リール内部にモーターが内蔵されており、正確なレンジの調整や手返しの良さ、大型魚とのファイトもスムーズに行える点が人気の「電動リール」。中でもダイワの電動リールは、品質の良さはもちろん、魚種専用に最適化されたモデルを多く揃えている点も好評となっています。
今回は電動リールを選ぶ際のポイントと、ダイワのおすすめ電動リールをご紹介します。
投稿者プロフィール
幼少期(当時3歳)に祖父に連れられ、管理釣り場にマスを釣りに行ったのが私の魚釣りとの出会いでした。
釣りをしながら成長し、今では仕事も釣り関係。そんな私の人生で養った事が少しでもこの釣行ガイドで役に立てば光栄です。
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目次
- ダイワのおすすめ電動リール
- シーボーグ200J/J-DH
- レオブリッツ200J
- シーボーグ200J-SJ
- シーボーグ300MJ
- シーボーグ G300J
- レオブリッツS400
- シーボーグ 500MJ
- シーボーグ500MJ-AT
- SEABORG 500JP/JS
電動リールのメリット・活躍するシーン
電動リールのメリットは、
・重い仕掛けも楽に巻ける=疲れにくい
・大物とのファイトも安定して巻ける
・等速で巻ける
・レンジが把握しやすい
・手返し(仕掛けを投げて回収する一連の流れ)が良い
の5点です。
船釣りで水深が50m以上の場所を探るには、やはり電動リールが便利です。
重い仕掛けや深場を狙っていると、手動だとエサ取りの確認も面倒に思ってしまいますが、電動リールだとその煩わしさがなく、エサを付け直してまた投入という流れもスムーズに行えます。
特に電動リールが活躍するのが、
・等速に巻く(タイラバ)
・根魚釣りで深場を狙う
・重い仕掛けを投げてエサ取りのタナを通過させる
・仕掛けの回収が多い釣り(イカメタル・ワラサのコマセ釣りなど)で手返しをよくする
・遠投カゴ釣りでウキを流して遠くの魚を狙う
・テンヤ釣りで着底したら跳ね上げるという誘いを繰り返す
などのシーンで、手動で行うのは大変な釣りに最適です。
ダイワの電動リールの特長
ダイワの電動リールの特長は、ダイワが先駆けた「ジョグパワーレバー」が搭載されているという点です。
「ジョグパワーレバー」はパワーレバーの位置が中央につき、ダイヤルタイプになっています。
これにより、クラッチのオンオフ・タナを切る取り直す・巻き上げるなどの操作が左手の親指だけで行える、非常に便利な機構です。
リールの操作が片手でできる圧倒的な簡便さ!
もう一方の手があくことで、魚がかかってからの対応の早さが段違いです。
また、一部の電動リールには「メガツイン」「メガツイン・プロ」という機構も搭載されています。
「メガツイン」はダイワ独自のハイギア・ローギア変速システムです。
仕掛けの回収はハイギアで手返しよく、魚がかかったらローギアのパワーモードで大型魚相手でも圧倒的な巻き上げ力を発揮してくれます。
「プロ」はギヤ切り替え時の変速ショックが少なく、スムーズなギヤチェンジが行えます。
ジョグパワーレバー搭載の機種は名前に「J」が、メガツイン搭載には「M」がついているので、簡単に判別できますね。
電動リールを選ぶポイント
電動リールを選ぶポイントは、
・ターゲットや釣法によって番手を選ぶ
・大物狙いはより高性能なモーターを搭載したリールを選ぶ
の2点です。
ポイント➀番手
電動リールの番手(リールの大きさ)は、ターゲットの大きさによって適した番手を選びます。
基本的に番手が大きくなるほど巻き上げ力が高くなり、使用できるラインの長さも長くなります。
それを踏まえて、番手別に適した魚種をピックアップしました。
番手 | ターゲット(魚種) | 釣法 | PEライン対応長さ |
---|---|---|---|
200番 | タチウオ・ヒラメ | タチウオテンヤ・タイラバ・泳がせ釣りなど | 3号-200m |
300番 | タチウオ・ヒラメ・ヒラマサ | コマセ釣り・落とし込み釣りなど | 4号-300m |
400番 | マダイ・イカ・タチウオ・ヒラメ | スッテ・コマセ釣り・泳がせ釣りなど | 5号-300m |
500番 | マダイ・ケンサキイカ・ブリ・ヒラマサ・ムツ | コマセ真鯛・スッテ・フカセ釣りなど | 6号-300m |
ポイント②モーターの性能
電動リールを選ぶ際にはモーターの性能も重要です。
モーターの性能が良くないと、巻き上げる力が弱かったりモーターが磨耗しやすいです。
特にヒラマサやマダイの大物狙いの場合は、できればモーターの性能がより優れたリールを選びましょう。
例えばダイワのシーボーグシリーズの中で、同じ300番台のリールでも、シーボーク330JとシーボークG300Jではモーターの耐久性に大きな差ができます。
モーターの性能が良いものはどうしても高価ですが、長い目で見ると、持ちがよくて継続的に釣果が得られます。
ダイワのおすすめ電動リール
電動リールを選ぶポイントを踏まえた上で、おすすめのダイワ電動リールを9つピックアップしました。
・シーボーグ200J/J-DH
・レオブリッツ200J
・シーボーグ200J-SJ
・シーボーグ300MJ
・シーボーグ G300J
・レオブリッツS400
・シーボーグ 500MJ
・シーボーグ500MJ-AT
・SEABORG 500JP/JS
番手順にご紹介します。
シーボーグ200J/ J-DH
ダイワの電動リールの中でも一番人気のリールです。
タチウオテンヤやタイラバ、カサゴやメバルなどの根魚釣りなど、様々な釣りに対応しています。
自重490gの軽量かつコンパクトな形状ながらも、「マグマックスモーター」搭載で最大ドラグ10kgとパワフルさも兼ね備えており、大型のマダイや引きの強いタチウオとのファイトも楽に行えます。
シングルハンドルとダブルハンドルの2種類が選べ、シングルハンドルは巻き上げのパワフルさ重視、ダブルハンドルは手返し重視におすすめです。
自重:490g / 485g
ギア比:5.1
最大ドラグ:10
PEライン標準巻糸量(号-m):1.5-450, 2-300, 3-200
レオブリッツ200J
自重460gと超軽量かつコンパクトな電動リールです。
モーターは「ブリッツモーター」が搭載されており、回転の立ち上がりが早く、アングラーの微細な操作にもタイムタグなしで反応できる、素早さ重視のモーターです。
タイラバ、イサキやアジ狙いのコマセ釣り、タチウオジギングのほか、ヒラメやハマチなど引きが強くリールパワーが必要なターゲットにも安心して使えるパワフルさがあります。
価格もシーボークよりお手頃かつ高コスパなので、初めての電動リールにおすすめの1台です。
自重:460g
ギア比:4.8
最大ドラグ:8
PEライン標準巻糸量(号-m):2-300, 3-200
シーボーグ200J-SJ
スロージギング専用の電動リールです。
スロージギングというと、深場で重たいジグを動かす必要があるため体力勝負の釣りというイメージがありましたが、この電動リールなら女性やお子さんでもスロージギングが楽しめます。
PEラインが1.5号450m、1.0号だと600mも巻けるので、特に中深場~深場にいる魚(アカムツや鬼カサゴ、ヒラメなど)に有効です。
また長時間しゃくっても疲れにくいハンドルアームで、しゃくりの幅やスピードがコントロールしやすいリールとなっています。
自重:570g
ギア比:5.6
最大ドラグ:6
PEライン標準巻糸量(号-m):1-600, 1.2-500, 1.5-450
シーボーグ300MJ
シーボーグのフラッグシップモデル(最上位機種)の小型電動リールです。
同じ300番台のシーボーク300Jよりもデザインやベアリングのグレードが上がり、「メガツイン・プロ」機構も導入されています。
最大ドラグ13でPEラインが3号400m巻けるので、近海エリアの大物狙いに最適なリールです。
ブリを狙った泳がせ釣りや、10kgクラスの大鯛を狙ったコマセ釣りのほか、イカ釣りの多点掛けなど、ターゲットがはっきりしていて釣果重視の中級者におすすめです。
自重:670g
ギア比:4.4
最大ドラグ:13
PEライン標準巻糸量(号-m):3-400, 4-300
シーボーグ G300J
自重:575g
ギア比:6.0
最大ドラグ:16
PEライン標準巻糸量(号-m):3-400, 4-300, 5-230
高耐久性に特化した電動リールです。
心臓部のモーターには「MAGMAX-Gモーター」が搭載されており、従来よりも4倍の耐久性を誇ります。
しかもこのモーター、3年300kmの保証がついています。
ダイワの自信の表れですね。
このリールにおすすめなのが、ジギングです。
シーボーグ G300Jのもう一つの特長として、ワンピッチジャーク・ワンピッチポーズ(ワンピッチジャーク+ステイ)・ワンピッチポーズ(ただ巻き+ワンピッチジャーク)が選べる「ジギングモード」があります。
特に深場や重めの仕掛けの操作は大変なので、疲れた時にはこのモードを利用して長く釣りを楽しむのもおすすめです。
レオブリッツS400
PEライン専用で、現段階では400番台唯一の電動リールです。
基本性能が充実した汎用性の高いリールなので、マダイ・イカ・タチウオ・アジ・サバ・ヒラメ・カサゴなどあらゆるターゲットに幅広く対応しています。
「ジョグパワーレバー」は搭載されていないため利便性には欠けますが、そのぶん汎用性の高さとコスパの良さで人気です。
いろんな魚を1台のリールでまかないたいという欲張りなアングラーにおすすめ。
自重:550g
ギア比:3.6
最大ドラグ:10
PEライン標準巻糸量(号-m):4-350, 5-300
シーボーグ 500MJ
最大ドラグ23と驚異のドラグ力を誇る電動リールです。
自重は他のリールと比べると重くなりますが、それだけ安定感は増します。
大型魚の疾走をいなし、ドラグが滑らかに効き続けることで安心してファイトを楽しめます。
ジョグパワーレバー+メガツイン・プロとダイワの技術が詰まっており、この機構による手返しの良さとパワフルさは、大型魚狙いの落とし込み釣りに最適です。
そのほかにも、スルメイカの多点掛け、中深場のキンメ・ムツ・タラや相模湾キメジ・カツオまで幅広く対応しています。
自重:980g
ギア比:3.6
最大ドラグ:23
PEライン標準巻糸量(号-m):5-400, 6-300
シーボーグ500MJ-AT
フカセ釣りをする際に便利な「フカセクラッチ」が搭載されている、高機能なフラッグシップモデルです。
フカセクラッチとは、スプールフリーで魚がヒットすると自動でクラッチが入るというシステムです。
※スプールフリー:スプールとモーター部のギアを切り離してスプールの回転に抵抗をなくした状態=高速仕掛け落下性能
自動でクラッチが入ることで、バックラッシュしにくい構造となっています。
また自動棚停止機能をオンにすることで、指定した棚や海底で手返し良く釣りができるので、釣果アップにつながります。
フカセ釣りでアカムツ(のどぐろ)やオニカサゴ、キンメダイなどの高級根魚を狙うのに最適なリールです。
自重:1010g
ギア比:3.7
最大ドラグ:23
PEライン標準巻糸量(号-m):4-500, 5-400, 6-300
SEABORG 500JP/JS
このリールの面白いところは、ターゲットに応じてパワー重視のJPかスピード重視のJSか選択できる点です。
パワー重視のJPは青物やイサキなどの落とし込み釣りに、スピード重視のJSは手返し重視のイカ釣りや根魚釣りにと使い分けることができます。
ターゲット+自分の釣りのスタイルに合わせてリールを選ぶので、中級者以上のアングラーにおすすめのリールです。
自重:825g
ギア比:3.6(JP)3.7(JS)
最大ドラグ:23
PEライン標準巻糸量(号-m):4-500, 5-400, 6-300
まとめ
電動リールを選ぶポイントは、
・大物狙いはより高性能なモーターを搭載したリールを選ぶ
の2点を意識し、どんな魚を釣りたいかをしっかり見据えてリールを選びましょう。
おすすめのダイワ電動リールは
・レオブリッツ200J
・シーボーグ200J-SJ
・シーボーグ300MJ
・シーボーグ G300J
・レオブリッツS400
・シーボーグ 500MJ
・シーボーグ500MJ-AT
・SEABORG 500JP/JS
です。
電動リールは船釣り初心者さんの強い味方です。
ターゲットに合わせて上手に使い分けて、いろんな魚を釣り上げてください。