釣り初心者でも簡単に釣れるのがハゼ。高価なタックルも釣りのテクニックも要らず、場所も都市の河川や河口付近で釣れるので、釣りを気軽に楽しみたいライト層やファミリー層に特におすすめのターゲットです。
ハゼには様々な種類がありますが、釣りの対象としては一般的に「マハゼ」を狙います。
マハゼは日本各地に分布し、大きさはおよそ15~25cm前後の年魚(1年で一生を終える)です。
今回は釣り初心者でもハゼの数釣りが楽しめるミャク釣りを中心に、ハゼの釣れるポイントや使用するタックル、釣り方のコツなどをご紹介します。
投稿者プロフィール
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好きな釣り:渓流釣り
初めて釣りにいったのが糸島にある某ヤマメの管理釣り場で、そこから渓流釣りに興味を持ちました。
小さい頃は祖父の自宅が山に囲まれていて渓流に入って直接魚を獲るようなアクティブな子どもでした(笑)
ダイワの某釣り番組が好きでよく見ており、経験は浅いですが知識は少しずつ蓄えています。渓流釣りだけでなく、様々な釣りジャンルの発信をしていきたいと思います。
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目次
ハゼの釣れるシーズン・時間帯
ハゼは梅雨明けの7月ぐらいから釣れ始め、夏は荒食いの時期に入り、個体も大きくなっていてエサに食いつきやすいことから8~11月がベストシーズンとなります。
それ以外のシーズンではハゼを釣ることは難しいので、釣り初心者はハゼ釣りシーズンに照準を合わせて釣りにいきましょう。高い釣果が見込めますよ。
釣れる時間帯は朝まずめ・夕まずめが釣りやすいですが、日中でも十分に釣れるので、夏休みシーズンのファミリーフィッシングにもおすすめです。
おすすめ動画↓初夏のハゼ釣り入門!
時間帯より潮がポイント
ハゼ釣りは日中でも釣れますが、実は時間帯よりも潮の流れがより重要になります。
ハゼは満潮前の2時間ぐらいの上潮のタイミングが最も狙い目です。
満潮になるにつれてハゼが浅場に上がってきます。さらに干満の差が大きい大潮の日であれば、もっと釣りやすいですよ。
満潮前を逃しても大丈夫。
干潮から潮が上げ始めるタイミングでもハゼが食いやすいです。
ハゼ釣りに行く場合は必ず潮見表をチェックし、上潮のタイミングで釣りに行きましょう。
ハゼの釣れる場所・ポイント
ハゼは基本的に産まれた場所から大きく移動することはなく、どの地域にも生息しているので、都市の河川や汽水域に近い港の堤防など身近な場所で釣ることができます。
ハゼが釣れやすいのは、
・底が砂地
・河口、干潟、河川などの汽水域
・砂底+岩や石があるとなお良い
・カケアガリがあればなお良い
・河川の水門や橋脚付近
・港の岸壁や船道、ミオ筋
といったポイントです。
特に底が砂地であることが重要で、それを満たしていればどこでも釣れる可能性が高いです。
また過去にハゼがよく釣れていたポイントは毎年釣れるので、過去の釣果情報を事前に調べておくと良いですね。
春〜夏は浅場にいることが多いですが、秋以降は深場へ移動するので、河川よりも湾奥や防波堤の岸壁などで釣れることが多くなります。
ハゼの釣り方
ハゼを釣るにはウキ釣り、ちょい投げ、ミャク釣り、ルアー釣りなど様々な釣り方があります。
以前ちょい投げでうなぎ釣りに挑戦した際には、ハゼがよく釣れました(笑)
どれも手軽な釣り方なのですが、今回は数釣りに向いていて初心者にもおすすめのミャク釣りをご紹介します。
ミャク釣りとは、のべ竿を使って仕掛けを投げて釣る釣り方です。
のべ竿はリールを使わずガイドもない竿なので、タックルの価格が抑えられるかつ扱い方もシンプルと、釣り初心者にうってつけの釣りです。
ミャク釣りはハゼだけでなく、コイやフナ、アジ、メバル、ヤマメなど多くの魚種が狙えるのも魅力です。
ハゼのミャク釣りのタックル
ミャク釣りではのべ竿を使うため、リールが不要で、仕掛けもウキは使いません。
シンプルなタックルで挑むので、移動の際も楽ですし、色んなポイントを攻めやすいです。
ハゼのミャク釣り|竿
ミャク釣りで使うのべ竿は、長さ3.5~5m、調子は7:3、硬さはSの柔らかめのものを使います。
竿の長さは狙う水域と深さによって変えるのが釣果アップの秘訣です。
都市型河川や干潟、低い堤防などの浅場を狙う際は、竿の長さが4m前後の短い竿が使いやすく、大規模河川や沖の防波堤の深い岸際を狙う場合は5m以上の長い竿が扱いやすいですよ。
また、のべ竿はハゼ釣りだけでなく、海上釣り堀にも適しています。
安いものだと1000~1500円ぐらいで購入できるので、釣り具を持っていない初心者やファミリーに特におすすめの竿です。
ハゼのミャク釣り|ライン・仕掛け
ミャク釣りに使う仕掛けは胴付き仕掛けで、ウキや大きなオモリは使いません。
仕掛けを自作する場合は、
・道糸:2号前後のナイロンライン、長さは3mの竿を使う場合は1.5〜2mほどが目安
・オモリ:ナス型1.5号前後
・ハリス:1号前後、長さが10cm
・ハリ:ハゼ鉤5〜6号前後、もしくは袖鉤の4〜5号
・そのほか:ハリス止め、スナップ、夜行玉など
初夏は針を小さくしないとハゼがかからないので、ハゼがいるのに掛かりがよくないと思ったらハリを交換して様子をみましょう。
またハゼ釣り用のセット仕掛けもあるので、初心者の方はそちらがおすすめです。
ハゼのミャク釣り|餌
ミャク釣りに使うエサは、針持ちがよく集魚効果も高いアオイソメやイシゴカイがベストです。
3cmぐらいにカットし、縫い刺しもしくは通し刺しでつけ、針先が出ていることを確認します。
カットせずに使うとハリ掛かりが悪くなるので、必ずカットしましょう。
虫エサが苦手な場合はホタテやワーム(ソフトルアー)を使うと良いですよ。
ボイルホタテの貝柱を1本ずつほぐして針につけます。
ワームは小さめで、においや味付きが良いですね。
誘い方・合わせ方のコツ
仕掛けを投入して着底したら、ラインを軽く張った状態で待ちます。
アタリが来なければ竿を左右に動かしてズル引かせたり、石や岩のある場所を攻めるのが良いです。
ズル引かせる場合はゆっくり動かし、フォールさせて食わせの間を空けます。
また根掛かりには注意しましょう。
ゴツゴツ、ブルブル、ビビッとしたアタリが出たらすかさずアワセを入れます。
基本的にハゼ釣りでは早合わせが良いです。
早合わせができるとエサ持ちが良く、手返しも良いので数が多く釣れます。
またハゼはボロボロになった「噛みもどしのエサ」も食いつくので、エサが少しちぎられていてもそのまま使って大丈夫です。
エサが小さくなってハリがかなり見えていたら交換しましょう。
ミャク釣りはウキなしでアタリを直に感じられる釣りなので、あたった時の感触やうまくアワセられた時の快感が醍醐味です。
まとめ
タックルの数が少なく、まったくの釣り初心者の方でも爆釣できるハゼ釣り。
釣った後は天ぷらにして食べられるので、釣って楽しい食べて美味しい魚です。
・満潮前の2時間ぐらいの上潮が狙い目
・ハゼは底が砂地の汽水域、河口部、港の岸壁などに生息
・釣り初心者には特にミャク釣りが始めやすい
・使うのは長さ3.5~5m、調子は7:3、硬さはSののべ竿
・おすすめの仕掛けは「ささめ針 ちょいハゼセット」
・エサはアオイソメやイシゴカイがベスト
・仕掛けを投げたら底を取り、ズル引きで誘う
・ビビッとアタリが出たらすかさずアワセる
先述した釣り方のコツをご参考に、ぜひハゼ釣りを楽しんでみてください。