サーフや河口といった比較的身近な場所で狙えるのも、初心者には入門しやすいポイントです。
タックル選び、釣れるポイント、狙い目の時間帯、ルアーの種類まで、初心者が釣果アップのために知っておきたい最低限のことを解説します。これを見て基本をしっかりと習得しましょう。
投稿者プロフィール
私が釣りを始めたのは20台前半と遅咲きの釣り人ですw
一箇所に通いつめるということができずに、半分旅行気分であっちこっちの磯に行くの好きです。
おかげで全く釣果には恵まれず、磯の上でグータラしてばかりです。
釣技は全くダメですが、釣具の査定は絶対的な自信を持ってます。
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目次
シーバスとは?
シーバスとは和名で鱸(スズキ)と言い、生息域は北海道南部から九州沿岸、朝鮮半島までになります。
出世魚で地方によって呼び名が変わり、関東地方では1年魚の30cm前後をセイゴ、2年魚の60cm前後をフッコ、90cm前後をスズキ、関西地方ではフッコのことをハネなどと呼ばれます。大きい個体は130cm以上にもなります。そんな鱸(スズキ)には、マルスズキ、ヒラスズキ、タイリクスズキの3種類あります。
マルスズキ
幅広い塩分濃度に適応できるため生息域は主に河川やサーフ、湾内、磯までに至りますが、あまり潮通しの良い磯は好みません。産卵は冬に行われ、時期や時間帯により、回遊行動が異なります。夜から朝方に捕食し、小魚が入り込む場所に回遊してきます。一般的なシーバスフィッシングの対象魚はこのマルスズキのことです。
ヒラスズキ
マルスズキから枝分かれした種類になり、暖海性で塩分濃度の濃い場所を好みます。小さい時期は、まだ低塩分の適応能力が残っており稀に河川などで釣れることがあります。通常は水深30mから50mで生息していますが、海が荒れると比較的浅場に来て補食をおこないます。
磯場で海が荒れている時に波しぶきをかぶりながら狙っている魚がこのヒラスズキです。
捕食が下手な魚でいかにルアーを食わすかとゲーム性が高く、ヒラスズキ中毒の釣人は非常に多いです。
タイリクスズキ
タイリクススズは元来日本には生息していない外来種で90年代に養殖していた個体が逃げ出し繁殖したものと言われております。
主に東シナ海、朝鮮半島、中国大陸沿岸に生息しており、漢字では七星鱸と呼ばれ、成魚にも、全体的に黒点があります。
稀にマルスズキの成魚にも、幼魚斑(黒点)が見られる場合がありますが、背中側に限られることから見分けが出来ます。
一部の地域では稀に釣れることもありますが、狙って釣れるというよりシーバス狙っててタイリクスズキがたまたま釣れたということが多いようです。
ロッドやリールの選び方
初心者におすすめのロッド
シーバスロッドは多くのメーカーで発売されていますが、量販店で店頭に在庫があり、実際に触って見て選べるものが良いでしょう。
ダイワ(ラブラックス AGS 96Mラテオ 96M・Q 、シーバスハンター96M)
シマノ(ルナミス S906M、ディアルーナ S906M、ムーンショット S906M)
長さが9ft(2.7m)前後で、硬さはメーカーによって若干違いはありますが、M(ミディアム)クラスが初心者にはオススメです。汎用性が高く、軽いルアーから少し重たいルアーまで投げることができ、初心者には少し柔目の竿の方が投げやすいです。
初心者におすすめのリール
ダイワ(セルテート2510PE-H、カルディア 3012H、フリームス 3012H)
シマノ(エクスセンス C3000M、ストラディック C3000HG、ツインパワー3000HGM)
PEライン1号前後が200mほど巻けるサイズで、ダイワ、シマノ製でいうと2500番から3000番台、ギア比の高いハイギアタイプがオススメです。
ハイギアの方がルアーがどのように動いているのかわかりやすく、自分の思っているように操作をしやすいです。ルアーの回収も早く手返しも早くなり効率の良い釣りができます。
シーバスが釣れる時間帯とポイント
シーバスはポイントによって釣りやすい時間帯が変わります。
行く場所と釣れる時間帯を明確に知っておくことで効率よく釣果を上げることができます。
サーフ、防波堤、湾内、河口とシーバスのメジャーポイント別に解説していきますね。
サーフ
サーフは主に日中での釣果が見込めます。ベイトフィッシュ(シーバスが捕食する小魚)が日中に入り込むことが多く、そのベイトを追いかけてシーバスが回遊してきて釣りやすい状況になることがあります。
防波堤
堤防には穴が空いてあるところや、海底にテトラが組んであるところなどがあり、シーバスの隠れ家になります。意外にも自分が立っている足元に潜んでいることもあるのです。このような場合はテクトロ(テクテクトローリング)と呼ばれる、歩きながらルアーを引いてくる方法で釣果が出ることもあります。
湾内
日中より夜間での釣果が見込めます。狙い目のポイントは常夜灯周りなど、明かりがある場所です。そのような場所には小魚が多くたまり、シーバスがその明かりの陰に潜み捕食活動を行います。シーバスは警戒心が強いため、海に人陰を落とさないように釣ることも重要なポイントです。
河口
海に生息する生物に加え、淡水、汽水域に生息する生物もシーバスのエサとなります。そのためシーバスがエサを求めて河口へ入り込みます。
橋などといった人工物(ストラクチャー)も多くあるため日中も夜間も時間を問わず釣れる場所と言えます。
ルアー選び
効率的に釣るためには、ポイントのレンジごとでルアーの使いわけを行いましょう。大きく分けると表層・中層・ボトムの3つに分けてルアーを通していきます。
ポッパー・ペンシルベイト
表層のルアーの代表的なものになります。マズメ時などベイトが浮いていて、シーバスが表層を意識している状況が目で見てわかるときはまず投げてみましょう。
シンキングペンシル
表層より少し下(サブサーフェイス)を狙う場合はシンキングペンシルがオススです。シーバスが表層を意識しているが、ポッパーやペンシルベイトなど他のルアーで反応がないときに有効です。アクションが地味ですが、食い気が立たないスレたシーバスにも効果があります。
フローティングミノー
表層から1m以内を探るルアーで、捕食のため浅場に入り、警戒心の薄いシーバスを狙う場合にパイロットルアーとして使われることが多いルアーです。
シンキングミノー
中層付近を探るルアーで、表層では反応がない場合にカウントダウンすることで、中層からボトム付近まで探ることが可能です。
バイブレーション
中層からボトム付近を探る場合に使います。巻くと小刻みに震え、アピール力が強いため、ボトム付近にいる低活性のシーバスにも有効なルアーです。
シーバス釣果アップのまとめ
- シーバスの生態を知ろう。
- ポイントと時間帯を絞って釣行に行く。
- 日中は朝まずめとストラクチャーを狙う。
- 夜間の常夜灯周りは外さない。
- ポイントの水深毎にルアーを変える。
釣ったら美味しくたべよう
釣ったらまずは下処理を!
1.〆(絞め)
まず釣上げたらしっかり絞めましょう。頭を左にしてお腹を手前にします。
エラの付け根と目の間のあたりにナイフを刺し絞めます。
2.血抜き
次にエラを開き、エラの膜と下から2番目のエラを切りましょう。
尾ヒレの付け根の真ん中にナイフを刺し切ります。
魚をくの字に曲げると血の放出がスムーズに行われます。
その後にバッカンやクーラーに海水を溜め、血の放出と洗い流しを行います。
この血抜きを怠ると、身に血が残り、臭みがでて白身の淡白な味わいが損なわれます。
血抜き
ムニエルが美味しいです!
キッチンペーパーで水気をとり・両面に塩、胡椒・両面に小麦粉・オリーブオイル、バター・皮目から焼きます。・ライム・ひっくり返して・ソースはワイン(料理酒でも可)、バター・ソースをかけて完成です。
他にも刺身はもちろん、昆布締めやバター焼き、フライが美味しいです。白身でクセが少ない身質なので、いろいろな料理を試してみましょう。