渓流や山林の中にある釣り堀での山女魚(やまめ)釣りは、涼を感じながら釣りが楽しめます。夏休みに入ったらお子さんを連れて、絵日記の題材や夏休みの思い出としてヤマメ釣りをチョイスするのも良いですね。特に福岡では、全国では珍しいヤマメ釣りができる釣り堀が複数あります。
今回は手ぶらで行っても楽しめるヤマメ釣りができる釣り堀や、上級者向けの渓流のポイントをご紹介いたします。
投稿者プロフィール
初めて釣りにいったのが糸島にある某ヤマメの管理釣り場で、そこから渓流釣りに興味を持ちました。
小さい頃は祖父の自宅が山に囲まれていて渓流に入って直接魚を獲るようなアクティブな子どもでした(笑)
ダイワの某釣り番組が好きでよく見ており、経験は浅いですが知識は少しずつ蓄えています。渓流釣りだけでなく、様々な釣りジャンルの発信をしていきたいと思います。
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目次
- 福岡でヤマメ釣り体験ができる釣り堀 6選
- 白糸の滝 ふれあいの里(糸島市)
- 細流(せせらぎ)ヤマメ釣り堀場(うきは市)
- 浮羽つり堀(うきは市)
- 篠崎川崎店(田川郡)
- ヤマメの里 エノハ荘(八女市)
- 杣の里(そまの里)渓流公園(八女市)
- 福岡でヤマメ釣り体験ができる釣り堀 6選
- 矢部川水系 御側川(八女市)
- 星野川(八女市)
- 佐田川・小石原川(朝倉市)
- 今川・祓川(京都郡みやこ町)
福岡でヤマメ釣りができる時期は?
ヤマメは本州や九州一部の渓流に生息します。
一年を通して釣ることができますが、ヤマメ釣りには各自治体ごとに禁漁期間が設けられており、その期間はヤマメを釣ることができません。
ヤマメ釣りのベストシーズンは4月~7月です。
水温が26℃を超えるとヤマメが死んでしまいますので、気温が上がりすぎない5月~6月がベストシーズンです。
特に福岡では、4月・5月から釣り堀でヤマメを釣ることができるようになります。
場所によっては夏限定の場合や、11月までヤマメ釣りができる釣り堀もあるなどスポットによって営業期間が大きく異なりますので、注意してください。
また福岡県ではヤマメは10月1日から2月末までは山や沢での採捕禁止(禁漁)期間となっていますので、必ずルールを守りましょう。(2022年7月時点)
福岡県の遊漁に関するルールにつきましては、「内水面の遊漁のルール【福岡県】」をご覧ください。
ヤマメ釣り初心者には釣り堀がおすすめ!上級者は渓流釣りにチャレンジ!
福岡では、ヤマメ釣りは渓流(源流)釣りでも釣り堀でも楽しめます。
ヤマメ釣りが初めての方や、お子様連れのファミリー層には釣り堀がおすすめです。
福岡の釣り堀には、山の中の避暑地となる渓流に釣り堀があるスポットもありますので、大自然を感じながら釣り堀で安全に楽しく釣りをするなら、自然の中にある釣り堀を選んでみてください。
いくつか釣り堀を体験していたり、トラウトを釣ったことのあるアングラーは、ぜひ渓流釣りにチャレンジしてみてください。
釣りをする場所によって時期が大きく異なりますが、だいたい2月もしくは6月にある放流の時期を狙うと、より確実にヤマメを釣ることができます。
渓流(源流)釣りをするには必ず遊漁券を購入する
渓流釣りをするためには「遊漁券」を購入する必要があります。
各自治体の条例でも定められているため、遊漁券のある河川では必ず購入しましょう。
遊漁券は最寄りの釣具屋のほか、コンビニ、ネットでも購入することが可能です。
金額はおおよそ500円~3000円ほどです。
福岡でヤマメ釣り体験ができる釣り堀 6選
白糸の滝 ふれあいの里(糸島市)
●営業時間:9:00 ~ 17:00(7月・8月は18:00まで営業)
●車でのアクセス:JR九州 筑肥線「加布里」駅より車で21分
●駐車場:白糸の滝 専用駐車場あり
●公式サイト:白糸の滝 やまめ釣り
福岡市内から最も近くにある釣り堀が、白糸の滝の目の前にある「ふれあいの里」です。
糸島市の観光スポットでもある雄大な「白糸の滝」から流れる源流で、ヤマメを釣ることができます。(ヤマメ釣りの期間は4/29 ~ 11/30と長めです)
まずは「ふれあいの里」で釣り堀の利用を申し込み、1セット(2,500円)の利用料を払います。(事前予約はできません)
釣り竿など、必要な道具のレンタルは利用料金に含まれています。
釣具を持っていない方でも気軽に釣りを楽しむことができます。
釣り堀で4匹まで釣ることができ、追加料金(1匹100円)を支払うと、釣ったヤマメを塩焼きにして食べることも可能です。
もしヤマメが釣れなくても3匹までは補償してくれますし、5匹以上釣りたい時は1匹300円支払えば大漁釣りも大丈夫です。
※一度釣ったヤマメのリリース(逃す)は禁止ですので、ご注意ください
同じ施設内には「そうめん流し」や「そば打ち体験」等もあるので、夏にはぴったりのレジャースポットです。
観光地としても人気すぎて土日は確実に混雑しますので、平日や人が多い時間帯を避けると過ごしやすいかと思います。
細流(せせらぎ)ヤマメ釣り堀場(うきは市)
●営業時間:9:30 ~ 17:00(釣り堀の受付は16:00まで)(定休日:水曜)
●車でのアクセス:JR九州「うきは」駅より車で20分
●駐車場:細流(せせらぎ) 専用駐車場あり
●公式サイト:細流(せせらぎ)ヤマメ釣り堀場
福岡県と大分県の県境にある、うきは市の「細流(せせらぎ)ヤマメ釣り堀場」は、釣り堀でヤマメ釣りとヤマメのつかみ取り体験ができ、テレビでも紹介されるほど有名なスポットです。
釣り堀の利用料は1人 1時間 800円+ヤマメを釣ると1匹400円追加になります。
セット料金もあり、 1時間 1800円(1人)3匹保障、1時間 3000円(2人)5匹保障と、ヤマメを持って帰りたい方にはお得な料金となっています。
ヤマメのつかみ取りは 1人 30分 100円で2匹までつかめます。(3匹以降は1匹 400円の追加料金が必要)
釣り堀でもつかみ取りでも、1匹200円の追加料金を支払うことで、ヤマメを塩焼きにして食べることができます。
まだ釣り竿が扱えない小さなお子様でも、つかみ取りなら魚と楽しく触れ合えますね。
釣り堀の方は、石垣で釣り場が区切られています。
管理釣り場にしては難易度が高く、ヤマメが岩陰に隠れていることが多いので、堀の端を狙うと良いです。
浮羽つり堀(うきは市)
●営業時間:10:00 ~ 17:00(釣り堀の受付は16:00まで)(定休日:火曜)
●電車でのアクセス:JR九州 久大本線「筑後大石」駅より徒歩13分
●駐車場:駅周辺と国道210号線沿に駐車場あり
●公式サイト:浮羽つり堀
40年以上続く老舗のアットホームな釣り堀です。
元々は鯉専門の釣り堀でしたが、2019年からヤマメ釣りも楽しめるようになっています。
駅から歩いて徒歩13分と駅近ですので、車を持っていない方でもアクセスしやすい釣り堀です。
お笑い芸人の博多華丸大吉やフジワラなど有名人も訪れていますが、住宅街の中にひっそりあるので渋滞するほど混雑することがなく、家族連れでゆっくり釣りを楽しみたい時はここがおすすめです。
利用料金は1人1時間 300円+レンタル竿100円+餌100円と格安のお値段です。
ヤマメの持ち帰り(そのまま)1匹 500円、塩焼きにすると700円の追加料金となります。
※一度釣ったヤマメのリリース(逃す)は禁止で、買取必須です。
ヤマメをそのまま(下処理してもらえる)持ち帰るより、お店で焼いてもらった方が断然美味しいので、ぜひ塩焼きにして召し上がってみてください。
篠崎川崎店(田川郡)
●営業時間:10:00 ~ 16:00(定休日:火曜)
●車でのアクセス:JR九州 日田彦山線「豊前桝田」駅より車で9分
●駐車場:駅周辺と国道210号線沿に駐車場あり
●公式サイト:篠崎川崎店 釣り堀
「釣り堀篠崎川崎店」は、英彦山のふもとにある釣り堀です。
山々に囲まれたマイナスイオン溢れる場所でヤマメ釣りができます。
敷地はしっかり整備されており、非常にきれいで気持ちの良い釣り堀です。
この釣り堀を経営する篠崎さんは30年近くヤマメの養殖に携わっており、適度な水温、水質の良さ、そして豊富な水量などヤマメにとって最適な釣り堀になるよう、長年研究を重ねています。
釣り堀は常に入れ食い状態で、ヤマメ釣り初心者の方も確実に釣り上げることができます。
利用料は1,100円の釣りセット(エサ・竿セット・タオル・バケツ)+釣れた魚1匹 300円となっています。
魚は持ち帰るか、自分で焼くか、焼いてもらうか自由に選べます。
自分で焼く場合は、炭火焼きセットが1,100円、焼いてもらう場合は1匹150円の追加料金が必要です。
加えて焼肉セットなるものまであり、釣り+バーベキューを楽しむことができます。
まさに至れり尽くせりです。
※一度釣ったヤマメのリリース(逃す)は禁止で、買取必須です。
ヤマメの里 エノハ荘(八女市)
●営業時間:11:00 ~ 17:00(11月~2月は予約のみ)
●車でのアクセス:JR九州 日田彦山線「筑後吉井」駅より車で1時間8分もしくは国道442号線を利用する
●駐車場:専用駐車場あり
●公式サイト:星野村・やまめの里 エノハ荘
エノハ荘は民宿やヤマメの養殖を行なっており、ヤマメ釣りは3月~8月に体験することができます。
大自然をゆったり満喫することができ、近くの川では川遊びも楽しめます。
ヤマメだけでなく、地鶏炭火焼や自園自製のお米、八女の星野茶など絶品の田舎料理を味わうことができます。
利用料は竿とエサ代で300円、釣ったヤマメは1匹300円となっています。
魚を焼く場合は1匹500円のようです。
とても格安でヤマメ釣りが楽しめます。
※一度釣ったヤマメのリリース(逃す)は禁止で、買取必須です。
エノハ荘周辺には他の宿泊施設も多数あるので、長期宿泊して夏の思い出をたくさん作るのも良いですね。
杣の里(そまの里)渓流公園(八女市)
●営業時間:10:00 ~ 17:00(O.S.16:00、4月~10月は土日祝営業、夏休み期間中は火曜日以外営業)
●電車でのアクセス:JR九州 日田彦山線「豊前桝田」駅より車で9分
●駐車場:専用駐車場あり
●公式サイト:杣の里渓流公園
杣の里(そまの里)渓流公園は釈迦岳・御前岳のふもとに位置する公園です。
杣の里(そまの里)は農林商工団体や八女市と共同で、地域づくりの拠点として利用されています。
渓流公園の利用料は貸し竿(エサ付)1本 300円、釣ったヤマメは1匹 500円支払うことでその場で炭火焼きにして食べることができます。
ヤマメだけでなく、豚バラ串、鳥もも串、ビールなど串料理も味わうことも可能です。
ヤマメのつかみ取りもできるので、お子様連れには大人気のスポットです。
また、ヤマメ釣り以外にも陶芸体験や公園内や大吊橋の散策などが楽しめます。
家族レビャーでのご利用だけでなく、サークル活動や企業研修、生涯学習などに最適な環境です。
福岡の渓流釣りができる4つのポイント
釣り堀ではなく、渓流にいるヤマメを自力で釣りたい!というアングラーのために、福岡県内でヤマメ釣りができるポイントもご紹介します。
その前に、渓流釣りに関して遊漁券に加えて釣りをする際の注意点をいくつか挙げておきます。
ヤマメ釣りだけに言えることではないですが、釣りの暗黙のルール「先行者優先」を尊重しましょう。
追い越しは一声かけましょう。
逆に、後から来たアングラーが長く待っているのに先行者として長く居座り続けるのも、あまり好ましくありません。
お互いに譲り合って楽しく釣りをしましょう。
※地域によってはローカルルールが存在することもあるため、釣行前に事前に調べ、トラブルを回避しましょう。
福岡県内でヤマメ釣りができる渓流(源流)ポイントは、筑後川水系や矢部川水系、北九州の今川や祓川など多数あります。
ヤマメ(サクラマス)は渓流で生まれて海へ降り、3歳魚となるとまた川を登ります。
海に続いている河川は自然とヤマメの海降りや川上りが見られますが、以下に挙げるポイントは放流も行われているので、放流する時期に合わせて釣りにいくとヤマメが釣れる確率が高まります。
ヤマメがいるポイントは、河川の深くなっている場所です。
木陰になっていたり、川の流れがありつつボトムが深いポイントをめがけて投げると◎
矢部川水系 御側川(八女市)
八女市矢部村を流れる矢部川の上流部「御側川」にてヤマメを釣ることができます。
矢部川のヤマメの放流量は県内トップクラスで、広範囲にヤマメがいます。
よく釣れるポイントとして挙げられるのは、先ほど紹介した釣り堀「杣の里(そまの里)渓流公園」の近くです。
日向神ダムより上流の川ではどのあたりでもヤマメを見かけます。
サクラマスも時々釣れますので、サクラマスを狙う場合はシーズン始めの時が良いです。
星野川(八女市)
同じく八女市の星野村を流れる「星野川」上流でもヤマメを釣ることができます。
こちらも矢部川と同じぐらい放流が行われており、ヤマメだけでなく鮎も釣れます。
星野川では星野村坂の下や星野村浦、支流の熊渡川がおすすめのポイントです。
八女森林組合前の星野川ではサクラマス釣りのポイントとしても有名です。
星野川は以前の九州北部豪雨でダメージを受けましたが、現在は護岸工事が行われ、また釣りが再開できるようになっています。
佐田川・小石原川(朝倉市)
朝倉市を流れる佐田川と小石原川は筑後川水系の源流に近い渓流です。
佐田川の上流域(寺内ダムよりも上)も整備された場所が最初続きますが、次第に大きめの岩がゴロゴロある上流域に入っていきます。
そのあたりで小さめのヤマメから20cm越えの良質なヤマメが釣れます。
小石原川は比較的浅めの川なので、結構上流の深いところまで行かないと少し難しいです。
江川ダムより上流域から上にのぼっていくと良いです。
今川・祓川(京都郡みやこ町)
京都郡みやこ町や田川郡添田町を流れる「今川」「祓川」でもヤマメの放流が行われており、渓流釣りを楽しむことができます。
油木ダムや伊良原ダムの上流でヤマメがよく釣れます。
放流ポイントも、みやこ町 蛇渕 キャンプ場~神丸橋(祓川)や、今川から分かれている十津川や油木ダム、丸渕橋でヤマメの放流が行われています。
暑さが厳しくなるにつれてヤマメは上流に移動しますので、夏休みの時期などはより上流を狙うのがおすすめです。
まとめ
福岡県内のヤマメ釣りができる釣り堀は、
・細流(うきは市)
・浮羽つり堀(うきは市)
・篠崎川崎店(田川郡)
・ヤマメの里 エノハ荘(八女市)
・杣の里渓流公園(八女市)
の6ヶ所です。
ヤマメの渓流釣りができるポイントは
・星野川(八女市)
・佐田川・小石原川(朝倉市)
・今川・祓川(京都郡みやこ町)
の4つです。
大自然の中で釣りをしてヤマメを味わうのはなんとも開放感があってリラックスできます。
ぜひ夏休みの思い出作りや避暑のために、ヤマメ釣りに出かけてみてください。