発売から約8カ月が経過し、おかげさまで沢山のユーザー様にご使用いただいてます。
不具合&故障件数はバッテリー本体、チャージャー共に0件、品質もさる事ながら、同コンテンツを熟読いただいたユーザー様も多く、使用〜保管法など正しい知識を持って取り扱い頂いている皆様のおかげでもあります。誠に有難うございます。まだリチウムイオンバッテリーの使用と保管方法について読まれていない方は是非ご一読下さい。(リチウムイオンバッテリー「ENERGY」の正しい使用方法と劣化を防ぐ保管方法)24Vに関しては2ndロットも完売し、次回入荷は6月中旬から後半の予定をしております。
ご予約をいただいている皆様、もうしばらくお待ちください。そして今回は、昨年よりテストしてます「ENERGY Bluetooth搭載モデル」とBluetooth搭載のリチウムイオンバッテリー事情についてご紹介致します。
投稿者プロフィール
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好きな釣り:ブラックバス、ヒラマサ
幼少期(当時3歳)に祖父に連れられ、管理釣り場にマスを釣りに行ったのが私の魚釣りとの出会いでした。
釣りをしながら成長し、今では仕事も釣り関係。そんな私の人生で養った事が少しでもこの釣行ガイドで役に立てば光栄です。
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目次
Bluetoothとは
「Bluetooth®︎(ブルートゥース)」とはデジタル機器間の近距離データ通信に使う無線通信規格の1つです。
世界で仕様が統一されている標準規格であるため、対応する機器なら世界各国で通信が可能です。
車のオーディオ、キーボード、ワイヤレスイヤホン、Airdropなど説明不要な程、私生活で馴染みのある通信システムです。
Bluetooth搭載リチウムイオンバッテリー
そんなBluetoothですがリチウムイオンバッテリーにも搭載したモデルが登場しています。
リチウムイオンバッテリーの導入を検討中、または実際に使用されている方なら一度は目にした事がある方も多いのではないしょうか?
スマートフォン、タブレットなどをバッテリーのBluetoothで接続し、専用アプリを通して「残量」「電圧」「サイクル回数」「使用電力量」などのバッテリー情報を確認できると言う優れもの。
リチウムイオンバッテリーからBluetoothを発信しスマートフォンのアプリで確認・・・
聞いているだけでも現代を感じるワードですが、この「Bluetooth(ブルートゥース)」の使用には世間ではあまり知られていない大きな落とし穴が存在するのをご存知でしょうか。
Bluetooth搭載リチウムイオンバッテリーの落とし穴
実は「Bluetooth(ブルートゥース)」を日本国内で使用するにはBluetooth SIGが定めている「Bluetooth認証」と日本国内電波法の基準にクリアした「技術基準適合証明(技適)」の取得が必ず必要になります。
家庭用コンセントから電源を取る機器やバッテリーチャージャーなどに必要な電気用品安全法の「PSE」の取得と同じと思って頂ければわかりやすいと思います。
PSE同様に適合証明のない物を使用すると厳しい罰則が課せられます。
しかし、PSEとの大きな違いは「PSEは販売者又は販売元会社が罰則」を受けますが、
技術基準適合証明(技適)の場合は「販売者ではなく使用者が罰せられる」決まりとなっています。
「技術基準適合証明(技適)」のないBluetooth搭載の製品を使用すると「電波法違法」となり、
・「1年以下の懲役若しくは100万円以下の罰金刑」
さらに、公共の電波を阻害した場合は
・「5年以下の懲役若しくは250万円以下の罰金刑」
知らず知らずに釣りをしてて、懲役や罰金なんてたまったもんじゃないです。
因みに電波法というのは日本だけでなく、国ごとに定めが異なってきます。
海外ではOKだけど、日本ではアウト。なんてこともざらにありますのでご注意ください。
皆様が検討or所有されているBluetooth搭載リチウムイオンバッテリーには「技術基準適合証明(技適)マーク」はついていますか?
技適マークの確認は総務省の「電波利用ホームページ」で確認することができます。
技術基準適合証明を受けた機器には必ず「技術基準適合証明番号」「技適マーク」が与えられています、Bluetooth搭載リチウムイオンバッテリーを購入、使用する場合は事前に調べる事をおすすめします。
弊社調べですが、現段階では技適マークを取得したBluetooth搭載リチウムイオンバッテリーは無いのではないかと思います・・・
ENERGYバッテリープロトモデル(for Bluetooth)
昨年より開発を進めている NEW ENERGY Bluetooth搭載モデルですが、すでにBluetoothを搭載したプロトモデルは完成しテストを行なっております。
プロトモデルはBluetooth認証と技適マークを取得したBluetoothモジュールを搭載していますが、現時点のモジュールではコスト面が現実的ではない。。。
その他にも、Bluetoothモジュールの耐久性や受信端末用アプリなど、コスト面と実用性を考えてトライアンドエラーを繰り返しています。
「品質」「コスパ」の良さは譲れないので、あと1年、、いや1年以上かかるかもしれません。。気長にお待ち頂けると幸いです…
まとめ
「電波法」「Bluetooth認証」「技術基準適合証明(技適)」
生活の一部となっている「Bluetooth」にも様々な規定がある事は私自身もENERGY Bluetooth搭載モデルの開発に着手して知りました。
現在Bluetooth搭載バッテリーをお使いの方はその商品が国内で使用できる物なのか今一度確認してみて下さい。
また、リチウムイオンバッテリーは高価な買い物になりますので、導入がまだの方はしっかりと吟味し購入して下さいね。