バス釣りにおいて、ワーム(ソフトルアー)の使い分けは釣果への第一歩です。ワームの中でも万能で使い勝手の良い「シャッドテール」は、ただ巻きでナチュラルな動きが出せ、ブラックバスの本能をくすぐるワームです。
シャッドテールはシルエットやカラーが豊富でかなりのバリエーションがありますが、その中でも特に人気が高く、実績のあるシャッドテールワームを5つご紹介します。
また、シャッドテールの付け方やアクション、保存の際の注意点なども合わせて解説します。
投稿者プロフィール
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好きな釣り:ブラックバス、ヒラマサ
幼少期(当時3歳)に祖父に連れられ、管理釣り場にマスを釣りに行ったのが私の魚釣りとの出会いでした。
釣りをしながら成長し、今では仕事も釣り関係。そんな私の人生で養った事が少しでもこの釣行ガイドで役に立てば光栄です。
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目次
- おすすめのシャッドテールワーム5選
- おすすめ|スイングインパクトファット(ケイテック)
- おすすめ|ハートテール(ゲーリーヤマモト)
- おすすめ|ドライブシャット(O.S.P)
- おすすめ|フルスイング(レイドジャパン)
- おすすめ|アンモナイトシャッド(ジャッカル)
シャッドテールワームとは
ワームとは、バスなどフィッシュイーターのベイトとなる小魚の形状・動きを模して作られたソフトルアーを指します。
シャッドテールワームはシンプルな直線ボディにテールが付いているのが特長で、テール部分は水を受けて左右に振れるよう設計されており、ただ巻きするとテールを左右に振ってターゲットにアピールします。
さらに細かく分けると、ボディがストレートのものはタイトな泳ぎでロールアクションとともに小刻みにテールが揺れます。
一方ボディに厚みと丸みがあるものはスイミング姿勢が安定しており、ボディ全体で波紋を描きながらアピールできます。またテールの動きも比較的大きめです。
かなり細かな違いですが、バスの食いつきでより適したワームを選ぶためにも、ワームそれぞれのアクションの違いを知っておくことは重要です。
おすすめのシチュエーション
シャッドテールが特に活躍するのが
・フィールドサーチ
・カバー(浮草や流木、水生植物など)の多い場所を攻める
・春先などデカバス狙い
・バスがスレている時
といったシーンです。
フィールドサーチ
シャッドテールは手返しの良さに加え、ただ巻きでも波紋を作ってフィールドに潜んでいるバスを出すことができるので、テンポよくフィールドサーチを行いながらバスを誘える点に優れています。
またカバーが多かったりストラクチャーが複雑なフィールドにおいては、障害物に引っかかりにくいもの嬉しいポイントです。
デカバス狙い
春先に姿を現しだすデカバスはベイトフィッシュを好んで捕食する傾向にあります。
シャッドテールのナチュラルなスイムアクションがデカバスの食いスイッチを入れてくれますよ。
バスの食いが渋い(スレている)とき
バス釣りでハードプラグを使っていると、バスが段々とプラグを見切ってきて、食いつきが悪くなったと感じる時が多々あります。
そんな時に活躍するのが、シャッドテールワーム!
ハードルアーには全く寄り付かないバスでもシャッドテールを使えば、途端に振り向き食いつくようになります。
ただし、同じシャッドテールをずっと使っているとスレるのが早くなりますので、形状やカラーの異なるワームをこまめにローテーションしましょう。
おすすめのシャッドテールワーム5選
今回はバス釣りに使うシャッドテールの中でも、バスプロにも人気で実績のあるワームを5つ厳選しました。
バス釣りはやったことがあるアングラーでこのワームを持っていなかったら、すぐに揃えてほしいワームばかりです。
おすすめ|スイングインパクトファット(ケイテック)
サイズ:2.8inch / 3.3inch / 3.8inch / 4.3inch / 4.8inch / 5.8inch / 6.8inch / 7.8inch
カラー:8色(6.8inch / 7.8inch)/ 17色
スイングインパクトファットは、ボディにメリハリがあり大きく揺れるテールアクションが特長のワームです。
腹部にネイルシンカー用の穴が2ヶ所あるので、このリグによってノーシンカーより深いところを上ずることなく引くことができます。
その他、テキサスリグやジグヘッドリグ、ジグトレーラーなど組み合わせ自由で使いやすさも魅力の1つです。
狙った場所にキャストしやすく、使い勝手の良さと抜群のアピール力で海外からも人気の高いシャッドテールワームです。
おすすめ|ハートテール(ゲーリーヤマモト)
サイズ:5inch
カラー:10色
ハートテールと名のつくとおり、ハート形のテールのダイナミックな動きと安定したスイング姿勢が特徴のワームです。
ウォブリングとロールのバランづが6:4に設計されているので、ボディ全体で絶妙なウォブロールアクションを演出し、くっきりとした波動を出すことでバスに強くアピールできます。
おすすめの使い方は、5/0クラスオフセットフックを使用したノーシンカーリグです。
投げて水面直下を巻くだけでバスの方からアプローチしてくれますよ。
ウェイテッドフックでレンジ調節をするのも良いですね。
他にもスイムジグやテキサスリグにもマッチします。
おすすめ|ドライブシャット(O.S.P)
サイズ:3.5inch / 4inch / 4.5inch / 6inch
カラー:36色
幅広いリグへの対応とカラーバリエーションが豊富なシャッドテールワームです。
特に4インチのサイズはノーシンカーのみならず、テキサスリグ、ジグヘッド、ウェイテッドフック、キャロライナリグ、ジグトレーラーといった幅広いリグへマッチします。
ノーシンカーで素早く引くと、水面を激しく飛沫をあげながらバスにアピールできたり、逆にゆっくり巻いて表層や水面下をキープしながら泳がせることもでき、ゆっくり巻いてもテールがしっかり動くのが最大の特徴です。
また他のシャッドテールと異なり、ドライブシャットテキサスリグではフォールでも食わせることができます。
水中のストラクチャーが多い場所でも、軽く煽って障害物をうまく乗り越えながら泳がせることができます。
おすすめ|フルスイング(レイドジャパン)
サイズ:3.5inch / 4inch / 5inch
カラー:各サイズに10色
尾のくびれ部分のシャープなカーブと、先端が細くなったスリムな形状が特長のシャッドテールワームです。
自重が約19gと重めに設定されているので、ノーシンカーでもロングキャストすることができ、遠くのポイントを狙うこともできます。
超低速リトリーブでも、全身がダイナミックに動いてバスにアピールしてくれます。
またデッドスローリトリーブでも沈みすぎることなく狙ったレンジをゆっくりと泳がせることができ、カバー部分や深い場所に潜んでいるバスにもしっかりアピールできます。
おすすめ|アンモナイトシャッド(ジャッカル)
サイズ:3inch / 4.5inch / 5.5inch
カラー:20色
ボリューミーなシルエットと強い波動でバスに猛アピールできるシャッドテールワームです。
超スローリトリープでバスにプレッシャーをかけずに誘いながらも、強波動のアピール力で存在感を際立たせてサイズの大きなバス(メス)を釣る、という器用なことができてしまいます。
ノーシンカーやウェイテッドフックを使用したシャロー攻略から、トレーラー、テキサスリグやジグヘッドまで幅広く使えます。
バスのサイズアップを狙いたい時におすすめのワームです。
シャッドテールワームの付け方と向き
まず最初にフックを刺す位置と抜く位置をあらかじめ確認し、フックはワームと平行にまっすぐつけることが重要です。
慣れないうちはフックを通すところにまっすぐの針金で穴をあけておくとより正確です。
フックがまっすぐついていないとワームの泳ぎが悪くなったり、ワームのポテンシャルを引き出せなくなりますので、丁寧に付けましょう。
テールの向きは上向きでも下向きでも使うことができるので、好みで選んでください。
(ただしソルト入りのワームの場合は向きが決まっていますので、説明書に沿って使用しましょう)
感覚的には
・テールが下向き→水が下に流れ浮きやすくなる→ゆっくり巻ける
・テールが上向き→水が上に流れ沈みやすくなる→速く巻ける、レンジキープしやすくなる
という違いがあるかと思います。
ワームの扱いに慣れてきたら、テームの向きにもこだわって使ってみましょう。
シャッドテールワームの使い方・アクション
シャッドテールの基本的なアクションは、ただ巻き・ズル引き・バジングの3つを使いわけるのがポイントです。
基本はワームの性能に任せてただ巻きで探っていき、表層や水面直下を攻める時はバジング(ワームが時々水面に出るようにただ巻きする)でナチュラルな波動を出して誘ったり、ズル引きで底にある障害物をうまくかわしながらボトムを攻略するのが基本となります。
攻めるフィールドやレンジによってフックやオモリの重さを使い分けるのも、バス攻略の第一歩です。
ノーシンカー
主に表層〜水面直下のレンジに適しています。
素早くリズミカルに巻くことで、水面にナチュラルな波紋を描き、もっと速く引くと激しい飛沫をあげてアピールすることもできますし、水面を割らない程度にゆっくり巻いて水面直下をキープしながら泳がせることもできます。
ジグヘッドリグ
主に中層の攻略におすすめです。
またヘッド部分に重さがあり、空気抵抗が少ないので遠くに飛ばしやすいのも特長です。
フックがむき出しになるのは根掛かりしやすいというデメリットがありますが、針掛かりが良いというメリットもあります。
特に水質が良くてプレッシャーの高いフィールドでは、ロングディスタンスをとることでバスに見られにくくなり、フィールド攻略の糸口になります。
テキサスリグ
カバーやストラクチャーの攻略に最適なのが、テキサスリグです。
テキサスリグはフックやシンカーをワームの内部に隠すので、操作性に優れ、障害物に引っかからずにワームを泳がすことができます。
水中にある木々の枝などをうまく避けながら、その下に潜んでいるバスを誘い出すのに非常に有効です。
シャッドテールワームの保管方法
シャッドテールワームの保管で注意しておきたいのが、収納ケースです。
形の合わない収納ケースやフラットな収納ケースにシャッドテールワームを保管すると、シャッドテールの最重要部であるテールが曲がってクセがついてしまい、次に使用するときにテールの動きが悪くなってしまうことがあります。
ワームを長く効果的に使うには、購入した時のパッケージ(ケース)に収納・保管するか、溝付きのエギケースに入れるなどの工夫が必要です。
おすすめのエギケース↓
まとめ
バスフィッシングに欠かせないソフトルアー・シャッドテールワーム。
おすすめのシャッドテールワームは
・ハートテール(ゲーリーヤマモト)
・ドライブシャット(O.S.P)
・フルスイング(レイドジャパン)
・アンモナイトシャッド(ジャッカル)
の5つでした。
シャッドテールワームの使い方をまとめると、
・春先などデカバス狙いやバスがスレているときにも最適
・基本的なアクションは、ただ巻き・ズル引き・バジングの3つを使いわける
・フックはワームと平行にまっすぐつけることが重要
・ワームの収納は購入した時のパッケージもしくは溝付きのエギケースに入れる
と、シャッドテール1つとっても奥深いことがわかりますね。
シャッドテールワームを使いこなして、さらなるバスフィッシング攻略に邁進してみてください。