主に北海道や三陸地方でよく釣られており、真冬でも釣りが楽しめる貴重な魚です。マシンガンのように竿先を小突くアタリと引きの強さで人気のターゲットで、煮付けが特に美味しいと評判です。今回はアイナメの釣れる時期や場所、アイナメ釣りにおすすめのタックル、初心者が爆釣するためのとっておきの方法をご紹介します。
投稿者プロフィール
-
好きな釣り:渓流釣り
初めて釣りにいったのが糸島にある某ヤマメの管理釣り場で、そこから渓流釣りに興味を持ちました。
小さい頃は祖父の自宅が山に囲まれていて渓流に入って直接魚を獲るようなアクティブな子どもでした(笑)
ダイワの某釣り番組が好きでよく見ており、経験は浅いですが知識は少しずつ蓄えています。渓流釣りだけでなく、様々な釣りジャンルの発信をしていきたいと思います。
最新の投稿
- ロッド2024年6月29日最強のおすすめ穴釣りロッド8選!価格より評価でセレクト【代用・流用もご紹介】
- イワナ釣り2024年6月29日渓流ルアー釣りにチャレンジ!おすすめタックルと選び方のポイントを解説
- リール2023年8月12日スピンキャストリールとは?使える場面・使い方とおすすめ機種5選
- ハゼ釣り2023年8月1日ハゼのミャク釣り入門【仕掛け・竿・コツ】初心者だって数釣りできる!
目次
アイナメ釣り初心者なら堤防×ブラクリ×餌がおすすめ
アイナメは磯などにもいて投げ釣りもできますが、「ブラクリ」という仕掛けを使った堤防からの探り釣りが初心者にはおすすめ。
特に穴釣りで釣れる可能性は高いです!
投げ釣りのような専用のタックルを使わなくてもできますし、仕掛けも簡単なので、釣り方や釣具の扱いに困らず初めての釣りでも楽しめます。
ブラクリについては後ほど解説しますね。
またルアーで釣るのも面白いですが、エサの方が釣れます。
仕掛けにエサをセットし、落として岩陰やテトラの隙間にいるアイナメを狙い撃ちするのが醍醐味です。
アイナメの釣れる時期・時間帯
アイナメ釣りのシーズンは冬の11月〜3月で、北海道では1年中、東北地方は夏以外と長く楽しめます。
普段は深場に潜んでいるため沖に出る必要がありますが、産卵を迎える11月頃から接岸し、荒食いを始めます。11月〜1月に釣りに行くのがベストです。
もし夏にアイナメを釣りたい場合は、船に乗って沖の方に出る必要があります。
かなり深場を狙わないといけないので、夏の釣行はあまりおすすめできません。
アイナメは昼行性の魚で、夜はあまり活動的ではありません。
(というより冬の夜釣りは危険ですの方が大きい…)
日中に釣りに行くのが良いですが、一番良いのは朝まずめです。
夜に活動が鈍くなっていたアイナメが一気に動き出してエサを荒食いしだすので、朝の4〜8時ぐらいが最も狙い目の時間帯です。
堤防から狙えるポイント
堤防からアイナメ釣りをする場合、
・テトラの隙間(穴)
・防波堤のつなぎ目
・ストラクチャーのある護岸沿い
・沈み根
・岩礁帯
などが良いポイントになります。
アイナメなどを含め、根魚は基本的に障害物の陰に隠れていることがほとんどですので、岩礁帯やテトラの隙間などを狙うのが良いです。
ただし、注意したいのが根掛かりです。
アイナメ釣りを始めとした穴釣りに初挑戦される場合は、コンクリートブロック(ケーソン)から、テトラの隙間に向かって仕掛けを落とすのが安全です。
※テトラの上に乗るのは大変危険ですので、絶対にやめましょう
アイナメ釣りのタックルとは
アイナメ釣りには専用のタックルはほとんどありませんので、他の釣りのタックルを流用します。
一番良いのは、ロックフィッシュ(根魚)用のタックルです。
遠くの岩礁帯や沈み根を狙わないなら、穴釣り用のタックルでも良いですね。
アイナメ釣りではストラクチャーの厳しい場所を狙うので、ロッド・リールともキズが付きやすいです。
なので、タックルの価格は安いもので大丈夫です。
アイナメ釣りのタックル|ロッド・リール・ライン
ロッド
・ロックフィッシュ用のロッドがベスト
・シーバスロッドや穴釣り用ロッドでOK
・ロッドの長さ:7~8ft
・遠投する場合は、投げ竿4m前後
・トルク性能(根から魚を引き離すほどのパワー)がある
・穴釣りなら1.5mのショートロッドでも可能
・ロッドに適度な張りがあり、感度にも優れているとなお良い
オーソドックスなロックフィッシュ用ロッド↓
ロングキャスト用におすすめのロッド↓
リール
・チョイ投げするのも想定して、2500~3000番台のスピニングリール
・穴釣りのみなら小型のベイトリールでも良い
穴釣り用のベイトリール↓
シマノ クラブデミ 15RL
ライン
・PEライン 0.6~1.2号+フロロリーダー2~5号を1m(クリンチノットなど)
・フロロカーボン1.5~4号
・投げ釣りの場合はナイロンライン3~5号
アイナメ釣りのタックル|仕掛け・餌
堤防でのアイナメ釣りは「ブラクリ」という仕掛けを使うのが最も効果的です。
ブラクリとは、オモリの真下にハリがセットされている特殊な仕掛けで、オモリ下のハリに餌をつけて、仕掛けを落とします。
ブラクリのオモリは大体2~10号まであり、このぐらいの重さだと浅場から水深のある堤防まで攻略できます。
ブラクリのオモリには様々な形がありますが、形によって得意な釣り方が変わります。
・一般的なソロバン型(ひし形)と丸型
→穴釣り向き
・平型
→沖釣り向き。誘いを入れられる広めの釣場向き
・ルアー系メタルジグ・メタルリグタイプ
→穴釣りから投げ釣りまでこなす万能タイプ。
生餌やワームをつけてるも良し、何もつけなくても釣れるが、上級者向き。
アイナメ釣りが初めての方には、オーソドックスなソロバン型のブラクリが使いやすくて良いです。
おすすめのブラクリ↓
ブラクリにつけるエサはアオイソメとイワイソメがおすすめ。
その他、エビやカニなどの甲殻類、サンマの切り身でも大丈夫です。
エサの付け方は、アオイソメを2本掛けするのがポイント。
針をエサの奥までしっかりかけましょう。
アイナメの釣り方と誘い方のコツ
穴釣りでも投げ釣りでも、まずは仕掛けを投入したら底を取ることを意識しましょう。
根の多い場所では落ちきったと思っても上下に動かすとさらに沈むことがありますので、落として動きが止まったら一回上下に揺らしてみましょう。
0.5~1m幅ぐらいで上下させるのが良いですね。
ただし、根掛かりには十分気をつけましょう。
穴釣りの場合は仕掛けをゆっくり沈めてフォールでアイナメが食うのを狙います。
オモリを軽めにしたり、チョイ投げして広く探っていくのがポイントです。
キャストする場合は、仕掛けを投げたら軽いシャクリを入れ、跳ねるようにゆっくり移動させながら巻いていきましょう。投げ釣りでもリフト&フォールがメインです。
ワームを使う場合には、抵抗が強くフォール速度がゆっくりのものを選びます。
アイナメが釣れない…そんなときの対処法
・ポイントを頻繁に移す
穴釣りの場合、数回落としてダメなら他の穴に移動しましょう。
まずはアイナメがいる場所を特定するのが先決ですので、数回トライしてダメなら釣場に見切りをつけて移動しましょう。
素早くポイントを移動するのが釣果に繋がるコツです。
・ルアー釣りには生餌を使ってみる
ワームを使ったルアーフィッシングで釣れない場合は、生餌に変えるのも有効です。
「元も子もない…」というのもわかりますが、最初はアイナメが釣れる!という楽しみを早く味わっていただきたいので、仕掛けの種類にこだわらず、まずは釣り上げることを優先しましょう。
・早合わせは厳禁
アイナメのアタリは特殊で、すぐに本アタリとはならず、少しずつエサを食べたり吐き出したりしながらエサを食べていきます。
なので、最初は竿先が小刻みに揺れますが、この状態でアワセてしまうとフッキングが決まらずバラしてしまう確率が高くなりますので、エサ取りを恐れず少し待ってから合わせるのがポイントです。
まとめ
初めてアイナメ釣りをするなら、
・11月〜1月がベストシーズン
・朝まずめを狙う
・テトラの隙間(穴)や堤防のつなぎ目、岩礁帯がポイント
・ロックフィッシュ用のタックルがおすすめ
・仕掛けはソロバン型のブラクリが使いやすい
・ハリにつける餌はアオイソメが良い
・仕掛けを落としたらゆっくりフォールさせる
・数回投げて釣れなければすぐ場所を移動する
がポイントです。
ぜひアイナメ釣りに挑戦してみてください。