カラバリはなしで、強気のホログラム一択!
高品質な友ルアーならこのルアーで決まりです。
まとめ
まだ鮎のルアー釣りが許可されている河川は少ないですが、各メーカーから鮎釣り専用のルアーが発売されるなど、鮎のルアー釣りがこれからのスタンダードになる日が来るかもしれません。
やはりルアー釣りの方が参入のハードルが低いので、特に鮎釣りをしたことがなくて挑戦したいアングラーにはおすすめの釣り方です。
ルアーロッド向け鮎ルアー
・アユイングミノー95SS(ダイワ)
・エスケード80MDF(パームス)
・エスケード100MDF(パームス)
・オトリミノー88(ジャッカル)
鮎竿向け鮎ルアー
・REAYU リスケード 100F(カツイチ)
・速攻友ルアーSP (ダイワ)
ぜひ鮎ルアーで鮎を釣る楽しさを味わってみてください。