投稿者プロフィール
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好きな釣り:磯上物、底物、SWルアー
私が釣りを始めたのは20台前半と遅咲きの釣り人ですw
一箇所に通いつめるということができずに、半分旅行気分であっちこっちの磯に行くの好きです。
おかげで全く釣果には恵まれず、磯の上でグータラしてばかりです。
釣技は全くダメですが、釣具の査定は絶対的な自信を持ってます。
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目次
- 石鯛釣りは餌の使い分けがポイント
- サルボ・赤貝【春先の定番】
- ガンガゼ【秋の定番】
- バフンウニ【九州北部・山陰の定番】
- ヤドカリ【遠投におすすめ】
- カラス貝【足元狙いにおすすめ】
- トコブシ【餌取りが多いときにおすすめ】
- サザエ【餌取りが少ないときにおすすめ】
- カニ【現地で捕まえられる】
- ジンガサ【現地で獲れる】
- まとめ
石鯛釣りは餌の使い分けがポイント
石鯛は磯にいますが、若魚のシマダイ(サンバソウ)は堤防やテトラポットの周辺に住んでいます。シマダイ釣りには主にエビ類や虫餌が使われますが、ここでは成魚の石鯛向けの餌に絞ります。
以下、餌ごとにおすすめのシチュエーション、長所・短所、入手方法と価格、針への付け方をまとめます。餌は釣具屋によって在庫状況が異なります。餌を購入する際には、あらかじめ在庫確認や予約をしておきましょう。
サルボ・赤貝【春先の定番】
サルボ(サルボウ)・赤貝は春先の定番の餌です。両者は同じ貝とされることもありますが、厳密には違います。サルボは赤貝より小型の貝です。どちらも撒き餌としてもよく使われます。
【長所】 比較的安い、食い込みがよい
【短所】 餌取りに弱い
※餌取りが少ないときはむき身、多いときは殻を軽く割って殻を残した状態にし塩でしめて使う
【入手方法】 釣具屋、ネット通販
【価格の目安】 サルボ:500円~2,500円/kg 赤貝:500円~3,000円/kg ※むき身か殻付きか、貝のサイズで価格差が大きい
【付け方】
1.殻を剥き、柔らかいところをウニ通しに通す
2.一番大きいのを最後にして、同じやり方で2~3個つける
3.最後のは硬いところを通して、さらにそこにかけるようにして針先を出す
ガンガゼ【秋の定番】
ガンガゼはウニの一種で、秋の定番の餌です。長いとげが特徴ですが、毒があるので素手で触らないようにしましょう。地域によってはバフンウニ・シラガウニを使うこともあります。割って撒き餌としても使用できます。
【長所】 餌持ちがよい、集魚効果が高い
【短所】 弱りやすい、遠投には不向き ※釣行場所では海水を入れたバッカンに入れて日陰で保管(海水は1時間おきに取りかえる)
【入手方法】 釣具屋、ネット、現地調達 ※場所によっては採取が禁止されていることがあるので要確認
【価格の目安】 0円~100円前後/個
【付け方】
1. とげをカットする(餌取りが多いときはそのままでもよい)
2. ウニ通しで1〜2個がけにする
3. においが出るようハサミで殻に切り込みを入れる
バフンウニ【九州北部・山陰地方の定番】
バフンウニは、九州北部や山陰地方では石鯛の餌としてよく使われます。ガンガゼより食い込みが良いというメリットがあります。ガンガゼで集魚・付け餌にバフンのように使い分けるとさらに効果的です。
【長所】 とげが短く扱いやすい、餌持ちがよい、食い込みがよい
【短所】 遠投には不向き
【入手方法】釣具屋、ネット、現地調達 ※場所によっては採取が禁止されていることがあるので要確認
【価格の目安】3,000円~4,000円/kg
【付け方】
1. キリなどで穴を開ける
2. ウニ通しで1〜4個がけにする
3. 上のウニには切り込みを入れる
ヤドカリ【遠投におすすめ】
石鯛の餌として、かつては定番だったのがヤドカリです。数が減ってしまい確保が難しく、価格が高いことから使いたくても使われていません。ウニエサのような硬い部分と貝エサのような柔らかい部分、両方を備えている万能エサなので準備できるならここぞというタイミングで使うと効果的です。
【長所】 食い込みが良い
【短所】 餌取りに弱い ※餌取りが多いときは、針につけてから全体を軽く糸で巻いてもよい
【入手方法】 釣具屋、ネット、現地調達 ※いずれの方法も確保しにくくなってきている
【価格の目安】 100円~400円/匹
【付け方】
1. 殻を割って中から出し、足を切り落とす
2. ウニ通しで眉間~尾に通す(逆向きも可)
※切り落とした足は、荒割りして撒き餌のほか付け餌としても使える
カラス貝【足元狙いにおすすめ】
カラス貝は在来種の貝の1つです。イガイやムール貝(ムラサキイガイ)などと混同されることもありますが、厳密にはすべて違う種類です。カラス貝はムール貝より大きく育ちます。撒き餌としても使えます。
【長所】 比較的安い、食い込みがよい、自分で獲ることも可能
【短所】 餌取りが多い、遠投には使いにくい
【入手方法】 釣具屋、ネット、現地調達 ※ムール貝は堤防にびっしりとついていることがよくあり採取しても問題ないが、カラス貝は場所により採取が禁止されていることがあり要確認
【価格の目安】 0円~500円/kg
【付け方】
1. 殻から身を取り出す
2. 毛の生えた部分にハリを通して3~4個数珠つなぎにする
3. 針先は出す ※餌取りがひどいときは、針に付けてから糸で巻く方法・殻に入れて殻を糸で巻く方法もある
トコブシ【餌取りが多いときにおすすめ】
トコブシはアワビに似た貝で遠投にも向いています。
トコブシのほか、貝類では先に紹介した赤貝やカラス貝、次に紹介するサザエ、アワビなどが餌になります。
【長所】 餌持ちがよい
【短所】 売っているところが少ない
【入手方法】 釣具屋、ネット ※取り扱っているお店が限られるので要確認
【価格の目安】 150円~300円/個
【付け方】
1. むき身にして、小さいものは半分・大きいものは1/4にカットする
2. ウニ通しで2個分を目安に数珠つなぎにする
サザエ【餌取りが少ないときにおすすめ】
殻を割って中身だけを使うため、食べやすく餌持ちがよくありません。しかし食いつきがよいので、餌取りがいないときにはお勧めの餌です。他の餌を使っていて、アタリはあるけれども食いつかないときにも効果的です。遠投にも使えます。
【長所】 食いつきがよい
【短所】 餌持ちがよくない
【入手方法】 釣具屋、ネット
【価格の目安】 50円~200円/個
【付け方】
1. 殻をハンマーで軽くたたいて割り、中身を取り出す
2. 縦に半分に切って数珠掛けにする(小ぶりなら2~3個使う)
3. 針先は出す
カニ【現地で捕まえられる】
磯ガニ、マガニ、岩ガニなどが石鯛の餌になります。買うこともできますが、自分で獲ることもできます。 磯ガニ…夜間の方が獲りやすい(とくに暖かい時期) マガニ…石鯛の好物。磯には上がって来ないで浅瀬にいることが多い
【長所】
遠投にも使える
【入手方法】
自分で獲る、釣具屋、ネット
【価格の目安】
0円~30円/匹(磯ガニ) 0円~300円/匹(マガニ)
【付け方】
・ふんどしから刺して、背中の甲羅の手前で止める(磯ガニ)
・ふんどしの端から刺して、足の横から針先を出す(磯ガニ)
・足とハサミを切り離し、胴体を縦半分に 2匹分ぐらいをウニ通しで数珠繋ぎ(マガニ)
ジンガサ【現地で獲れる】
ジンガサはよく磯や護岸に付着しているアワビに似た貝で、マツバガイとも呼ばれます。付け餌としても撒き餌としても使えます。ジンガサのほか、カメノテやフジツボも現地調達で餌として使うことができます。ただしジンガサより釣果はやや落ちるとされています。
【長所】 餌取りに強い、餌持ちがよい
【入手方法】 自分で獲る(マイナスドライバーなどを使ってテコの原理ではがす)
【価格の目安】 0円
【付け方】 ウニ通しを使って3粒くらいを殻ごと数珠がけにする
まとめ
石鯛釣りはシチュエーションで餌を使い分けるのがお勧めです。場所・季節(水温)・餌取りの有無を見ながら使い分けましょう。
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ぜひ参考にしてください!