メバルは全国の沿岸部で手軽に釣れるため、多くの人がバスタックルやトラウトタックル、ウキ釣りタックルなどを流用して楽しんでいます。また近年人気が高まっているおかげでメバル釣り専門のルアータックル(メバリングタックル)も登場しています。
今回はメバルの釣り方やタックル、メバルの釣れる時期やポイントなど、メバル釣りの基本的なことをご紹介いたします。
目次
メバル釣りの時期と時間帯

メバル釣りは初冬から初春(11~12月、3~4月ぐらい)が主なシーズンですが、基本的に真夏を除けば一年中楽しめます。
もう少し細かくいうと、東北では春から梅雨(4月~6月)がベスト、暖かい地域では3~5月が目安です。産卵後の2月や夏季は釣りづらいので、それ以外の時期が良いでしょう。
また大型のメバルはゴールデンウィーク前後が釣りやすいとされています。
メバルが釣れやすい時間帯は、朝夕のマズメ時と夜、満潮の前後2時間ぐらいです。
マズメ時とは、日没前後や日の出前後の数時間を指し、魚が活発に動き出す時間帯をいいます。
メバルは基本的に夜に捕食行動をおこす魚なので、夜の釣行の方が釣果が多い気がします。
ただし、メバル釣り初心者の方が夜の釣行に出る際は経験者のアングラーと一緒の方が安心ですね。
メバル釣りのポイント

メバル釣りは、漁港や防波堤、磯場など様々な場所で楽しめます。
メバルは常夜灯の下に集まったプランクトンを捕食しているので、常夜灯周辺や建物の灯りが集まる場所がポイントです。
逆に大型のメバル(尺メバル)は常夜灯のような明るい場所ではなく、船舶やテトラ、石積み、藻の周りなど障害物の影に潜んでいるので、少し暗くて隠れる場所があるポイントを狙います。
海中の岩や消波ブロック、藻の周り、ブイやロープなどの物陰もメバルがつきやすいポイントです。
ただし漁港内では船やブイなどに引っかからないように注意しながら投げましょう。
釣りのタイミングは「満潮の前後2時間」が最適で、この時間帯が夜間になる潮回りが狙い目です。逆に干潮時は水位が低くなり、釣りにくくなります。
小魚の群れがいればメバルの食いが立っている可能性が高いので、水面の波紋や音にも注意を払うと良いでしょう。
メバル釣りのタックル【メバリング】

メバルの釣り方には、ウキ釣り、沖釣り、ルアーフィッシングといった釣り方がありますが、今回はルアーを使用する「メバリング」、中でも一般的な「ジグヘッド+ワーム」という道具を使った方法をご紹介します。
「ジグヘッド+ワーム」は、ワームと言われるソフトルアーに鉛やタングステンなどの重りを付けた仕掛けのことを指します。
「ジグヘッド+ワーム」は釣り初心者の方も扱いやすいので、ぜひマスターして釣りを楽しみましょう。
タックル|ロッド
ロッドの長さは7.6ft前後で、スピニングロッドが扱いやすいです。
また穂先の根元まで張りがあり、穂先に向かって緩い弧を描くような乗せ調子のロッドや、柔軟に曲がるソリッドティップが採用されているロッドが良いですね。
メバル用に作られたメバリングロッドが最適ですが、アジングロッドやエギングロッド、ライトゲーム用ロッドでも代用が可能です。
尺メバルだとトラウトロッドやバスロッド、シーバスロッドもいけます。


タックル|リール
リールの番手(号数)は、数字が大きくなればなるほど大型魚種に向いていると考えてもらって大丈夫です。
メバルは小さいサイズの魚なので、軽めのリールが適しています。
具体的には2000番〜2500番が最適です。
2000番だとアジ釣りにも使用できますし、2500番台だとサバやイワシなども狙えるので、汎用性が高くなります。
尺メバルを狙うなら3000番台でも良いでしょう。
3000番台だとトラウトやシーバスなども狙えます。


タックル|ライン
メバリングに使用するラインは、感度の高い4本撚りのPEラインがおすすめです。
メバルのアタリは小突くようなアタリで小さく分かりにくいです。
なので、細くて低伸度のPEラインを使用することで、アタリを取りやすくします。
PEラインの太さは0.3号前後で、長さは100mか150mを選びましょう。
またPEラインはショックリーダーと呼ばれるメインラインの先に結束するラインが必要になりますので、それも忘れないように!

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タックル|仕掛け・ルアー(ワーム)

今回はメバリングで一般的な「ジグヘッド+ワーム」(ジグヘッドリグ)について説明します。
ジグヘッドとは鉛やタングステンの重りが付いた針のことで、メバリングに使用するジグヘッドの重さは1.5g前後を基準に選びます。
潮の流れや障害物の有無、ベイトの回遊具合に応じて1g~3gの重さを使い分けましょう。
ジグヘッドに使うワームは2インチ前後のものが主流で、ピンテールやシャッドテールがおすすめです。
カラーはオレンジ系、クリア系、白やピンク系などの定番色が良く、メバル専用のものを選ぶと良いですが、アジ用のものも兼用可能です。
ワームはまっすぐフックに刺すことが重要で、泳ぎが乱れないように注意します。
タックル|その他
メバル釣りであると便利なのが、
・夜ならヘッドライト
・ライフジャケット
・移動も多いのでバッグやコンパクトな装備
・ワームケース
・ラインカッター
・プライヤー
・長靴
・クーラーボックス
などです。
特に夜釣りはヘッドライト必須で、手元を明るくしてくれたり遠くを探すのにも便利です。
また魚を探すのに夢中で誤って海に落ちてしまったときのためにも、ライフジャケットは着用しておきましょう。
メバリングの釣り方

メバリングでは、ジグヘッドリグを使用しキャストしてただ巻き(ゆっくりリールを巻く)するだけのシンプルな釣り方が基本です。
メバルは夜に中層から表層に浮かび上方のエサを捕食するため、ルアーはメバルの少し上を通すのが理想です。
メバルの泳ぐ水深(レンジ)は釣りながら探りましょう。
軽いジグヘッドは浅いレンジ、重いジグヘッドは深いレンジを狙え、着水後に待ってルアーを沈めることで深場も攻められます。
キャスト後はルアーを少し沈め、一定層をゆっくりリトリーブ(リールを巻いてルアーを泳がせる)します。
リールは一定の速さでゆっくり巻き、ルアーが横方向に一定のレンジを泳ぐようにイメージするのがポイントです。
メバルを誘うときはリフトアンドフォール(ルアーを上下に操る)でメバルにアピールしましょう。
リトリープ時にヒットしたらググッと引っ張るようなアタリが、フォール時にヒットしたらカツン!といったアタリがでるので、即座に合わせます。
釣れたメバルが10cm以下の個体、抱卵している個体はリリースするのがマナーです。(メバルは成長するのに時間がかかる魚で、場所によっては減少傾向のため)
メバルを持ち帰る場合はその場で絞めて血抜きを行いましょう。
メバルの下処理とおすすめ料理法
メバルはすぐ調理する場合も保存・熟成の場合も、エラ・内臓を取り、血合いを洗い流しておきます。
またすぐ調理する場合は鱗も取りましょう。
調理方法に応じて頭を切り落としたり三枚に下ろしたりしてください。
メバルの料理で定番なのは、煮付けとムニエルですね。
煮付けはしょうゆ・みりん・砂糖・酒・水で作った煮汁に、メバルの他、ネギやゴボウ、しめじなどを合わせて煮ると美味しいですよ。
メバルのムニエルは、薄力粉をまぶしたメバルを焼くだけのシンプルなレシピで、作りやすくて美味しい定番メニューです。
レモンやハーブを添えるほか、トマトソースと合わせても良いですね。
まとめ

メバル釣りは虫系のエサも使わずワームで釣れる、比較的簡単な釣りなので、釣り初心者の方にも人気の釣りです。
釣って食べるのも1つの醍醐味なので、ぜひメバル釣りに挑戦してみてください。