準備ができればいざ実釣です。
実釣が最高の1日となるように事前にロッドの基本的な操作方法や釣り場でのジグの選択など筆者のブリジギング体験を踏まえお伝えします。
ですが、船となると不安はつきものです。
※遊漁船での乗船エチケットや船酔い対策についてはこちらをご覧ください。
投稿者プロフィール
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好きな釣り:磯上物、底物、SWルアー
私が釣りを始めたのは20台前半と遅咲きの釣り人ですw
一箇所に通いつめるということができずに、半分旅行気分であっちこっちの磯に行くの好きです。
おかげで全く釣果には恵まれず、磯の上でグータラしてばかりです。
釣技は全くダメですが、釣具の査定は絶対的な自信を持ってます。
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目次
集合場所には30分前に
遊漁船を予約した際に必ず伝えられる出船時間と集合場所。
30分前には到着するよう余裕を持って安全運転で向かいましょう!
道具を船に積んだり、乗船名簿を書いたりします。
基本的に遊漁船が出船する場所には、多数の船が係留していることが多くどの船か戸惑い探すのに時間がかかる恐れがあります。
早朝出船が基本となり、暗く見えづらいこともありますので遊漁船の名前はもちろんのこと形状や色などをホームページなどで確認しておくことをオススメします。
出船前にはトイレは極力済ませておきましょう!※基本的に遊漁船にはトイレが完備されていますが、釣り場までの移動中に海が時化(海上荒天時)ていると立つのが危険なほど揺れて転倒してしまう恐れもあります。
釣り座(自分が釣りをする場所)について
ブリジギングでは基本的にドテラ流しで行います。
※ドテラ流しとは船のエンジンを停止させ、風と潮の流れに乗せて流していく方法です。
地形に起伏がある場所や瀬の上を一定のラインで細かく探っていくことができ釣り逃しを防ぐことができます。
また、エンジン音による魚へのプレッシャーも減らすことがメリットとしてあげられます。
基本的に船は風下に流れていきますので、風上(風を正面から受ける方)で釣りを行います。
初心者にオススメの釣座はこちらです。
1、操舵室(船長席)の近く
船長から一番アドバイスをもらえる位置となります。
今釣れそうなジグのカラーや形状、ロッドアクション方法、魚探の情報などを教えてくれることがあります。
ジギングに必要な知識を学ぶことができますので、初ブリフィッシュに一歩も二歩も近ずくことができます。
2、船尾(船の一番後ろ)
一般的な遊漁船の形状的に船の船尾から先端に行くにつれて縦揺れ、横揺れ共に大きくなっていきます。
そのため船尾が一番釣りがしやすい場所となります。
実際に、船尾で釣りをしている人が魚を釣っていることが多く見受けられます。
また、船尾方向を広く使うことができますので同船者とのお祭り(ラインが絡むこと)も軽減することができます。
※釣座の確保については遊漁船によって様々ですが、船長が割り振ってくれたり、早いもの勝ちなどがありますので船のルールに沿って釣座を選びましょう。
いざ実釣!基本的な二つのロッドアクションとその使い分け
ブリジギングには大きく分けて2種類のアクションがあります。
ワンピッチワンジャーク
こちらが一番基本となるアクション方法となります。
ワンピッチワンジャークとは、1回シャクって1回リールを巻くことを言います。ロッドをシャくると同時にリールを一回転させロッドが頂点の時にハンドルノブも一番頂点に来ていることを指します。あとはこれの繰り返しです。
まずは、この形でワンピッチワンジャークを一定のテンポで行えるようにしましょう。
ロッドの上げ幅の目安として胸の位置から自分の目線の位置まで約50センチの感覚でシャクると腕への負担も軽減できしっかりとジグにアクションを加えることができます。
このアクション方法の使うタイミングとしては基本的にいつでも効果はあるのですが、潮が流れていない時や魚の活性が低い時に有効となります。
あとは慣れてきたらテンポを速めたり、逆にゆ~っくりしたり試して魚からの反応の良いロッド操作を見つけましょう。
ジャカジャカ巻き
簡単に説明すると、リールを早巻きしてそれに合わせてロッドを5センチ幅でしゃくりを入れ続けることを言います。
このアクション方法は、魚の活性が高く、ベイトの反応もよく出ているときに効果を発揮してくれます。
また、ジャカジャカ巻きとの組み合わせとしてジャカジャカ巻き中にストップをかけるとより魚へのアピールもできます。
イメージとしては、着底後10メートルほどジャカジャカ巻き→ストップ→ジャカジャカ巻き→魚ヒット!!!
一日のアクション方法などの詳細はこちらを参考にしてみてください。
ジグの選択
まずは、底をとることができる重さであることを最優先して下さい。
目安としては、
水深40メートル:150グラム
水深60メートル:180グラム
水深80メートル:200グラム
水深100メートル:220グラム~250グラム
※潮の速さや、強い風により底をとることができない場合もありますので、その際はジグを重くしていきます。
魚釣りの基本となるマッチザベイト(ブリが捕食している魚に合わせること)はブリジギングにおいても最重要となります。
基本的にブリが捕食しているベイト(エサ)はイワシやイカ、サンマなどが挙げられます。
イワシやサンマなど青魚などを捕食しているときは、太陽光に反射するシルバー系のカラーを選択しましょう。
イカを捕食くしているときは、グローが入ったジグを選ぶと釣果アップにつながります。
ベイトが何かわからないときは遊漁船の船長に尋ねてみるとブリにより早く近ずくことができます。
ブリをゲット!その後の処理は?
念願のブリがヒット!!
しかしその後どうすれば良いのか!?
遊漁船により様々ですが、一般的には船長がタモ入れをしてくれます。
その後は魚の血抜き、神経じめまでしてくれるところもあります。
血抜きが終了すると、船に完備されている氷がたくさん入った大きなクーラーボックスに収納してくれます。
その時に自分が釣ったブリがわからなくならないように、結束バンドなどをブリの顎につけておくと目印になって大変便利です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ブリジギングや、遊漁船に乗ることへの不安を少しでも取り除くことができたのではないでしょうか?
それでは最後に今回の内容をまとめると
・出船時間、集合場所には30分前には到着し、出船までに道具の積み込みと乗船名簿への記入は済ませましょう。
・釣り座は、風上のできる限り船長の側か、船尾にて確保しましょう。
・『ワンピッチワンジャーク』『ジャカジャカ巻き』をマスターしていろんなパターンで反応の良い誘い方を見つけましょう。
・ジグは必ず底をとることができる重さにすること。マッチザベイトを意識しましょう。
・結束バンドで自分の釣ったブリが一目瞭然で大変便利です。
初めて船に乗り、初めてブリジギングを行うことは不安でいっぱいになることがありますが、
誰でも一度は経験しています。
事前に準備できることや知ることができる情報は入手しておくと当日の流れもスムーズに運ぶことができます。
読者のブリジギング釣行が最高の一日となりますように!
※今回紹介した内容の一部は遊漁船により不一致する部分もあると思いますが、わからないことがあれば船長に尋ねましょう。