・脂ベトベトの旨味を味わえる刺身。
・とろけるようなカマの塩焼き。その人気の秘訣は、何と言っても食べて美味い。
思い出すだけで唾液が出てきてしまいます。
釣り上げるのも比較的かんたんで初心者でも高確率で釣れてくれます。
しかし、
「船に乗るの不安だな」
「魚が大っきいし私には無理でしょ」
「どんな道具を揃えたらいいかわからない」
今回はそんなお悩みを解決するべく、オフショア「ブリジギング」のタックルから調理方法など徹底解説します。
投稿者プロフィール
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好きな釣り:磯上物、底物、SWルアー
私が釣りを始めたのは20台前半と遅咲きの釣り人ですw
一箇所に通いつめるということができずに、半分旅行気分であっちこっちの磯に行くの好きです。
おかげで全く釣果には恵まれず、磯の上でグータラしてばかりです。
釣技は全くダメですが、釣具の査定は絶対的な自信を持ってます。
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目次
ブリジギングの種類
『オフショア ブリジギング』は大きく分けて、1.ジギング、2.スロージギング、3.電動ジギングの3種類のに分けられます。
その違いは、釣り方や使う道具、ジグの操作方法などが変わります。
三者とも狙いの魚種は青物(ブリ、ヒラマサ)が基本となりますが、スロージギングは根魚(ハタ、沖カサゴ)にも効果を発揮します。
1.ジギング
スピニングタックルで行います。
竿に対して、下向きにリールが付いています。一般的に魚釣りと聞いて思い浮かべるのはこの形ではないでしょうか。
ブリジギングでは基本的な釣り方となります。
2.スロージギング
ベイトタックルと呼ばれる道具を使用します。
スピニングタックルと違いベイトタックルは竿に対して上むきにリールを装着します。
リールは青物の引きに対応するべくレベルワインダー(ライン巻き取り時に自動でラインが偏らないようにする装置)がないものがほとんどのため指でレベルワインダーの役割をしないといけません。
そして、誘い方もジギングとは異なり初心者には不向きなどでこの記事での説明は省略します。
スロージギングは青物以外にも根魚などの高級魚も狙うことができる釣り方となります。
3.電動ジギング
その名の通り電動リールを用いて行うジギングです。
1.で紹介した通常のジギングと釣り方は一緒ですが、電動リールと言われるスイッチ一つでラインを巻き取ることができるリールを使用します。
初心者の方や体力に自信がない方などにオススメしたいタックルです。
ブリジギングロッドの選び方
ジギングロッドは、一般的なルアーロッドと比べて竿の全長6〜6.7ft(1.8〜2.0mぐらい)と短いものが多く
ジグを真下に落とししゃくることに特化したロッドとなります。
基準として、ルアーウェイト(竿がルアーに耐えることができる目安)200g以上のロッドを選ぶようにしてください。
ジギングロッドを展開しているメーカーとして
ダイワ、シマノ、MCワークス、ヤマガブランクスが挙げられます。また、コスパに優れているメジャークラフトがあります。
価格帯は二万円代から五万円弱まで幅広く販売されており決して財布には優しくありませんが、軽量化プラス強度も追加されている有名メーカーロッドを使用することでジギング中に肉体的な疲労の軽減と魚をかけてから取り込むまでの手助けをしてくれるので青物の強い引きに安心してファイトが楽しめます。
筆者がお勧めする、ロッド(竿)をご紹介します。
ダイワ
・ジギング用
ヴァデル 59HS
ブラスト J61MHS・V
キャタリナ J61MHS・E
・電動ジギング用
ヴァデル 60MHB
キャタリナ J511MHB
シマノ
・ジギング用
グラップラー S 60-4
グラップラー S 60-5
・電動ジギング用
グラップラー B 60-4
グラップラー S 60-5円
MCワークス
・ジギング用
デュアルエッジ DE 602LR
デュアルエッジ DE643LR
リアルフュージョン RF673LR
リアルフュージョン RF 612LR
・電動ジギング用
ノーザンブルー 623SS
ヤマガブランクス
・ジギング用
ギャラハド 587S
・電動ジギング用
ギャラハド 624B
メジャークラフト
・ジギング用
ジャイアントキリング GKJ-S56/6
・電動ジギング用
ジャイアントキリング GKJ-B54/6
始める前はどれがいいのか、何が自分にあっているのかわからないと思います。
お世話になる遊漁船のレンタルロッドで試してもいいかもしれませんね。
ジギングリールの選び方
ジギングに使用するリールの目安として番手とギヤ比が大事になってきます。
リールには番手と言われるリールの大きさを表す数字とギヤ比と言われるハンドル1回転の巻き取り長さを表すアルファベット(※ダイワの場合はこの限りではありません)で形成されています。
ブリジギングにおいて、筆者がお勧めするリールをご紹介します。
スピニングリール
ダイワ 4000~5000番ノーマルギア
・キャタリナ
・ブラスト
・BG
・ヴァデル
シマノ 8000~10000PG(パワーギア)
・ツインパワーSW PG
・バイオマスターSW PG
・スフェロスSW PG
電動リール
誰でも簡単にというコンセプトのもと電動リールは開発が進んでおり、以前と比べ軽量化、魚とのやりとりをいかにバラさないようにするオートモーターの改良により力がなくとも大型のブリを安全に釣り上げることができるようになります。
シマノ フォースマスター800
ダイワ シーボーグ 200J、200MJ
ブリジギング用 ジグの選び方
ジギングをするために必需品であるジグ
水深や潮の流れにより使用する重さは様々です。
まずは底を取ることを意識して重さ選びをしましょう。
水深目安は
80mで180グラムから220グラムまで使用します。
100mを超える水深に対しては200グラムから280グラムを使用します。
形状はスリムで全長20cmを超えるものから、短く厚みがあるものがあります。
それぞれ揃えることをお勧めします。
※量販店ではジギング用ジグの隣にスロージギング用ジグも販売されています。
紛らわしいのですが、間違えないように購入してください。
見分け方として、スロージギングは平べったく短いものがほとんどです。
スロージグを使用して釣れないことはありませんが、使用する針や釣り方が違いますのでジギングタックルには不向きと言えます。
ジグカラーは、グロー系(暗闇で光る素材)と太陽光に反射してシルバー系と光る素材が使用されているものを選びましょう。あとはお好みで構いません。
ジグは重ためのものから最低3本は用意するようにしましょう。
ブリジギング用のライン、小物の選び方
PEライン
リールにはPEラインを巻きましょう。
号数は、青物の引きに対応するため3号から5号を目安に300メートル以上は巻きましょう。
ジグを落として何メートルのとこを引いているのか把握するため、5メートル起きや10メートル起きにマーキング(色を変える)されているものを使用します。
リーダー
PEラインだけだと根ズレなどに弱いため青物を確実に取り込むことが困難です。
ですので、フロロカーボンと呼ばれるラインをPEラインと結束させます。
フロロカーボンはスレに強く水に沈みやすい性質を持っているためジギングに適しています。
また、固くて伸びが少ないという特性をあり、感度が良くアタリが取りやすいラインです。
リーダーの長さは二ヒロ(両手を広げ指先から指先までを一ヒロと言います)
サイズは80lb~120lbがお勧めです。
PEラインとフロロカーボンの結束の仕方はこちらをご覧ください。
小物、仕掛けに関してはこちらをご覧ください。
リーダー→スイベル→スプリットリング→ジグ、アシストフックで構成されています。
アシストフック(針)
魚を掛けるために必要となってくるのがフックです。
ジギング用アシストフックには、シングルフックとダブルフックがあります。
私がお勧めするのはシングルフックです。
シングルフックの方が食いが良く一度かかるとバレにくいということもあります。
ダブルフックではごく稀に二匹同時にかかることもあり、手返しが悪くなるに加え糸がお祭り状態になる可能性もあり一部の遊漁船の船長からはシングルフックをお願いされることもあります。
フックサイズは、4/0~5/0を選びましょう。
お勧めは、がまかつ つらぬきもしくはデコイグランドパイク DJ-100です。
スプリットリング
スプリットリングもジギングの仕掛けにはなくてはならない存在となっています。
ジグの交換、フックの交換を容易にしてくれます。
大きさは、#4~#6を目安にしてください。
スイベル(サルカン)
シームレスリングというリングを使われる方もいますが、私はスイベルをお勧めしています。
一番のメリットとして糸ヨレを解いてくれるという役割があります。
大きさは、#3~#5がお勧めです。
プライヤー
プライヤーもジギングには必要不可欠となります。
スプリットリングを開くときに使い、ジグやフックの取り替え時、安全に魚からフックを外す際、ラインカットにも使用できます。
必ず準備をしましょう。
まとめ
オフショアジギングを始めたいけど全てがわからないことばかり。
最初は不安が多く、量販店の定員さんには聞きずらいなんてこともあります。
ブリジギングに使用するタックルを一つずつ理解し、釣行時に後悔しないようにしましょう。今回の内容をまとめると自分にあったジギングロッドを見つけましょう。
ジギングは一日中しゃくり続けないといけない釣りですので肉体的疲労を考えると軽めの竿、リール(電動リール)を選びましょう。竿の力は魚とのファイトをより優位にサポートしてくれます。
スピニングリールは、
ダイワ4500~5000番のノーマルギア
シマノ8000~10000番のPG(パワーギア)
電動リールは
ダイワ 200J 300J
シマノ 800 3000 2000
ジグの重さは180グラム~280グラムでしっかり底が取れる重さにすること。
カラーはグローとシルバー系をそれぞれ揃えましょう。
ラインは、PEライン3号~5号を300メートル巻きましょう。
リーダーは、フロロカーボンの80lb~120lbで長さは2ヒロとりましょう。
ジグ装着に必須なスプリットリング、魚をかけるための針、ラインのヨレを防止するスイベル、スプリットリングを開き魚から針を外すプライヤー。これらの道具も必須となりますので必ず揃えましょう。
次回は実釣編です。