投稿者プロフィール
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好きな釣り:磯上物、底物、SWルアー
私が釣りを始めたのは20台前半と遅咲きの釣り人ですw
一箇所に通いつめるということができずに、半分旅行気分であっちこっちの磯に行くの好きです。
おかげで全く釣果には恵まれず、磯の上でグータラしてばかりです。
釣技は全くダメですが、釣具の査定は絶対的な自信を持ってます。
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目次
釣りにくい理由を知って対策・解決すれば釣れる
アオリイカにはエギンガーからすると釣りにくい習性があります。逆に言うとアオリイカの習性や生態を知り対策すれば、問題は解決して釣れるようになります。
まず基本的な習性をまとめます。シーズンは春と秋です。春は産卵期に当たり、大型が狙えます。秋は春に生まれた新子が釣れます。秋は小型ですが数釣りができます。アオリイカの寿命は約1年なので、毎年個体が入れ替わります。
以下、アオリイカの習性ごとに解決方法をまとめます。
解決法①活性が高くなるときを狙う
当たり前のことですが、活性が低いときにチャレンジしてもなかなか釣れません。活性が高まる時間帯や干満との関係はほかのターゲットと同じです。
活性が高いのは秋
春・秋のシーズンのうち、秋の方が釣りやすいと言えます。秋のまだ若い新子は好奇心が強く活性も高いです。足元まで来ることもあります。目で見ながら釣るサイトフィッシングができるくらいです。逆に春は警戒心が強く、釣りやすさでは劣ります。まずは秋にトライしてみましょう。
マズメを狙う
釣れる時間帯の基本、朝夕のマズメは狙い目です。日の出・日の入りの前後1時間を目安にしてください。
干潮・満潮の前後を狙う
セオリー通り、干潮・満潮の前後も狙い目です。一般に満潮前後の方が釣りやすいとされますが、ポイントにもよります。干潮前後が釣れないわけではありません。
解決法②アオリイカが好む場所を狙う
適切なフィールドやポイントを狙えていないせいで、釣れていない場合があります。エギングは場所選びが大切です。エギンガー人口が増えただけでなく、エギングにはもともとシビアなキャストが求められるからです。春のアオリイカは産卵場所にいます。秋の個体はまだ若く小さいため、身を守ることができる場所にいます。レンジについては、季節や活性で異なります。
おくのがおすすめです。
実績のある釣り場を探す
まず、そもそも実績のある釣り場で釣りましょう。方法としては、
・ネットで調べる
・人に聞く(特に地元の釣具屋や実際に釣りをしている人)
の基本のほか、釣り場に墨跡(あと)がある場所も有望です。実際に釣り上げた跡(あと)だからです。
キャストするポイント
アオリイカは藻場に産卵します。そのため春は藻場にいます。中でもホンダワラ・アマモに産卵するので、ホンダワラ・アマモの生えている際を狙いましょう。秋は身を隠すことができるストラクチャー(テトラなど)や、シャローエリアを狙いましょう。
そのほか、プレッシャーが少ない・ライバルが投げていないところも探りたいところです。例えば堤防の先端はよいポイントとしてよく挙げられます。しかし逆に色々な人がキャストしているので居着きの個体はスレているのが普通です。思い切ってそこから離れたところの方がプレッシャーが少なくヒットする可能性があります。
同じ釣り場でも10m違うと釣果が違うとも言われます。シビアに攻めることを意識しましょう。
活性別アオリイカのいるタナ
活性が低いほどボトムに下がっていき、高いほど上に上がってくる習性があります。そのため、春はボトム・秋は中層以上にいるのが普通です。
基本はボトム狙いと心得ましょう。藻場のボトムは根掛かりしやすく敬遠したくなるものです。しかしそんな場所こそ、アオリイカが隠れている可能性も高いと言えます。1回目のキャストで着底までの時間をカウントし、2回目以降はそれよりやや短い時間でシャクり始めましょう。それにより根掛かりのリスクを抑えることができます。
解決法③気配を消して警戒させない
アオリイカは警戒心が強くスレやすいターゲットです。エギンガーの数が増えていることもあり、多くの個体がスレていると思った方がよいでしょう。できるだけ警戒させないことが大切です。
水際には立たない
アオリイカは人影が見えるとすぐに逃げてしまいます。足元までエギを引いてきたり、目で見ながらのサイトフィッシングをしたりすることもあります。しかし、できるだけイカから見えない一歩下がったところに立つようにしましょう。
遠投してみる
遠くにいる個体はあまりプレッシャーにさらされていません。遠投して釣果をアップさせましょう。もちろん遠投の場合、エギの重さに耐えられるロッドを選ぶことが必須です。
サーフは敬遠されがちな方法ですが、サーフで遠投できるとライバルが少なくチャンスが増えます。外洋に面した外向きのサーフなら年間OKで、アオリイカゲットのチャンスをさらに増やすことができます。
解決法④動きへの敏感さを逆手に取る
アオリイカは色は識別できませんが、目がいいのが特徴です。そのため動きには敏感です。エギの動きが不自然だとすぐ見切られてしまいます。不自然さを出さないようにしつつ、動きでアピール・誘うことが大切です。
効果的なシャクり方
シャクるときは激しくやりすぎないようにしましょう。活性が低いほどアクションは控えめに。着底して1回大きくシャクったらボトムステイさせる方法もあります。時間は30秒~1分が目安ですが、2~3分ぐらいやるプロもいます。そのほか、ボトムではただ巻きも試してみましょう。
動きが単調・ワンパターンだと見切られます。動きにバリエーションをつけるのもコツです。
エギのフォールの姿勢にこだわる
アオリイカがエギを抱くのはほとんどがフォール中です。そもそもフォールで抱かせる時間がないとヒットしません。意識してフォールの時間を取りましょう。
フォールの姿勢は、頭が水平かやや下向きぐらいがベストです。頭が上を向いていると不自然で見切られてしまいます。そのため、エギ選びも大切になってきます。安いエギはフォール中のバランスが悪いことがあるからです。
水が濁っているときのエギ選び
水が濁っているときは活性が下がります。そこでエギを抱かせるには、エギ選びが大切です。初めに視認度・アピール度の高いエギ(赤系の下地、グローなど)を使って大きめのアクションで様子を見ましょう。それでダメならナチュラルなエギ(ゴールド系・クリア系)に変えてアクションも抑えめにしてみましょう。
解決法⑤分かりにくいアタリを逃さない
アオリイカはアタリがわかりにくいので、ヒットしているのに逃している場合があります。アタリには何種類かあります。
・引っ張っていくアタリ
・こつんとくるアタリ(通称「イカパンチ」)
・手前に来たせいでラインがゆるむアタリ
これらのアタリに気づきやすくする工夫が必要です。
糸ふけはなくす
糸ふけをなくすと、ラインが読みやすい・アタリを感じやすいというメリットがあります。フォールさせるときも、ラインを張ったテンションフォールで行いましょう。
ラインを人差し指にかけたりつまんだりして、指でチェックするのも有効です。
横風は避ける
横風が強いと糸ふけが大きくなってしまいます。横風を受けない向きを心がけましょう。キャストの方向やポイント選びを工夫してください。
ロッドの感度
エギングロッド以外を流用している場合、ロッドの感度によってはアタリがわかりにくいことがあります。流用している場合は、エギングロッドに変えるのも1つの方法です。感度の高いロッドに変えたら釣果アップしたという人もいます。エギングロッドは汎用性が高いので、ほかのターゲットにも流用しやすくおすすめです。
まとめ
全体をまとめます。
習性①活性が高くなるとき
・シーズンは秋を狙う
・朝夕のマズメを狙う
・干潮・満潮の前後を狙う
習性②アオリイカが好む場所
・実績のある釣り場を調べる
・春は藻場(ホンダワラ・アマモ)、秋はストラクチャー・シャローエリアを狙う
・春はボトム、秋は中層以上
習性③警戒心が強い
・水際には立たない
・遠投してみる、サーフでやってみる
習性④目がいい
・シャクりは抑えめ、活性が低いほど抑える、ボトムステイ、シャクりにはバリエーションを
・フォールの姿勢は水平か頭が下向き
・水が濁っているときは、アピール度の高いエギ&アクション→ダメならナチュラルなエギ&アクションで
習性⑤アタリがわかりにくい
・糸ふけはなくす、テンションフォール、指でラインを確認
・横風は避ける
・感度の高いロッドを使う
細かいことの積み重ねで、ヒットの可能性は高くなっていきます。アオリイカの習性を理解して、釣果アップにつなげてください!