アマダイは船で釣るのが一般的で、ベストシーズンは冬となっています。アマダイを釣り上げるには、アマダイ釣りならではのコツがあります。
今回は、初めてアマダイ釣りをされる方向けに、アマダイの習性や釣り方のコツ、おすすめのタックルや仕掛けについて詳しく解説します。
投稿者プロフィール
-
好きな釣り:渓流釣り
初めて釣りにいったのが糸島にある某ヤマメの管理釣り場で、そこから渓流釣りに興味を持ちました。
小さい頃は祖父の自宅が山に囲まれていて渓流に入って直接魚を獲るようなアクティブな子どもでした(笑)
ダイワの某釣り番組が好きでよく見ており、経験は浅いですが知識は少しずつ蓄えています。渓流釣りだけでなく、様々な釣りジャンルの発信をしていきたいと思います。
最新の投稿
- ロッド2024年6月29日最強のおすすめ穴釣りロッド8選!価格より評価でセレクト【代用・流用もご紹介】
- イワナ釣り2024年6月29日渓流ルアー釣りにチャレンジ!おすすめタックルと選び方のポイントを解説
- リール2023年8月12日スピンキャストリールとは?使える場面・使い方とおすすめ機種5選
- ハゼ釣り2023年8月1日ハゼのミャク釣り入門【仕掛け・竿・コツ】初心者だって数釣りできる!
目次
アマダイの習性を知る
アマダイは水深100m前後の砂泥底に巣穴を作る習性があり、底の巣穴から上を見上げる形で甲殻類や小魚を狙っています。
基本的には船釣りで狙うので、水深の詳細は船長さん任せで大丈夫です。
釣り場のポイントとしては、
・巣穴を作りやすい泥質の海底
・岩礁帯周辺の砂地
・砂泥地のカケアガリ
・エサとなる甲殻類や小魚が豊富な場所
を意識して狙いましょう。
アマダイの種類によって生息している海域が異なります。
シロアマダイは30m~80m、アカアマダイは40m~150m、キアマダイは150m~300mの海域に生息しますので、狙うアマダイに合わせて狙うタナ(水深、レンジ)を変えてみましょう。
アマダイ釣りのロッド・リール・ライン
アマダイ釣りは、船釣りで水深30m~100mを巻き上げ、仕掛けをこまめに誘いを入れながら釣るスタイルなので、軽量タックルが適しています。
・ロッド
使用するロッドは2~3mの長さで、なるべく軽いものを選びましょう。
アマダイ専用の竿もありますが、代用竿だと竿の穂先は柔らかくてしっかりとしたビシ竿も最適です。7:3 や 6:4 の先調子が良いです。
オモリが30~80号に耐えられるものにしましょう。
アタリを取りやすく操作性の良い高感度・先調子のアマダイ専用ロッド。
・リール
PEラインが200m巻ける、電動リールがおすすめです。
自重460gと超軽量かつコンパクトな電動リール。
・ライン
2号前後のPEラインを200m巻きます。
タナを探りやすいよう、ラインにはマーカーが付いたものがおすすめです。
最強の仕掛けは基本の片テンビン
アマダイ釣りの仕掛けは、2本針の仕掛けに片テンビンとオモリをつけた「片テンビン」を使うのが基本です。
全長2m、枝針は30cmと使いやすい長さのアマダイ仕掛けです。
エサが固定しやすいダブルケン付のチヌ針を使用しており、紫外線で青白く光るケイムラカラーでアマダイにアピールできます。
50cmオーバーの大物アマダイにも対応できるアマダイ専用仕掛けです。
オキアミが真っ直ぐ刺せるロングシャンク針でエサ持ちが良く、深場からの電動リールの巻き上げにも対応する中軸仕様となっています。
針は、エサとなるオキアミやアオイソメがまっすぐつけられるサイズと、大物にも対応できる中軸仕様、エサがズレにくいケン付きのものを選びましょう。
片テンビンの長さは30~40cmのサイズが良いです。
オモリは丸型もしくは六角型のオモリだと、着底させた際に砂煙が上がりやすいのでおすすめです。
オモリの色は、エサ取りが多い場合は通常の鉛色を、集魚効果をあげたい場合はホログラムや蛍光カラーを選びましょう。
アマダイ釣り入門にオススメの動画↓
アクションとアタリ
アマダイは巣穴から上を見上げて、落ちてくるエサに反応するので、ロッドアクションは大きくゆったり行うのが重要です。
仕掛けが着底したら、少しして竿先を上まで大きく持ち上げ、ゆっくり下げる動作を繰り返して誘います。
竿を上げる際は立てるように持ち上げ、一番上で少し止めるのがポイントです。
竿をゆっくり上げ下げする動作で食ってこない場合は、竿先をふわっとゆるく動かして仕掛けを漂わせてみたり、しゃくりを入れて海底から仕掛けをふわっと浮かせるなど、誘い方を変えてみてください。
アマダイのアタリは非常に小さく繊細なため、コツコツっと小さなアタリが出たら、大きくしっかり合わせてかけます。
数メートルは手巻きであげて、アマダイだと実感できたら電動リールで巻き上げると良いです。
アマダイ釣りのコツはタナにあり
ロッドアクションも大事ですが、アマダイのいるタナに仕掛けを落とすことが最も重要です。
タナを正確に取るためには、
・マメに底を取る
・潮を読む
・ゲストの釣れ方でタナを読む
の3つを意識しましょう。
コツ|マメに底を取る
仕掛けを投げ入れた際や誘いを繰り返す時は、毎回必ず底を取るようにしましょう。
加えて、底をとって地形を確かめる際に、小突くように動かすと
・砂が舞うことでエビやカニが動いているように見せかけられる
・小突く動きと連動してさし餌が動く=ナチュラルな誘いができる
といった効果があります。
また、底をとったらアマダイに食わせのタイミングを与えるために、すぐに誘いを入れず少し待ちましょう。
コツ|潮を読む
アマダイ釣りは潮の流れの速さによって、誘い方やオモリの重さを変えると、より釣果に繋がりやすいです。
まず潮が速い場合は、オモリを重くしたりガン玉を使うなどして、タナを低めにキープしましょう。
また潮が速い時に誘いをかけてしまうと、思ったよりも仕掛けが浮き上がってしまい、せっかくアマダイが食いそうだったのに仕掛けが離れてしまった、なんてことになります。
その場合はあまり誘いすぎないようにしましょう。
一方、潮の流れが緩い場合は、少し高めにタナをとり、下の針をズル引きするぐらいで位置取ります。潮がゆったりしている場合はアマダイがエサを注視していますので、丁寧に誘いましょう。
コツ|ゲストの釣れ方でタナを読む
基本的に海底から1m以内がアマダイのタナとなります。
アマダイのタナを正確に掴むには、釣れたゲストの魚種とヒットした位置によっても見極めることが可能です。
釣れたゲストによるタナの判断は、以下を基準に考えてみてください。
・サバ・アジ・レンコダイ→タナが高い、もっと低くする
・アカボラ(ヒメコダイ)やキダイ→少しタナが高いが、アマダイも近くにいる可能性は高い
・ガンゾウビラメ→タナが低い、もっと高く位置取りする
・トラギス→底に近すぎる、タナが低い、もっと高めにキープする
タナを調整する際は、50cm間隔でかえるように意識しましょう。
オモリを変えたり、ガン玉を着脱することでタナを調整することも可能です。
まとめ
初めてのアマダイ釣りでも釣果をあげるには、
・アマダイのいるポイントは、泥質の海底や岩礁帯周辺の砂地、カケアガリ
・タックルは、2mほどの先調子のロッド・小型の電動リール・長さ200mのPEライン
・片テンビン仕掛けが最強
・ロッドアクションはゆったり大きく行う
・コツコツっと小さなアタリが出たら、大きくしっかり合わせる
・アマダイのいるタナに仕掛けを落とすことが最も重要
・コツ①マメに底を取る
・コツ②潮の速さに合わせてオモリの重さをかえてタナをキープする
・コツ③釣れたゲストによってアマダイのタナを見極める
と、主に仕掛けとタナにこだわると良いです。
最強の仕掛けとコツを武器に、初心者で竿頭を目指しましょう!