ある程度釣りに慣れてくると、狙いたいのが高級魚ですよね。でもクエを釣るのは一苦労だからもっと手軽な高級魚が良い!という方におすすめなのが、アコウ(キジハタ)釣りです。
アコウは身近な波止や堤防で釣ることのできる高級な根魚です。
しかもワームを使ったライトタックルで狙えるので、専用竿を買う必要がなくチャレンジしやすいですよ。
今回はアコウの釣れる時期やポイント、タックルなどを細かくご紹介します。
投稿者プロフィール
初めて釣りにいったのが糸島にある某ヤマメの管理釣り場で、そこから渓流釣りに興味を持ちました。
小さい頃は祖父の自宅が山に囲まれていて渓流に入って直接魚を獲るようなアクティブな子どもでした(笑)
ダイワの某釣り番組が好きでよく見ており、経験は浅いですが知識は少しずつ蓄えています。渓流釣りだけでなく、様々な釣りジャンルの発信をしていきたいと思います。
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目次
アコウが釣れる時期・時間帯
アコウが釣れる時期は6~11月で、7月・8月がベストシーズンです。
旬の時期も夏で、別名「夏のフグ」とも呼ばれ、その上品な白身はプリプリとした歯ごたえとクセがなく淡白な味わいで非常に美味です。
冬でも釣れなくはないのですが、船でないと釣るのは困難です。
釣れる時間帯は、朝夕のマズメと夜釣りが基本です。
アコウは非常に警戒心が強いので、日中は岩礁帯やストラクッチャーの隙間などに隠れています。
マズメ帯と夜になると、岩陰から出てきて活性があがります。
また曇りの日や小雨が降っている日は絶好のチャンスです。
アコウが釣れるエリア・ポイント
アコウが釣れるのは主に西日本以南を中心とした、比較的暖かい地域です。
おすすめの釣り場は、地形の変化や根の多い堤防や釣り公園、磯、テトラポットなどです。
ただしテトラと磯は足場が悪く危険なので、釣りの経験が浅いアングラーは堤防や釣り公園にしておきましょう。
堤防や釣り公園、漁港などで狙うのは、
・捨て石(堤防の基礎の部分に沈めてある石)やテトラが多いエリア
・ケーソン(防波堤を形作っているコンクリートブロック)の継ぎ目
・シモリ(沈み根)周りの砂地
・堤防やテトラの切れ目
・カケアガリ
といったポイントです。
また堤防で狙うには、内側よりも外側がより効果的ですよ。
佐賀県 呼子 加部島周辺でのキジハタ実釣はこちら↓
佐賀県 呼子加部島周辺のキジハタ(アコウ)のロックフィッシュゲーム!キジハタの釣り方やおすすめのタックルをご紹介
アコウ釣りのタックル
アコウの釣り方は、ルアーフィッシングの他に落とし込み釣りやズボ釣り、泳がせ釣りなどがあります。
今回はアコウ釣り初心者の方も挑戦しやすい、ワームを使ったルアーフィッシングのタックルや釣り方をご紹介します。
アコウ釣りのタックル|ロッド
アコウ釣りには専用のロッドはありませんので、エギングロッドやシーバスロッド、ライトショアジギングロッドで代用可能です。
アコウは活性が高いとベイトに対して強く攻撃的になるので、MH以上の強度重視の硬めのロッドが良いです。
スピニングロッドでもベイトロッドでも狙えますが、アコウ釣り初心者の場合はシャロー(表層)を広範囲に探った方が釣果の確率が上がるので、スピニングロッドがおすすめです。
アコウ釣りのタックル|リール
リールは使用するロッドに適したスピニングリールで良いです。
小〜中型のアコウを狙うならダイワ2500番前後、シマノ3000番前後のスピニングリールが最適です。
また糸巻きのスピードが早いハイギアタイプを選ぶと、手返しがよくなります。
ドラグ力の高いリールだと、アコウが抵抗して根に潜ろうとしてもラインが出ないのでなお良しです。
アコウ釣りのタックル|ラインなど
ラインは強度があり低伸度のPEラインがおすすめです。
太さは0.8号前後が良いです。
リーダーはフロロカーボン3号前後で、リーダーの長さは1.5mほどあれば十分です。
アコウ釣りのタックル|ワーム
アコウの主なエサは、カニやエビなどの甲殻類です。
なので、甲殻類を模したワーム(ソフトルアー)を使うのが定番です。
リグは狙う層や釣場の環境によって使い分けましょう。
・テキサスリグ→ボトム(底)を探るのに有効、根の多いエリアにも最適
・ジグヘッド→ピンポイントで狙うのに最適、防波堤や釣り公園など根が多くないエリア向き
・直リグ→根の多い場所でも扱いやすい、交換が早いのでランガン向き
またテキサスリグの場合はシンカーとフックの間にビーズを付けると、ビーズによるフラッシング効果で視覚的にアピールしやすくなって良いですよ。
シンカーウェイトは7~20gの間で、底に着くギリギリの重さを目安にしてみてください。
アコウ釣りの誘い方・アワせ方
ワームを投げたら着底後、底をゆっくりズル引きしてアコウを誘うのが基本となります。
広範囲をただ巻きもしくはリフト&フォール(竿をあげてルアーを持ち上げてゆっくりと落とす)で探り、根の多いエリアでは根掛かりに注意しながらシャクってアピールしてみましょう。
ゴツンとしたアタリがあったら即アワせして、底から引き離します。
また根に入らないように慎重にやりとりします。
釣ったアコウが小さい場合は資源保護のため必ずリリースしてください。
根掛かりした際は、大抵シンカーだけが引っかかっていることが多いので、焦らずゆっくり竿をあおいで解消しましょう。
数回投げて小突いたようなアタリもない場合は即ポイントを移動するのが良いですよ。
まとめ
アコウの釣り方をまとめます。
・釣れる時間帯は、朝夕のマズメと夜釣り
・堤防や釣り公園、漁港などの根の多いエリアで釣れる
・タックルはエギングロッドやシーバスロッド、ライトショアジギングロッドで代用できる
・リールは2500番台のハイギアタイプのリールが良い
・使用するラインはPEライン0.8号前後
・甲殻類を模したワームが有効
・基本底をゆっくりズル引きする
・アタリがあったら即アワせて根に入らないようにする
20~30cmほどの小・中型のアコウなら身近な場所から狙うことができます。
手軽に高級魚を釣ってみませんか?