釣り自体が初めての方に最もおすすめの釣りは何か?と聞かれたら、即答で穴釣りをおすすめします。穴釣りとはテトラ帯や岩場などの隙間に仕掛けを降ろして、中に潜んでいる根魚を狙う釣りです。
仕掛けやタックルがシンプルながら、釣れる魚はカサゴやメバル、アコウなど美味しい魚が多いので、釣りの楽しさを味わってもらいやすいと思います。
また穴釣りに使うタックル、特にリールは高価なものでなくても良いというのも高ポイントですね。
今回は穴釣りに使えるリールの特徴とおすすめの穴釣りリール、穴釣りに流用できるリールをご紹介します。
投稿者プロフィール
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好きな釣り:渓流釣り
初めて釣りにいったのが糸島にある某ヤマメの管理釣り場で、そこから渓流釣りに興味を持ちました。
小さい頃は祖父の自宅が山に囲まれていて渓流に入って直接魚を獲るようなアクティブな子どもでした(笑)
ダイワの某釣り番組が好きでよく見ており、経験は浅いですが知識は少しずつ蓄えています。渓流釣りだけでなく、様々な釣りジャンルの発信をしていきたいと思います。
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目次
- 穴釣り用おすすめリール
- ダイワ コロネット2 ブラック
- シマノ クラブデミ 15RL
- プロックス 根魚権蔵キワラウンド
- アブガルシア ブラックマックス
- ダイワ タトゥーラ TW / HD CUSTOM
- タカミヤ 糸付小型リール パワーミニットII ブラック H.B concept
穴釣り向けのリールとは?
穴釣りに向いているリールは、以下の特徴を持っています。
・ベイトリールもしくは両軸リール
・小型かつ軽量
・糸噛み防止機能付き
・右巻き・左巻きの切り替えがある
順にご説明します。
ベイトリール・両軸リール
穴釣りは基本的に仕掛けを遠投する必要がなく、むしろ巻き上げる際に力を要する釣りですので、スピニングリールよりも巻き上げ力の強いベイトリールもしくは両軸リールが良いです。
ベイトリール
・巻き上げる力が強い
・手返しが良い(仕掛けを投げて回収する一連の動作が手早く行える)
・値段が張るがその分機能が充実している
両軸リール
・スムーズにラインをたくさん巻き取れる
・より大きな根魚を狙うのに最適
・深場のレンジを攻めやすい
・ベイトリールよりも比較的値段が安い
穴釣り初心者の方には、比較的扱いやすくてコスパの良い両軸リールをおすすめします。
両軸リールを使った穴釣り動画↓
小型・軽量
穴釣りでは仕掛けを落として回収するという動作を釣れるまで繰り返すため、動作を長時間やっても疲れにくい軽量のリールを選ぶのが良いです。
また、リールのサイズは小型のものが最適です。
ベイトリールであれば100番台、両軸リールはワカサギ釣り用の小型モデルを選びましょう。
糸噛み防止機能付き
糸噛み防止機能付きとは、リールのスプールとフレームの隙間にラインが入り込まないよう、フレームの内側にリブがついたリールを指します。
©️https://www.daiwa.com/jp/fishing/item/reel/ko_rl/coronet2/index.html
ベイトリールや両軸リールでは糸絡みが起きやすく、糸絡みしたまま釣りをするとラインブレイクしやすかったり、最悪スプールを歪めてしまうことがあります。
ですので、この糸噛み防止機能付きによってバックラッシュが比較的起こりにくくなり、ベイトリールを初めて使う方でも安心して釣りを楽しむことができます。
右巻き・左巻き切り替え
両軸リールやベイトリールには、左巻きか右巻きか切り替えられるタイプのものがあります。
切り替えられるタイプだと、最初にリールを右巻き・左巻き両方使ってみて、自分が巻きやすいと思った方を選ぶことができるので、より穴釣りが長く楽しめます。
余談ですが、釣り界隈ではリールの右巻き左巻きどちらが良いか論争が度々起こります。
プロでも意見が割れることが多いようですが、基本的には自分が扱いやすい方(利き手側で巻く)のが良いと思います。
リールの右巻き左巻きの参考動画↓
流用はできる?
リールのモデルによりますが、穴釣り用のリールで他の釣りに使えるものはあまりありません。
というのも、穴釣り用リールはキャストに向かず、小型のものが多いためです。
流用できる釣りとしては、ワカサギ釣りで使えます。
逆に、他の釣りメインのリールで穴釣りに流用できるものは、バス用のドラグ付きベイトリールぐらいです。
ざっくりですが、船釣り用の巻き上げ力の高い、小型ベイトリールが穴釣りに流用できます。
穴釣り用おすすめリール
穴釣りに適したリールの特徴を踏まえた上で、おすすめのリールを6つご紹介します。
ダイワ コロネット2 ブラック
穴釣りリールとして絶大な人気を誇るのが、ダイワの両軸リール「コロネット2」です。
ダブルハンドルで安定した巻き心地なのに、自重110gと軽量で、穴釣り初心者の方におすすめの専用リールです。
糸噛み防止や左巻き右巻きの切替可能なほか、ワンタッチスプール着脱やラインストッパー付きなど細かな機能が充実しており、ライントラブルが起こりにくいよう工夫して作られています。
ワカサギ釣りにも使えて定価4,000円ほどと、財布にやさしいリールです。
シマノ クラブデミ 15RL
シマノのチヌ・黒鯛用の小型ベイトリールです。
現在シマノの公式サイトでは取り扱いがありませんが、公式以外のネットショップで販売されており、ダイワのコロネットと合わせて穴釣り2大リールと呼ばれています。
中でも15RLは自重93gと超軽量で、穴釣りに最適なコンパクト設計・右巻き左巻き切り替え機能・糸噛み防止機能もちゃんと付いています。
穴釣りのほか、黒鯛釣りやワカサギ釣りにも使えて4,000円を切るほど低価格で、コスパ最強のリールです。
プロックス 根魚権蔵キワラウンド
以前プロックスのリールには「キワベイト50」という小型の両軸リールがありましたが、現在はキワベイトよりも進化した「根魚権蔵キワラウンド」が発売されています。
キワベイト同様、波止やテトラなどの隙間を狙う穴釣りに適した小型のラウンドリールです。
ブロックス独自のL型クラッチレバーが使われており、右ハンドルのみですが、親指だけでクラッチ操作が可能なので扱いやすいです。
糸噛み防止機能は付いていませんが、サイドにクリックレバーとブレーキが付いているので、ラインコントロールしやすい設計となっています。
アブガルシア ブラックマックス
2021年5月にモデルチェンジし、スプールの小径化や設計により、さらにコンパクトになったベイトリールです。
穴釣り専用ではありませんが、PE3号100mのラインキャパシティで自重200gと穴釣りには申し分のないスペックで、十分代用可能です。
強風でもバックラッシュが起きにくいMagtraxブレーキシステムでクセがなく初心者でも扱いやすく、バス釣りをはじめ、シーバスやトラウト、ライトソルトゲームなど汎用性の高いリールとなっています。
ダイワ タトゥーラ TW / HD CUSTOM
ダイワのタトゥーラはバス用の小型ベイトリールですが、他のベイトリールよりも「タフさ」にこだわった設計となっており、穴釣りに代用できるスペックを持ったリールです。
タトゥーラの中でも特におすすめなのが、TWとHD CUSTOMです。
どちらもパワーゲームへの対応力が高く、HD CUSTOMは最大ドラグ力7とヘビーデューティ仕様で巻き上げが安定しています。
TWは自重195gとタフなリールには珍しく軽量で、長時間の穴釣りに向いています。
メインでバス釣りをやりつつ、穴釣りにも挑戦したいという欲張りなアングラーにおすすめのリールです。
タカミヤ 糸付小型リール パワーミニットII ブラック H.B concept
タカミヤ 糸付小型リール パワーミニットII ブラック H.B concept
1963年創業で、福岡県北九州市に本社がある老舗釣り具メーカー・タカミヤのオリジナルリールです。
オン/オフ、クリックの3段階調節レバー付きで、穴釣りやワカサギ釣りに適した超小型両軸リールとなっています。
最大の魅力がその安さ。
本体価格980円と圧倒的な低価格で、ナイロン2号-約50mまで付いています。
とにかく安く揃えて釣りを始めたいという方におすすめです。
まとめ
穴釣りに適したリールの特徴は、
・小型かつ軽量
・糸噛み防止機能付き
・右巻き・左巻きの切り替えがある
の4点です。
その上で、おすすめのリールは
・ダイワ コロネット2 ブラック
・シマノ クラブデミ 15RL
・プロックス 根魚権蔵キワラウンド
・アブガルシア ブラックマックス
・ダイワ タトゥーラ TW / HD CUSTOM
・タカミヤ 糸付小型リール パワーミニットII ブラック H.B concept
の6点でした。
穴釣り専用のリールは種類が少ないですが、他の釣りと比べても低価格で専用リールが手に入ることが多いので、ぜひ専用リールで挑戦してみてほしいです。