中でも、陸(ショア)からのヒラマサ釣りは急激に人気を集めており、他魚種のルアーフィッシングからの転向者も増加しています。
釣り人の中では『ショアプラッキング』とまとめてジャンル分けをされており、青物特有の強烈な引きと食用としての質の良さからヒラマサをメインターゲットとして狙っている釣り人も増加してきています。
そんなヒラマサを”陸からルアーで狙う”というのが、難易度が高く非常にエキサイティングであるため昨今人気の釣法となっています。
今回は人気上昇中の”陸からのヒラマサプラッキングゲーム”におすすめのルアーをご紹介します。
投稿者プロフィール
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好きな釣り:磯上物、底物、SWルアー
私が釣りを始めたのは20台前半と遅咲きの釣り人ですw
一箇所に通いつめるということができずに、半分旅行気分であっちこっちの磯に行くの好きです。
おかげで全く釣果には恵まれず、磯の上でグータラしてばかりです。
釣技は全くダメですが、釣具の査定は絶対的な自信を持ってます。
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目次
ヒラマサとは
まずはターゲットとなるヒラマサについて知っておきましょう。
ヒラマサはスズキ目アジ科に分類される海水魚の一種であり、アジ科魚類の最大種です。
全世界の亜熱帯・温帯海域に分布しており、もちろん日本でもお目にかかることができる魚です。
ブリと見た目が非常に似ており、素人目には見分け方もさっぱりわかりません。
しかし、『ブリ』と『ヒラマサ』には見た目以上に大きな違いがあり、ヒラマサを釣り上げたとなれば他の釣り人からの賞賛の声が上がるほどです。
お寿司のネタや刺身としても有名で、ブリと比べて臭みが少なくコリコリとした食感は全く別の魚なんだということを実感させてくれます。
ショアプラッギングに適したポイント
本来なら船(オフショア)からの釣りが一般的な青物。
ショアプラッギングでは、それを陸から狙おうというわけであり様々な条件が必要となってきます。
1.外洋に面しており、潮通しの良いところ
2.十分な水深があるところ
3.エサとなる小魚が接岸しやすい地形であるところ
4.足場の比較的低いところ
船からの釣りと違い、陸からの釣りでは『どうやってルアーを食わせるか』ということ以外に『どうやって釣り上げるか』を考えなければいけません。
少ないチャンスの中から魚を掛けるのも難しいですが、さらには掛けた後の魚を釣り上げるまでも難関です。
自分の立っているポイントで如何に魚を釣り上げるかを事前に考えておかなければ、せっかく掛けた魚をラインブレイクで逃したりすることもあります。
初心者の方は防波堤から始めてみることをおすすめしますが、青物が回遊してくる防波堤はポイントの絶対数が限られるため場所取りの競争率は高いでしょう。
ショアプラッギングで使用するルアーとは
ショアプラッギングでは基本的にダイビングペンシルと呼ばれる種類のルアーを使用します。
状況によってはポッパーやシンキングペンシルなどのルアーをローテーションに加えるとさらに釣りの幅が広がるでしょう。
ダイビングペンシルは水面直下型のルアーであり、ジャークのアクションとともに水中にルアーを潜らせるといった動作を繰り返し行います。
まさにルアーを水中にダイビングさせることで初めて効果を発揮するルアーであり、アクションを思い通りにおこなえる様になるには練習が必要です。
サイズは120~180mm前後のサイズのものが一般的です。
ポッパーはトップウォータープラグの最もポピュラーなルアーです。
ヘッド部分に設けられたカップが水を噛み、スプラッシュを発生させて魚を誘います。
ダイビングペンシルと同じ様に、正確なアクションをさせるには練習が必要です。
前記2種類のルアーが水に浮くタイプのルアーであるのに対し、シンキングペンシルは水中に沈むタイプのルアーです。
魚の表層への意識が低くダイビングペンシルやポッパーなどに反応がない場合や、反応はあっても針掛かりの悪い状況で使用するのがおすすめです。
アピール力の低いルアーになりますが、状況によってはこちらの方が釣果に繋がる場面もあるため、一つは持っておくと役に立つルアーでもあります。
おすすめのダイビングペンシル
FCLLABO T.B.O
適度な浮力とクイックなS字アクションで安定した操作性を持っているダイビングペンシル。
大きな特徴はないですが、使いやすいから投げてしまう。
使用頻度が高いから必然とよく釣れるルアーになってしまう、そんなルアーです。
価格的にも初心者におすすめです。
ハンマーヘッド チェリーパイ
お目目のハートマークが可愛いハンマーヘッド チェリーパイ。
ウッド製のダイビングペンシルであり、浮力が高いのが特徴です。
ダイブ時にはダイブ音と泡を発生し、泡を纏いながらのスライドアクションで魚を誘います。
人気と実績を兼ね備えたルアーです。
カーペンター ブルーフィッシュ
元々はオフショアのキャスティングゲーム用のダイビングペンシルです。
入手が困難なこともあり、価格はルアーとしては破格の値段となっていますが、人気と実績は折り紙付きです。
水面下を不規則なS字アクションで泳ぎ高い集魚力を誇ります。
ブランド自体の人気も非常に高いために青物釣りをメインに楽しんでいる方は必ずといっていいほど所有している”超”人気ルアーです。
ロンジン ジンペン
その形状とウエイトバランスよってもたらされる飛距離はショアからの釣りにおいて絶対の武器となります。
アクションも良く、全体的なバランスに優れたルアーです。
激しいダイブ音とスプラッシュで深場の魚に対しても猛烈にアピールしてくれます。
ロッドアクションに対してのルアー自体の反応もいいため、初心者にもおすすめのルアーです。
ジャンプライズ ララペン
柔らかく繊細なアクションが最大の特徴のルアーです。
ショアプラギングのフィネス的な位置付けのルアーと言えるかもしれません。
おすすめのポッパー
スミス A CUP
ハンマーヘッド社とのコラボレーションにより誕生したポッパー。
ウッド素材のため、樹脂製のものに比べ水噛みの良いのが特徴です。
ロッドアクションの強弱に合わせてアクションの質が変化するため非常に汎用性の高いルアーです。
シマノ オシアスポウター
せり出したカップ上部によってしっかりとしたスプラッシュを生み出します。
コンパクトながら幅のあるボディーでアピール力も抜群。
カップから取り込んだ水流を背中に設けたバブルチャンバーを通して放出すること長時間ボディーに泡を纏いながらアクションすることが可能。
見た目からは想像できないほどのアピール力を誇ります。
マリア ポップクイーン
アクションにクセがなく操作性に優れた万能型のポッパー。
カップが浅めに作られているため、強めのスプラッシュを発生させるのにはコツが必要です。
波の高い日や足場の高いところでは扱いづらいため、使用するシチュエーションが限られてしまうのが難点です。
スカジットデザインズ パンプキン
ひょうたん状の独特な形状が目を引くポッパー。
軽量ながらもウエイトバランスに優れ、安定した飛行姿勢から生み出される飛距離はルアー重量からは想像もできないほどです。
カップが深く、軽い力で十分なスプラッシュを発生するため、初心者にも扱いやすいポッパーです。
おすすめのシンキングペンシル
CB ONE(シービーワン)OZMA オズマ
表層を逃げ惑うベイトをイメージさせるシンキングペンシル。
ヒラヒラと水平フォールすることでリアクションバイトを誘発します。
ルアー強度も十分に確保されており、大型魚とのファイトにも余裕を持って対応できます。
タックルハウス コンタクト・ブリット シンキングワークス
ウエイトのあるルアーのため必要な飛距離も十分に確保できます。
大きな特徴はないですが、ぽってりとしたファットボディーが思わぬバイトを誘発してくれます。
可変式のオモリがラトル代わりに絶妙なサウンドを奏でているのかもしれません。
ジャンプライズ ぶっ飛び君
小型軽量シンキングペンシルです。
飛行姿勢が安定しているためキャスト時にはウエイトの軽さを補ってくれ、飛距離の確保に貢献してくれます。
小型ボディーのためアピール力は低いですが、なぜかよく釣れます。
よく釣れるのですが、サイズが選べないところが難点です。
ワラサクラスもバンバン掛かります。
どうしても1本釣りたいといった時に活躍してくれるルアーです。
マングローブスタジオ アトゥーラ
レベルシンキング設定でフォール時には瀕死状態のベイトフィッシュの動きを演出。
フォール時とトゥイッチでの動きがよく、さらには飛距離も十分に出せるために使い勝手がいいルアーです。
まとめ
まだまだルアーの種類が少なく、ここに紹介したルアー以外でも効果的なルアーが発見できる可能性を秘めています。
多くの釣果報告があがっているルアーを試しながら腕を磨き、自分なりの釣り方を探求するのもショアプラッギングの楽しみの一つでもあります。
ヒラマサ釣りは釣りやすいシーズンというものはもちろんありますが、比較的オールシーズン楽しめるジャンルでもあります。
他の釣りで物足りなさを感じてきたといった方は、強烈な引きを楽しめるヒラマサ釣り『ショアプラッギングゲーム』を初めてみてはいかがでしょうか。