タックルも特別なものが必要なく、比較的ハードルも低く始めやすいイサキジギング。今回はタックルからおすすめジグ、コツまでまとめます。
投稿者プロフィール
私が釣りを始めたのは20台前半と遅咲きの釣り人ですw
一箇所に通いつめるということができずに、半分旅行気分であっちこっちの磯に行くの好きです。
おかげで全く釣果には恵まれず、磯の上でグータラしてばかりです。
釣技は全くダメですが、釣具の査定は絶対的な自信を持ってます。
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目次
イサキジギングの魅力
イサキジギングにはいろいろな魅力があります。まず連続ヒット・数釣りも可能なことが挙げられます。イサキは群れをなしているので、タナやジグのカラーなどの当たりが分かると次々にヒットを狙えます。引きもしっかりしているのでファイトそのものも楽しめます。
また、刺身・焼き・煮付け・から揚げなど、どんなふうに料理しても美味しいのも魅力です。新鮮な刺身は脂が乗ってとても美味しくいただけます。産卵期となる梅雨時は腹がパンパンになるほど白子・真子が大きくなります。白子・真子も美味しく、梅雨時のイサキは食材としても大変人気があります。
イサキ釣りのシーズン
5~8月にシーズンを迎えます。特に梅雨の時期の6~7月の乗っ込みはおすすめです。産卵のため浅場に群れで寄ってきて釣りやすくなります。産卵期も身の味が落ちないため、身に加えて白子や真子も楽しめます。
船で釣る
イサキ釣りというと船釣りが基本です。船から釣るときはオキアミを使ったコマセ釣りがメインですが、もちろんジギングでも釣れます。ジギングでは真下に落とすバーチカルジギングが主流です。タナは30~40mをメインに、15~50m、場合により70mぐらいまでが範囲になります。船頭さんの指示に従いましょう。長さごとに色を変えてあるラインを使うと、タナを把握しやすくておすすめです。またジグもタナに合わせて重さを変えて使い分けます。
堤防で釣る
陸からは、やはりオキアミを使ったカゴ釣りがメインですが、最近はSLJが流行しています。SLJは初心者でも狙いやすく、堤防からなら初心者でも安心です。
ポイントは、堤防でも磯でもベイトがいるところです。鳥の動きや潮目を見てベイトがいるところを狙いましょう。
堤防に限らない話なのですが、イサキは夜になると餌を求めて上層に浮いてきます。そのため、(昼でも釣れますが)昼よりも夜の方が釣りやすくなります。堤防は足元が不安定なこともなく安全なので、夜に釣るのもおすすめです。
磯で釣る
堤防同様、磯もオキアミのカゴ釣りがメインです。もちろんSLJでも釣ることができます。
ポイントは大きく分けて4つあります。潮目・瀬際・足元の壁・サラシです。潮目はベイトが集まりやすい場所なのでぜひとも狙っていきましょう。また瀬際のようなストラクチャーにもイサキが集まります。壁も狙い目ですが、とくに足元の壁が有望です。またサラシが広がったときにただ巻きするのもヒットが期待できます。
磯は足元が変化に富んでいて危険です。初めは経験者と一緒に行きましょう。また磯靴やライフジャケットを用意するなど、装備も万全にしてください。
イサキジギングのタックル
特別な用意をしなくとも、一般的なSLJやライトジギングのタックルで問題ありません。
ロッドは6~7フィートのSLJ用(スピニングロッド・ベイトロッドどちらでも)が基本です。堤防なら9フィート前後、磯なら10~11フィートぐらいでもOKです。特に磯は大型魚もかかる可能性があるためです。
【おススメロッド】
シマノ オシアジガー LJ [OCEA JIGGER LJ]
リールは、スピニングリールが扱いやすく有利です。2500~3000番を使います。ベイトリールは船のバーチカルジギングに適しています。ベイトリールはPE1が200mぐらい巻けるぐらいの、一般的なSLJ用でOKです。
【おススメリール】
グラップラー CT(XG) [GRAPPLER CT]
ラインはPEの0.6~1号を使いましょう。
【おススメPEライン】
クレハ シーガー PE X8 グランドマックス
ジグサビキのタックル
最近話題になっている、ジグサビキ(ジギングサビキ)についても軽くまとめます。これはサビキ釣りとジギングを組み合わせたもので、サビキの下にジグを付けて釣ります。ジグサビキは、オフショア・堤防・磯どこでもできます。
ロッドやリールはジギングと同じで大丈夫です。ロッドがトータルの重量に耐えられるかだけ注意しましょう。ラインはPE1~1.5号ぐらいが目安です。大物がかかった時のために、もっと太いものを使う人もいます。
サビキはジグサビキ専用の仕掛けを使います。通常より針が少なく仕掛けが短めになっています。ジグは場所や水深で使い分けます。
キャスト・着水したら、あまりシャクったりせずリトリーブでゆったり誘いをかけましょう。
【おすすめジグサビキ仕掛け】
OWNER(オーナー) 遠投ジグサビキ 3本針
どんなジグがおすすめ?
ジグは、小型のタングステン製がおすすめです。いくつか理由があります。イサキは口が小さく狙う餌も小さいので、小型のジグが最適です。タングステン製はフォールスピードが速いのが特徴です。そのためイサキの群れの中を通す回数を増やすことができ、能率よくヒットを狙うことができます。またメインのタナとなる水深30~40mは潮流もあります。タングステン製は潮の流れの影響を受けにくいため、その点でも適していると言えます。
重さは40gぐらいをメインに、30~80gぐらいの間で違う重さのものを複数用意します。水深が比較的浅いので、色についてはキラキラ光るシルバー・ゴールド系が定番です。
【おススメのジグ】
メジャークラフト ジグパラ タングステン
なお、リアフックも必ず装着しましょう。イサキはフォール中のアタリが多く、ほとんどがリアフックに掛かっているからです。
イサキジギングのコツ
アクションは、軽くシャクリながら巻き続けるワンピッチジャークか、着底直後からのただ巻きが基本です。あまりせわしなく動かさずに、ゆったりと誘います。フォール時のヒットが多いのでキャストしたら気を抜かずに。
イサキは口が柔らかいため、バラシが多くあります。バラシを避ける工夫が必要です。ヒットしたら強く合わせたり強引なやり取りをするのは禁物です。ドラグは緩めにしておいた方が安心です。
無理に引っ張ると針が外れたり口切れしたりするので、ランディングまで気を抜かないようにしましょう。海中でネットインさせた方が無難です。
まとめ
船ではバーチカルジギングが主流です。タナは船頭さんの指示に従いましょう。
堤防では、ベイトがいるところがあったらそこを狙います。夜釣りもおすすめです。
磯は、潮目・瀬際・足元の壁・サラシがポイントになります。タックルは一般的なSLJやライトジグのタックルが使えます。ロッドは6~7フィートぐらい、リールは小~中型のスピニングリールかベイトリール。スピニングリールの方が扱いやすいですが、船ならベイトリールが有利です。ジグサビキの場合は、ジグサビキ専用の仕掛けの下にジグを付けます。ジグは小型のタングステン製がおすすめです。重さは40gをメインに、違う重さのものを複数用意しましょう。色はシルバー・ゴールド系。リアフックは必須です。ワンピッチジャークかただ巻きで誘います。ヒットしたらバラシに要注意です。
うまくいけば数釣りもOKのイサキ。ロッドやリールも流用がきくので、気軽に楽しんでみてください!