バス釣りでは特に使っているアングラーが多い、ベイトリール。ベイトリールを使うメリットは、ベイトリールの方が正確なキャストができる、巻き上げ力が高いなどの理由があります。
ただ、実際にベイトリールを選ぼうとすると、バス釣り用のベイトリールも様々あり、どれを選んだら良いか迷う方もいらっしゃるかと思います。
今回は、バス釣り用のベイトリールを選ぶ際のポイントと、バス釣りにおすすめのベイトリールをエントリーモデルとミドルクラスに分けて選出しました。
投稿者プロフィール
幼少期(当時3歳)に祖父に連れられ、管理釣り場にマスを釣りに行ったのが私の魚釣りとの出会いでした。
釣りをしながら成長し、今では仕事も釣り関係。そんな私の人生で養った事が少しでもこの釣行ガイドで役に立てば光栄です。
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目次
- 厳選・コスパ最強のバス用ベイトリール
- エントリ―モデル|ベイトリール 18 バスライズ(シマノ)
- エントリ―モデル|ベイトリール 19 バス X(ダイワ)
- エントリ―モデル| ブラックマックス 4(アブガルシア)
- ミドルクラスモデル|19 SLX MGL(シマノ)
- ミドルクラスモデル|ベイトリール 19 タトゥーラ TW(ダイワ)
- ミドルクラスモデル|ベイトリール ロキサーニ パワーシューター (アブガルシア)
バス用ベイトリール選びのポイント
バス釣り用のベイトリールは、以下を目安に選んでみてください。
・ベイトリールが初めてならギア比はノーマル
・糸巻き量は使用するラインとルアーに合わせる
・ビッグベイトや太いPEラインは16lb-100m以上のラインキャパ
・ビギナーはマグネットブレーキもしくは遠心力ブレーキ+マグネットのデュアル
ベイトリール選びのポイント|ギア比
ギア比とは、リールのハンドルを回したときにどのぐらいの速さでラインを巻くことができるかを数値化したものです。
一般的に5未満をローギア、5~5.7をノーマルギア、5.8以上をハイギアと分類されています。
ギア比の数値が高くなるほど、1回の巻き取り量が多く、ラインの回収が早くなります。
バス釣りにおいては、ラインの回収が早くなるのは手返しがよく効率的にフィールドを探ることができるので、ランガンを楽しんだりサイズアップを狙って効率よく回りたいアングラーにおすすめです。
一方ローギアは、巻き取りスピードがゆっくりな分パワーがあるので、ハイギアと比べて巻き取りが楽なのがメリットです。
またランカーバスを釣り上げる際に非常に有利で、バスの強い引きにも負けず、ランカーサイズを余裕でランディングすることができます。
もっと細かい違いがありますが、手返し重視ならハイギア、ランカーバス狙いならローギア、と覚えてもらえばと良いですね。
ベイトリールを初めて使う方は、ベイトリールの感覚に慣れるためにもまずはノーマルギアを選ぶことをおすすめします。
ベイトリール選びのポイント|糸巻き量
リールにはあらかじめ糸巻き量が記されているものが多いですが、基本的には、使用するラインの太さ・長さとルアーの大きさに適したラインキャパシティのリールを選びます。
通常は10lb~16lbのラインを100mほど巻くとオールラウンドに使えます。
フロロラインなら3号~5号、PEラインなら0.5号~0.8号です。
しかし、ベイトリールには「ベイトフィネス」という、スプールの溝が浅いタイプのリールがあります。スプールが浅い=糸巻き量が少ないので、ベイトフィネスの場合は8~10lbのラインを使用します。
またランカーバスを狙う場合には、通常よりも太めのラインを使う必要があります。
およそ16lb以上のラインが巻けるラインキャパシティのベイトリールを選びましょう。
ベイトリール選びのポイント|ブレーキシステム
ベイトリールは、ルアーを投げる際に、リールの中でラインが絡まってしまう「バックラッシュ」というトラブルが起きてしまうことがあります。
そのバックラッシュを防ぐために、ベイトリールにはスプールが回りすぎないようにする回転制御機構=ブレーキシステムが搭載されています。
遠心力ブレーキ
・リール内部にあるブロックパーツによってスプールの回転を制御する
・スプール回転数に応じてブレーキがかかるのが特徴
・ルアー着水時にサミング(親指でスプールエッジなどを押さて調節すること)しないとバックラッシュが起きやすい
・向かい風や急な風向きの変化に弱い
・キャスト後半の伸びが良い
マグネットブレーキ
・リールの内部にある小さな磁石でブレーキをかける仕組み
・キャストしてからルアーが着水するまで均一にブレーキがかかるのが特徴
・向かい風でもキャストしやすい
・遠心力ブレーキと比べるとバックラッシュが起きにくい
・ベイトフィネスモデルではこのブレーキシステムが多く採用されている
DCブレーキ(シマノのみ)
・シマノ独自の電子制御ブレーキシステム
・1000分の1秒単位でブレーキ調整を自動的に行う
・ブレーキが効いている時は独特の音を発する
・バックラッシュが起こりにくい
・ミドル~フラッグシップモデルに搭載されている
デュアルブレーキ・ハイブリッドブレーキ
・遠心力ブレーキとマグネットブレーキのハイブリッド
・遠心ブレーキやマグブレーキはダイヤル式になっているものもある
・遠心力ブレーキ単体よりもバックラッシュが起きにくい
ベイトリールビギナーには、マグネットもしくはデュアルブレーキ搭載のリールが価格的にも使い勝手としても丁度良いですよ。
厳選・コスパ最強のバス用ベイトリール
数あるベイトリールの中から、コスパ最強で釣果・人気ともに高いベイトリールを厳選しました。
エントリーモデルは定価1万円以下、ミドルクラスは1万~2万円ほどで分けていますので、ぜひご参考までに。
エントリ―モデル|ベイトリール 18 バスライズ(シマノ)
ギア比:7.2
ラインキャパシティ(ナイロンライン):12lb-130m, 14lb-110m, 16lb-100m
シマノのバス用ベイトリールのエントリーモデルで、根強い人気のあるリールです。
リニューアルされてラインキャパシティが200番から150番になっており、ラインを巻いた際の重量が軽減されています。
ブレーキシステムはイージーマグが採用されており、操作しやすく、またキャスト性能も向上しています。
ギア比は7.2とハイギアモデルとなっていますので、バスフィッシングだけでなく海釣りでも使え、コスパ最強のネイトリールとして不動の人気を誇っています。
エントリ―モデル|ベイトリール 19 バス X(ダイワ)
ギア比:7.5
ラインキャパシティ(ナイロンライン):12lb-100m, 14lb-90m
ダイワのバス用ベイトリールのエントリーモデルで、値段が安いのにキャスト性能や操作性がよいと評判のリールです。
ブレーキシステムには「マグフォース」(マグネットブレーキ)が搭載されており、低価格帯ながら「バックラッシュが起こりにくい」と言われるほど優れたリールです。
クセのないオールラウンドモデルなので、ベイトリール初心者の方には特におすすめですよ。
エントリ―モデル| ブラックマックス 4(アブガルシア)
ギア比:6.4
ラインキャパシティ:14lb-115m, 14lb-100m, PE 3号-100m
2021年5月にモデルチェンジし、スプールの小径化や設計により、さらにコンパクトになったベイトリールです。
強風でもバックラッシュが起きにくいMagtraxブレーキシステムで、向かい風でのキャストにも強く、クセがなく初心者でも扱いやすくなっています。
バーサタイルベイトリールなので、バス釣りだけでなく、シーバスやトラウト、ライトソルトゲームなど海水でも淡水でも使える、汎用性の高いリールです。
ミドルクラスモデル|19 SLX MGL(シマノ)
ギア比:6.3/7.2/8.2
ラインキャパシティ(ナイロンライン):12lb-100m, 14lb-90m, 16lb-80m
シマノの高度な技術が盛り込まれたミドルクラスのベイトリールです。
ブレーキシステムは外部ダイアルの調整ができる、次世代遠心力ブレーキ「SVS」を搭載し、ブレーキ調整幅が広く、外部ダイヤルの調整のみで幅広いシチュエーションに対応できます。
そのほか軽い・強い・飛ぶの三拍子揃ったスプール「マグナムライトスプール」や、ガタツキを抑え、スプールフリー性能を極限まで軽くしたスーパーフリースプールを使用するなど、ハイクラス搭載の技術がふんだんに盛り込まれていて、この価格帯はコスパ良すぎます。
ラインキャパシティも太めの16lbが80mほど巻けるので、ランカーバス狙いの方には特におすすめのリールです。
ミドルクラスモデル|ベイトリール 19 タトゥーラ TW(ダイワ)
ギア比:6.3/7.1/8.1
ラインキャパシティ(ナイロンライン):14lb-115m, 16lb-100m
ミドルクラスの小型ベイトリールながら他のベイトリールよりも「タフさ」にこだわった設計となっています。
5g~110g程度(約4oz)までのビックベイトも含めたプラグ系・ハードルアーに最適なモデルです。
ブレーキシステムは『マグフォースZ』が搭載されており、マグフォースと違ってインダクトローターがスプール回転に連動してせり出したり引っ込んだりする機能が追加されています。
また『TWS』という、TシェイプレベルワインドがクラッチON・OFFに応じて前後に半回転する構造をしているため、バックラッシュが起こりにくく、飛距離や操作性も良くなっています。
コンパクトで扱いやすく、タフさもある三拍子そろった優秀なベイトリールです。
ミドルクラスモデル|ベイトリール ロキサーニ パワーシューター (アブガルシア)
ギア比:8.0
ラインキャパシティ(ナイロンライン):16lb-125m, 20lb-100m, 25lb-85m
アブガルシアのミドルクラスのパワーフィッシングモデルで、ボディの剛性に優れ、巨大バスでも難なく釣れます。
ブレーキシステムはアブガルシア独自のインフィニブレーキシステム(遠心ブレーキ+マグネットのバイブリッド)。
遠心ブレーキブロックが4つ、マグネットが10個使われており、遠心ブレーキ派のキャスターは遠心ブロックを強めに、マグネットブレーキ派のキャスターはマグネットブレーキを強めにすることで好みのフィーリングにすることができます。
ビッグベイト入門としても使いやすく、特にリップレスミノーとの相性が良いですね。
まとめ
今回はバス釣りベイトリールの選び方についてご紹介しました。
ベイトリールはスピニングリールと比べると扱いにくい点もありますが、バスフィッシングには非常に有利なリールですので、ベイトリールを使ったことがない方はぜひバス釣りで挑戦してみてほしいですね。
バス用のベイトリールは、
・糸巻き量は使用するラインとルアーに合わせる
・ビッグベイトや太いPEラインは16lb-100m以上のラインキャパ
・ビギナーはマグネットブレーキもしくは遠心力ブレーキ+マグネットのデュアル
を基準に選んでみてください。
おすすめのバスリールは、
・ベイトリール 19 バス X(ダイワ)
・ブラックマックス 4(アブガルシア)
・19 SLX MGL(シマノ)
・ベイトリール 19 タトゥーラ TW(ダイワ)
・ベイトリール ロキサーニ パワーシューター (アブガルシア)
でした。