この記事では、タックル、釣り方、乗合船の予約から船上のルールについてまとめます。
投稿者プロフィール
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好きな釣り:磯上物、底物、SWルアー
私が釣りを始めたのは20台前半と遅咲きの釣り人ですw
一箇所に通いつめるということができずに、半分旅行気分であっちこっちの磯に行くの好きです。
おかげで全く釣果には恵まれず、磯の上でグータラしてばかりです。
釣技は全くダメですが、釣具の査定は絶対的な自信を持ってます。
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目次
タイラバとは
タイラバはタイ釣り専用のルアーのことで、それを使った釣りのことも指します。釣りの方はタイラバゲームと呼ばれることもあります。真鯛がメインのターゲットですが、青物などほかのゲストが釣れることもあります。
日本全国で楽しむことができます。基本的に船釣りとなるので、ポイントは船長任せで自分で探す必要がありません。初心者にもおすすめです。
時期もそれほど選びませんが、ハイシーズンは春と秋です。春はノッコミで大型を狙うことができます。秋は活性が上がり数釣りに向いています。
初心者向けタイラバのタックル・持ち物
タックルについては以下で個々に説明します。そのほかの持ち物は、偏光サングラスとライフジャケット、クーラーボックスが必須です。
サングラスは眩しさを抑えて視界をクリアにするのに役立ちます。狭い船上で、他の人の仕掛けから目を守る役目もあります。ライフジャケットは法律で義務化されています。持っていない場合は、予約時にレンタルできるか確認しましょう。クーラーボックスは35リットルのサイズがタイラバにおすすめです。ただしクーラーボックスの持ち込みがNGの船もあります。予約時に確認しましょう。
おすすめ偏光サングラス
【ティムコ サイトマスターロトンドマットブラック イーズグリーン(SWR)】
実践仕様の遮光性、風防性と掛け心地。集中力を最頂点にまで研ぎ澄ます8カーブモデル
アングラーの集中力を乱す光と風。この2大ストレスを排除すべく射光性と風防性を高めた8カーブレンズ採用のゴーグルタイプの決定版。顔に沿うようにデザインされたフレームデザインと8カーブレンズを採用する事により、レンズ内側に入り込む光と風をシャットアウト。ゴーグルタイプの弱点であるレンズ内面のくもりを上部に施されたエアダクト採用によりくもりを除去しやすくしています。フィット感抜群のβチタン製バネ蝶番をこめかみ部に採用し、さらにノーズ部にはカスタマイズできる独立可変ノーズパッド、テンプル部には調整可能なチタン心棒入りフレームを採用する事でアングラーひとりひとりが最良な掛け心地が得る事により集中力が最頂点まで高まります。
ブリッジ幅×レンズ横幅×レンズ縦幅×フレーム幅:17×64×40×147mm
8カーブ
おすすめライフジャケット
【シマノ ラフトエアジャケット ウエストタイプ (膨脹式救命具)VF-052K】
国土交通省型式承認品(船検対応)
■浮力性能(膨張時)74N/24時間以上
●装置のセット状態を視認できるインジケーター付ガス充填装置を搭載
●落水センサーが水分に反応して自動で膨張
●手動で膨張できる引手(手動で膨張させる際は、引き手を強く引いてください)
●外カバーは面ファスナーで着脱可能なウォッシャブルタイプ
●ボートのエンジン停止用キルスイッチを接続できるD環付
●補助送気装置、ホイッスル付
●内側は涼しくクッション性のあるダブルラッセルメッシュ
※アフター交換パーツ(BP-100A)
●収納が簡単なたたみやすい気室
●ウエストは一部テンションゴム構造で安定したフィット感
おすすめクーラーボックス
【シマノ スペーザ ベイシス 35Lキャスター UC-135M】
大型魚を美しく余裕を持って収納できる横長フォルム。座って踏まれても壊れにくいタフで軽量なボディをシマノ独自の設計で実現しました。随所に使い勝手のよい機能を満載した次世代クーラーです。
最大60㎝の魚を曲げずにまっすぐ収納できる35Lサイズ。 真空一面パネル採用により、I-CE値は50h。ワンアクションでフタが開閉できるラックトップレバーはロック操作不要の便利機能です。
ワンアクションでロックのON、OFFが決まる! もちろん両面開き。
●ワンアクションでフタを開閉できるラックトップレバー
●天面から引き上げる両面開き仕様で、左右が壁に挟まれてもフタの取り外しが可能
●フタは落とすだけでロックが可能
●堅牢なボディで大人が腰をかけても大丈夫
●本体インナー部素材に、細菌の繁殖を抑制し清潔を保持する抗菌剤ノバロン®を採用
●天面・底面・側面に断熱材を配し、高い保冷力を誇ります
●水抜き簡単ワンアクション水栓
●ハイグリップラバー(ゴム足)を底4ケ所に配置
●便利な内部トレー付
ロッド
タイラバ専用ロッドもありますが、まずは手持ちのゲームロッドでもOKです。ベイトリールを使うのでベイトロッドが基本です。おすすめは7フィート前後の竿先が柔らかいソリッドティップです。
おすすめロッド
【シマノ エンゲツBB B69M-S/2】
鯛ラバ:バーチカル40~150g/ドテラMAX200g、水深30~100m+α、小~大型サイズまで全てのマダイ、釣れるポイントや潮の変化が多い状況etc.
リール
ベイトリールを使います。手持ちのものでも、ドラグ性能がしっかりしているものであればOKです。ソルト対応でPE0.8号が200m巻けるものを選びましょう。巻く速度が分かるカウンターや水深が分かる機能が付いていると便利です。
おすすめリール
【シマノ エンゲツ CT 150HG 151HG】
フォールも巻きも自由自在。フォールタイラバを身近に楽しむ!
カウンター付きの軽量タイラバリールとして広く親しまれてきた炎月CTが、フォールレバーを搭載して新登場。真鯛の活性に合わせてフォールスピードを自在に調整できるだけでなく、デジタルカウンターがフォールと巻きのスピードを数値で表示。ヒットパターンを正確に再現する。なお、フォールレバーとカウンターのスペックは炎月プレミアムと同等。さらにHAGANEボディを採用することで剛性もアップ。コストパフォーマンスに優れた炎月CTがフォールタイラバの世界をいっそう身近にする。
ライン
PE0.8号を200mに、リーダーとしてフロロカーボンの3~4号を1.5~3mぐらい付けるのが基本です。
おすすめライン
【YGK 鯛ラバーカスタム PE ボーンラッシュ WX8 0.8号】
世界最大のPE製造工場からもたらされる、組ピッチの精度を極限まで高めて得た「均質の編み込み密度」をもって究めて安定した強度を実現。
特許技術HST.WX工法による耐摩耗性強化・ローストレッチを実現したことにより、ディープエリアや繰り返されるガイド摩擦への耐性に驚くべき有効性を発揮します。
また、セレクティブになった鯛に違和感を与えずにカウンター付リールから得られる核心的要素を最大限活用する戦略的アプローチを可能とする染色パターンを採用。
80・90捕獲をも視野にいれた最強鯛ラバー専用ラインの誕生である。
【 鯛 rubber custom PE BORN RUSH WX8 / 鯛ラバーカスタム PE ボーンラッシュ WX8 】
タイラバ
タイラバは、ヘッド(オモリ)・スカート・ネクタイ・フックのパーツからできています。ヘッド部が固定されておらず、上下自由に動く「遊動式」が現在は主流です。遊動式はバラシが少なく釣りやすいので、遊動式を使いましょう。
初めはセットになっている完成品を用意しましょう。色は赤・オレンジ・ゴールドなどが定番です。ヘッドの形で動きが変わります。丸型とタイコ型を用意します。重さは80gを目安に60~100gぐらいです。船によって決まりがある場合もあるので、予約時に確認しましょう。フックは細軸・小型が基本です。
パーツの組み合わせを変えられるので、一番釣れる組み合わせを試すのもタイラバゲームの醍醐味の一つです。アタリの出やすさを探るには、パーツの中でもネクタイを色々なタイプに交換・試すのが有効です。
おすすめタイラバ
【シマノ 炎月 フラットバクバク】
フラ~ッとスローフォールで鯛がバクバク!?
新テクニック「フォールタイラバ」専用鯛ラバです。 半固定、誘導切り替えシステム「Finish Hold」を採用。ネクタイがよく動き、フォールアピールがアップします。 またラインをベストポジションに自動調整する、「ワイドマウス」を採用しています。
ラインやしかけの結び方
船上で何度も結ぶことがありうるので、出発前に練習しておきましょう。
PEラインとリーダーはFGノットで結びます。苦手な人も多いですが、次の動画が参考になります。慣れれば大丈夫です!
リーダーとタイラバはユニノットで結びます。こちらは簡単なので問題ないでしょう。
釣り方
「真下に落として巻き上げる」の繰り返しです。
仕掛けを落とす
仕掛けを真下に落とします。落とす時は、親指でスプールを軽く押さえてわずかにブレーキをかけながら落とします。これをサミングと言います。
真鯛は落ちてくるものに興味を示す習性があります。ここでアタリがあることもあるので、ラインのテンションをよく見ておきましょう。
着底したらすぐ巻き始める
着底したらすぐ巻き始めます。これを「タッチ・アンド・ゴー」と呼びます。着底した瞬間に巻き始めることが大切です。すぐに巻き始めないと魚に見切られてしまいます。
着底するまではラインが張っていますが、着底すると緩みます。それを目印にします。真鯛が近くにいた場合、ここからタイラバを追いかけ始めます。
一定のスピードで巻く
1秒1回転ぐらいをキープして、一定のスピードで巻きます。このとき巻く速度が分かるリールだと便利です。竿先が不規則にぶれている場合、スピードにムラがある印です。竿先で一定かチェックしましょう。
どれぐらいの深さまで巻き上げるかは、船長さんの指示に合わせてください。特に指定がない場合は、水深の1/3が目安です。アタリがなければ、着床→巻き上げを繰り返します。
アタリがあったら
巻いている途中でコツコツとアタリがあっても、同じスピードで巻き続けます。しっかりと重いアタリがあったら竿を立ててフッキングさせ、巻き上げて取り込みます。
抵抗しているときは無理して巻かず、緩んだ時に巻いていきます。水面まで来たら網でキャッチしてもらいましょう。
乗合船は怖くない!
釣り船には、知り合いと一緒に貸切る「仕立て船」と、知らない人同士で相乗りする「乗合船」の2種類のシステムがあります。乗合船は、船長やほかのベテランから学ぶこともできて初心者にもぴったりです。
「タイラバ 船」「タイラバ 乗合船」などと、海の名前や地名を組み合わせて検索してみましょう(例:「東京湾 タイラバ 船」「明石 乗合船 タイラバ」)。
料金など条件の合うところを探して予約します。ブログやSNSで情報発信しているところもあるので、それらをチェックしてもよいでしょう。「船名 タイラバ 評判」で検索するとクチコミがある場合もあり、参考になります。
こちらのページにはエリアごとに乗合船がまとめられています。
「鯛ラバ|全国の鯛ラバ遊漁船」
予約時の注意
WEB予約に対応しているところもありますが、基本は電話予約です。電話をかける時間は9~19時の間が目安です。連絡先は船長の携帯電話がほとんどで、船長は朝早いため夜遅くかけても出られないからです。最低限、以下を伝えて確認しましょう。
・予約したい旨、希望の日時・人数、空きがあるか
・タイラバに対応しているか(季節によっては対応していないこともある)
・集合・出発時間
・道糸・オモリなどの決まり(揃えないとオマツリの原因になる)
・ライフジャケットの有無
・初心者であることを伝えておく(初心者の場合)
必要に応じて以下も確認しましょう。
・現地まで車で行く場合、駐車場をどうしたらいいか
・今の釣れ筋のタイラバの色・重さなど
・その他レンタルできるもの
・クーラーボックスの持ち込みはOKか
予約前日には、予定通り出発するか確認しましょう。天候によっては欠航の場合もあります。
当日の注意
注意点をまとめます。
・遅刻厳禁(遅れそうな時はあらかじめ連絡を入れる)
・乗り込むときは船長・同乗者にあいさつ(コミュニケーションを取っておくとトラブル回避にもなる)
・船酔いするなら運転席のそばなど揺れにくい場所を選ぶ(とくに右隣は船長に近くてビギナーにはおすすめ)
・移動中に投入準備をしておく
・船長の合図に従ってスタート・合図前に投入しない
・ロッドはロッドホルダーにセット(床に置いて踏まれて壊れても自己責任)
・オマツリになってしまったら、仕掛けがリールに近い方から回収(分からないときは指示に従う)
以下は常識の範疇です。
・トイレは船長に一声かけてから
・ごみは飛ばされないように注意
・喫煙は、灰皿持参・場所の決まりがあれば守る・風下に火の粉が飛ばないように注意
・飲酒も禁止されていれば従う(飲むときも飲みすぎない)
まとめ
タックルは次の通りです。
・7フィート前後のソリッドティップのベイトロッド+PE0.8号が200m巻けるベイトリール
・ラインはPE0.8号を200m+リードとしてフロロカーボンの3~4号を1.5~3m
・タイラバは遊動式の完成品を用意(赤・オレンジ・ゴールドなど、ヘッドは丸型とタイコ型の両方、80g程度、フックは細軸・小型)
・PEラインとリーダーはFGノットで、リーダーとタイラバはユニノットで結ぶ(事前に練習)
・偏光サングラス、ライフジャケット、クーラーボックスを用意
釣り方は次の手順です。
1. サミングしながら真下に落とす
2. 着底したらすぐに一定のスピードで巻く
3. 重いアタリがあったらフッキングさせて巻き上げる
乗合船は必要事項を連絡・確認のうえ予約し、当日もルールを守って楽しむ。
乗合船も敷居が高いことはなく、むしろ初心者向けとも言えます。ビギナーでも真鯛が釣れるタイラバを楽しんでください!