砂地に潜って移動する習性があるヒラメは、エサとなる小魚が集まるサーフや堤防に潜んでいます。サーフでヒラメを釣る場合には、「ヒラメルアー」と呼ばれる専用設計のルアーを遠投して、ヒラメを誘います。
ヒラメルアーの特徴を知り、適切に使い分けることでヒラメ釣りの釣果があがります。
今回はルアーの選び方とヒラメ釣りにおすすめのルアーを9つご紹介します。
投稿者プロフィール
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好きな釣り:渓流釣り
初めて釣りにいったのが糸島にある某ヤマメの管理釣り場で、そこから渓流釣りに興味を持ちました。
小さい頃は祖父の自宅が山に囲まれていて渓流に入って直接魚を獲るようなアクティブな子どもでした(笑)
ダイワの某釣り番組が好きでよく見ており、経験は浅いですが知識は少しずつ蓄えています。渓流釣りだけでなく、様々な釣りジャンルの発信をしていきたいと思います。
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目次
ヒラメルアーを選ぶポイント
ヒラメをルアーで釣る場合には、サーフや堤防からルアーを遠投します。
また、ヒラメは砂地の底に潜んでいるので、ボトムを攻略するルアーであることが前提となります。
ヒラメルアーを選ぶポイントは、
・ルアーが重めで、遠くに飛ばせる
・ボトムを攻めやすいルアーの種類(ミノー・シンキングペンシル、ジグヘッド+ワーム)
・カラーはアピール形とナチュラル形を使い分ける
の3つを基準に選びましょう。
ポイント➀種類
ルアーには様々な種類がありますが、ヒラメルアーにおすすめの種類は、ミノー・シンキングペンシル・ジグヘッド+ワームです。
ミノー
ミノーは小魚を模して作られたルアーです。
ただ巻きでもしっかりアクションしてくれるため、ルアー釣りや釣り自体が初めての方でも扱いやすいです。
ヒラメ釣りではボトムを攻略する必要があるので、シンキング(沈む)タイプのミノーを使います。
シンキングペンシル
シンキングペンシルは、鉛筆のような細長い形状をした、沈み込むタイプのルアーです。
小魚のゆらゆらとした自然な動きが再現できるため、他のアングラーがいてプレッシャーの高い釣り場や、ヒラメの警戒心が強い際に有効なルアーです。
ジグヘッド+ワーム
ジグヘッドとは、オモリと針が一体になっているもの=リグを指します。
ヒラメ釣りでは、このジグヘッドにワーム(ソフトルアー)をセットする方法がよく使われます。
ジグヘッド+ワームはオモリのウエイトを調整することによって、
・遠投しやすい
・ボトムへ落とすスピードが調整でき、広範囲を探りやすい
というメリットがあります。
ポイント②カラー
ヒラメには浮き袋がないので、振動や水の動きに対する感知能力に長けていません。
視覚、特に色の識別によってベイトを捕食する傾向にあります。
ことさら暗い海中や水質が濁っている場合は、より目立つ色にしか寄り付きません。
そのため、ルアーはフォルムよりもカラーのバリエーションを豊富に用意するのが良いです。
どんな状況でも目立ちやすいゴールド系を中心に、ピンク・オレンジ・イワシカラーなどのナチュラル系を揃えましょう。
おすすめヒラメルアー
ヒラメ釣りにおすすめのルアーを、ルアーの種類別にピックアップしました。
ルアーをうまく使い分けるために、ジグヘッド+ワーム・ミノー・シンキングペンシルに適したシチュエーションと合わせてご紹介します。
➀ジグヘッド+ワーム
ジグヘッド+ワームはヒラメの食いが渋い際に特に有効です。
ワームにも様々な種類がありますが、ヒラメ釣りにおすすめなのは「シャッドテール」です。
シャッドテールはワームにくびれと突起があるのが特長で、リトリーブした際にしっかりと水を受け、左右に振れる動きでヒラメにアピールできます。
また、ワームは付け替えが楽なので、食いが渋い際にはすぐにワームの色を変更して、さっとルアーを投げるという一連の動作(返し)が速く行えます。
ヒラメの食いが渋い理由は、ルアーの色なのか、ルアーの大きさなのか、それとも投げ入れるポイントがよくないのか?など、ヒラメの出方を探るシチュエーションに向いています。
ダイワ フラットジャンキー ロデム
重さ:14g / 18g / 21g / 28g /30g
サイズ:3インチ / 4インチ
ヒラメの食いスイッチを入れてくれるような、魅力的なベイトフィッシュそっくりの見た目と、スイングによる強い波動が特長のワームです。
ヒラメやマゴチといったフラットフィッシュの食いつきが特によく、かなり高い確率で釣果につながっています。
カラーもゴールド系やオレンジ系、リアルベイトカラーなど種類豊富です。
ヒラメの釣果を求める方にはまず試してほしいルアーです。
デュオ ビーチウォーカーハウル
重さ:14g / 21g / 27g / 31g
サイズ:4インチ
ジグヘッド+ワームの中でも飛距離の長さやレンジコントロールしやすいという点が突出しているワームです。
さらに、ジグヘッド・ワーム・フックがあらかじめセットされているので、面倒なフックセットの必要がなく、ヒラメ釣り初心者の方にも使いやすいルアーです。
色はピンクやブルー、レッドなどカラーリングが豊富で、グローやラメ入りなのが特長です。
シャッドの交換は別売りですが、そのおかげでコスパに優れています。
エコギア パワーシャッド
重さ:14g / 21g / 27g / 31g
サイズ:4インチ / 5インチ / 6インチ
元祖ヒラメ釣りのワームとして知られたシャッド系の王道ワームです。
最大の特徴は、ヒラメの捕食スイッチを入れる「ボディサウンド」にあります。
張りの強い硬めのテールが、スイングによって力強いウォブリングアクションを発生させ、ヒラメへの強力なアピールとなります。
カラーはグロウ系やリアルベイト系、ピンク系やレッド系など、圧倒的な種類を誇ります。
ヒラメなどのフラットフィッシュのほか、シーバスや太刀魚などあらゆるフィッシュイーターに対応できるワームなので、幅広く集めておくのが良いですね。
②ミノー
ミノーは一定の速度をキープしながらただ巻きする(=リトリープ)するのに適したルアーです。
メタルジグやシンキングペンシルでは難しい、スローなアプローチが得意です。
またシンキングタイプのミノーは、リトリーブすると水の抵抗をリップで受けてゆっくり沈むため、強風や高波など荒れた日の釣行にも強いという特長があります。
重量が重めでロングキャストしやすく、繊細なアクションでヒラメを誘いたいけど、遠投もしたいという欲張りな要望にも答えられるのが、シンキングミノーです。
シマノ エクスセンス サイレントアサシン 129S ジェットブースト
シマノ エクスセンス サイレントアサシン 129S ジェットブースト
重さ:24g
サイズ:129mm
シマノルアーの人気シリーズ「サイレントアサシン」。
多くのアングラーの先発ローテーションの一角を担っている、優秀ミノーです。
スタンダードなミノーの動きなのですが、少し強めのローリングでボディーを揺らしながら泳ぐのでヒラメの捕食スイッチを入れてくれます。
ベイトフィッシュの鱗のリアルなパターンを模倣したホログラムが使われ、種類やカラーはイワシやボラのナチュラル系、クリア系、レッドヘッド、マットチャートがあります。
サイレントアサシンについて熱く語った記事はこちら↓
【シーバス用ルアー】初心者でもカンタンに釣れる「シマノ サイレントアサシン」シリーズの特徴と使い方!
アイマ サスケ 140S 裂風
重さ:21g
サイズ:140mm
リップレスミノーの先駆けと呼ばれるミノーシリーズ、アイマのサスケ。
サスケシリーズの S 裂風は、シンキングタイプのミノーです。
シンキングならではの、駆け上がりや潮の流れに乗せるドリフトテクニックのほか、荒れた状況でも正確かつ繊細なアクションが得意です。
また140mmなのに重さ21gと超軽量で、独自のレードルリップにより安定した飛距離が出せ、遠投しやすくなっています。
ダイワ ショアラインシャイナーZ バーティス R 125S
重さ:23g
サイズ:125mm
ダイワの人気ルアーシリーズ「タイトウォブンロール」がフルモデルチェンジし、さらに飛距離が伸びたぶっ飛びルアーです。
120Sはサーフや磯からの超遠投に特化しています。
飛距離が伸びただけでなく、立ち上がりの速さもよくなっており、ゆっくりとしたスピードでヒラメにしっかりルアーを見せてアピールすることができます。
ルアーアクションはタイトウォブンロールで、ランダムに自動で横方向へスライドする千鳥アクションが食い渋っているヒラメにも効果的です。
③シンキングペンシル
ペンシルの細い形状ゆえロングキャストしやすく、着水後にゆっくりフォールするのが特徴的なルアーです。
ヒラメの活性が高い場合には早巻きで中層を、活性が低くて警戒心が強い場合はゆっくりリーリングしてじっくり誘うと良いです。
シンキングペンシルはできるだけ遠くにキャストして数秒待ち、ボトム付近からリーリングしていきましょう。
リーリングはロッドを水面に対して水平に保ち、静かに狙います。
ジャンプライズ シンキングペンシル ぶっ飛び君 95S
重さ:25g
サイズ:95mm
その名の通り、シンキングペンシルの中でもよく飛ぶルアーです。
同じサイズのメタルジグに引けを取らないほど飛距離が出て、レンジ0~100cmと広範囲を探ることができます。
またシンキングペンシルですが、浮力もあるため、アクション+早巻きをすることでトップウォータールアーとしても使えます。
活性が高く中層にいるベイトに狙いを定めているヒラメにうってつけのルアーです。
デュエル ハードコア モンスターショット 125mm
重さ:60g
サイズ:125mm
最大飛距離100mオーバーの飛距離が出せる、遠投しやすいシンキングペンシルです。
水平姿勢でのローリングフォールアクションで、弱ったベイトを再現できます。
フォール時も水平姿勢を保つことで、ボトムにいるヒラメにアピールすることが可能です。
ジグのような飛距離+トップ~中層まで行ったり来たりしながら狙うのにもってこい!
着底がわかりやすいので、ペンシルルアーを使うのが初めてのアングラーには導入としておすすめです。
デュエル ハードコア モンスターショット 125mmのアクション動画↓↓↓
デュオ ビーチウォーカー ウェッジ 120S
重さ:38g
サイズ:120mm
重心固定で遠投性に優れたシンキングペンシルです。
さらにミノーでは攻められないシャローや根回りの攻略に適した浮力を持っているので、ボトムだけでなく表層周りのレンジ攻略もできます。
ヒラメの食い気を誘う水平フォールとゆったりとしたスイングアクションで、低活性のヒラメでも食いつくほどのアピール力があります。
まとめ
ヒラメルアーを選ぶポイントは、
・ボトムを攻めやすいルアーの種類(ミノー・シンキングペンシル、ジグヘッド+ワーム)
・カラーはアピール形とナチュラル形を使い分ける
の3つを基準に選びましょう。
おすすめのヒラメルアーは、
ダイワ フラットジャンキー ロデム
デュオ ビーチウォーカーハウル
エコギア パワーシャッド
シマノ エクスセンス サイレントアサシン 129S ジェットブースト
アイマ サスケ 140S 裂風
ダイワ ショアラインシャイナーZ バーティス
ジャンプライズ シンキングペンシル ぶっ飛び君 95S
デュエル ハードコア モンスターショット
デュオ ビーチウォーカー ウェッジ 120S
サーフから釣れるヒラメは、ダイナミックな遠投とヒラメの攻略の難しさ・面白さが楽しめます。
釣れるルアーを駆使して、ヒラメを攻略してみてください。