アオリイカを釣るにはエギングが主流ですが、実はウキ釣りの方が初心者アングラーでも釣りやすく、竿を置いたままでも釣ることができるほど手軽なのが魅力です。
またエギングよりもウキ釣りの方が釣果が安定しやすく、ヤエン釣りのような難しさもありません。
今回は、アオリイカのウキ釣りのタックルや仕掛け、アオリイカの釣りやすい時間帯やポイント、アオリイカ釣りのコツなどをご紹介します。
投稿者プロフィール
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好きな釣り:ブラックバス、エギング
釣りに本格的にハマったのが10代後半できっかけは友達がバス釣りに誘ってくれ、
この引き面白っ!ってなり次の日にバスタックル一式を買いに行きました(笑)
現在は、エギング中心ですが最近では先輩の影響でヒラマサキャスティングにハマっています!
この記事がアングラーの1人にでも役に立てれば幸いです。
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目次
ウキ釣りorエギング?ウキ釣り(餌釣り・泳がせ釣り)の魅力
アオリイカのウキ釣りは、活きた小魚をエサにして釣る方法で、ウキ釣り=泳がせ釣り=餌釣りと思ってもらって大丈夫です。
ウキを見ることで視覚的にアオリイカの食いつきを確認しやすいため、アオリイカ釣り初心者にも向いています。
アオリイカのウキ釣りは、
・実はエギングより釣れる
・ヤエン釣りほど難しくない
・竿がほかの魚向けに兼用・流用しやすい
・仕掛けの小物は太刀魚にも使える(アオリイカ釣りでもまれに太刀魚がかかることも)
と、エギングにはない魅力もあります。
またポイントによっては、アオリイカだけでなく、太刀魚やアイゴ、メバルなども釣ることができます。
アオリイカ釣りの時期・時間帯
アオリイカ釣りの時期は基本的に春と秋です。
春は大型の親イカ狙い、秋は新子の数釣りが楽しめます。
アオリイカの習性は夜行性で、夜間の方がエサの小魚が集まりやすいため夜釣りがおすすめですが、昼間でもアオリイカは釣れますよ。
おすすめの時間帯は朝夕のマズメですね。
また時間帯だけでなく、干潮・満潮の前後も狙い目です。
というのも、他の魚と同じくアオリイカも潮が動くタイミングで活性が高まるからです。
アオリイカのベイト(餌)となるアジやイワシなどが動いているかを確認することが非常に重要でので、時間帯を外していたとしてもベイトがいればチャンスは十分あります。
アオリイカ釣りの場所・ポイント
アオリイカのウキ釣りではポイント選びも重要です。
特に墨跡が多い堤防は実績のあるポイントで、エサとなるアジやイワシが回遊する場所も狙い目です。
そのほかにも、
・潮通しが良い堤防の先端や角
・岩場や藻場など障害物が多い場所
・船の通る場所(ミオスジ)や潮通しの良い場所
・ベイトが入り込みやすい湾内
といったところも好ポイントです。
ただし、藻やテトラなど障害物が多い場所は根掛かりに注意しましょう。
季節べつに見ると、特に春は藻場、秋はストラクチャーやシャローエリアが狙い目です。
常夜灯がある場所は夜間にベイトが集まりやすく、夜釣りに適しています。
過去に釣れた実績のあるポイントを選び、釣行当日はアオリイカの墨跡を確認することが釣果への近道ですよ。
アオリイカのウキ釣り|仕掛け・ライン
アオリイカのウキ釣りに使う仕掛けは、半遊動仕掛けです。
以下の道具を使って作ることができます。
・シモリ玉
・からまん棒
・棒ウキ(夜釣りの場合は電気ウキ):2〜3号、深場を狙う場合は5号ほど
・スイベル
・リーダー
・イカ針:Mサイズ(秋なら小さめ、春〜夏は大きめのLサイズを適宜選ぶ)
基本的には通常のウキ釣りとほとんど同じですが、アオリイカ専用のイカ針が他とは異なる重要ポイントです。
イカ針をつけることで、アワせるとイカ針が跳ね上がり、エサに食いついたイカがひっかかる仕組みになっています。
自作する場合は上記の釣り具に、適宜オモリやガン玉などを足していくもの良いでしょう。
アオリイカのウキ釣り仕掛けセットも販売されていますので、そちらを使う方がより簡単です。
がまかつのアオリイカ仕掛けは、段差のあるタイプやウキ付きのパーフェクトタイプなど3種類ほどあるので、好みの仕掛けを選んでみてください。
ウキ釣りの仕掛けはタチウオなどの仕掛けを流用し、イカ針を取り付けることで代用できます。
使用する道糸(ライン)は、ナイロンライン2〜3号がおすすめです。
150mほど巻いておけば良いでしょう。
アオリイカのウキ釣り|ロッド
アオリイカのウキ釣りに使うロッドは、
・磯竿1.5~3号(5m前後)
・硬さは少し柔らかいぐらい(イカが仕掛けを抱いた時に弾かない程度)
のものが良いですね。
磯竿1.5号は釣り初心者にも扱いやすい長さで、磯竿3号は使い回しが利く長さなので他の釣りにも使いやすいです。
磯竿以外だと、シーバスロッドやエギングロッドの流用もできます。
アオリイカのウキ釣り|リール
アオリイカのウキ釣りに使うリールは、中型のスピニングリール(2500~3000番前後)が適切です。
ドラグ性能や軽量化されたものなど高性能なリールは必要ありません。
ぶっちゃけ、巻ければなんでもOKです。
アオリイカのウキ釣り|餌
アオリイカのウキ釣りでは、アジやイワシなどを生き餌にして使用します。
生き餌は鮮度が命なので、釣行当日に釣具店で買うかサビキで現地調達しましょう。
生き餌を生かしておくためのバケツやエアーポンプなども忘れないように注意しましょう。
餌の付け方は、背掛けか鼻掛けです。
背掛けは
・ハリが外れにくい
・ターゲットがイカの場合はフッキングしやすい
・魚が弱りやすい
鼻掛けは
・生き餌が動き回りやすく広範囲にアピールできる
・魚が弱りにくい
・身切れしやすい
といったメリット・デメリットがあります。
泳がせ釣りは基本的に背掛けがメインではありますが、アオリイカが中々抱いてこない場合は、アピール重視の鼻掛けにするのが良いでしょう。
ウキ釣りのやり方
アオリイカのウキ釣りでは、
・エサとなる魚を弱らせないようにつける(手早く、できれば水の中で)
・仕掛けはふんわり優しく投げる
・生き餌を泳がせて待つ
・早合わせせず、本アタリがあるまで待つ
・アタリがあったら糸ふけをゆっくり巻き取って、竿を垂直に立ててアワせる
・イカ針の位置と向き、イカの位置をイメージしてイカ針が引っかかるようにフッキングする
というのが一連の流れです。
特にアタリの判断とフッキングにコツが必要です。
アタリの判断は口頭で説明するのが難しいですが、一旦コツンとしたアタリで仕掛けが重くなったあと、じわっと浮くような感覚があればアワセます。
イカが餌にしっかり抱きついた時に、アオリイカの位置とイカ針の位置をイメージしながらイカ針を食い込ませるようにフッキングできるとなお良しです。
アオリイカ釣りは水深/タナ選びがポイント
釣果を上げるためには、タナ(水深)選びが重要です。
・活性が高いとき・警戒心が薄いとき(朝夕マヅメ)→タナは浅めを狙う。水面から3メートル前後(2~4.5メートルぐらい)
・活性が低いとき・警戒しているとき(日中)→タナは底(ボトム)周辺(底から1メートル上ぐらい)
・秋→中層狙い
・冬~春→底狙い
朝夕のマズメ時や夜間は、アオリイカの活性が高く餌を求めて浮きやすいので3メートル前後を目安にタナを調整します。
また新子の多い秋は活性が高いので中層を狙うと良いです。
一方、日中や冬場は活性が低いため、底近くを狙います。
大型のアオリイカは警戒心が強いので、同じく底を狙いましょう。
タナの調整は、ウキ止めとウキの位置を調整し、ウキ下の長さをタナに合わせます。
狙うタナは基本的に変化が多いところがポイントでもあるので、根がかりに注意しましょう。
まとめ
アオリイカのウキ釣りは、アオリイカを初めて釣る初心者の方におすすめの釣り方です。
エギングでなかなか釣れない…という方は、泳がせ釣りに変更してまずはアオリイカを釣る楽しさを体感してもらうのが良いですね。
ぜひアオリイカのウキ釣りに挑戦してみてください。