釣りジャンルの中でも人気のターゲットであるシーバス。シーバス用のルアーは人気に比例して数えきれないほど多種多様のルアーが販売されており、シーバス釣り初心者の方は何を選んだら良いかわからないですよね。
今回は数あるシーバスルアーの中から、大定番の人気ルアーと、実際に釣果が上がっている釣kingスタッフ所有のルアーを厳選してご紹介いたします。
投稿者プロフィール
父親が大の釣り好きで物ごごろついた時から釣りに囲まれた環境で育ちました。
現在では父親譲りの釣り好きとなり、ヒラマサ、シーバスをはじめとしたソルトウォータールアーフィッシングを中心に釣りに励んでおり、今後は様々な魚種、釣りにチャレンジしていきたいです。
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目次
- 初心者向けおすすめルアー
- ダイワ ショアラインシャイナーZ セットアッパー125S-DR
- シマノ エクスセンス サイレントアサシン80S ジェットブースト
- タックルハウス ローリングベイト RB77
- ラッキークラフト ワンダー 80
シーバスをルアーで狙うシチュエーションとは
シーバスは河口付近や都市を通る細い河川、汽水域(海水と真水が混ざった場所)、郊外の大規模河川、沖堤防、サーフ、干潟など様々な場所で釣れます。
その釣り場のシチュエーション(地形やストラクチャーの有無など)によって適したルアーも異なるため、どこからシーバスを狙うかを考えた上で、持参するタックルを合わせます。
また季節ごとや時間帯(デイゲームかナイトゲームか)によってもシーバスが狙いやすいフィールドが変わります。
春(3月~5月)
水温が上がるにつれ、ボトムに潜んでいたシーバスが中層~表層まで出てきます。
また、シーバスの餌となるゴカイやイソメが産卵期を迎えて水面に出てくる「バチ抜け」の時期。
主に河川や汽水域、干潮時の砂浜などの、水面~表層が狙い目です。
夏(6月~8月)
6月はプランクトンの繁殖や梅雨の影響で水が濁りやすく、シーバスの警戒心が緩まる時期で、中層~表層が狙い目です。
ただし真夏の暑い時期は水面にはおらず、潮通しが良く水深のある河口や湾口部、急深サーフの表層下~中層がおすすめ。
この時期はウェーディング(水に浸かりながら釣りをするスタイル)にも最適です。
秋(9月~11月)
シーバスが産卵期を迎える前に荒食いをする時期。
サーフや河川、漁港内など小魚が回遊する場所ならどこでも釣れます。
時折季節風の冷たい風が水面に吹くため、中層を狙うのが◎
ただし、晩秋(11月)になるとシーバスが沖に移動し始め、岸からは釣れなくなります。
冬(12月~2月)
産卵を迎える時期で、シーバスは沖の深場へと移動します。
「バチ抜け」が始まるまでは、沖堤防や河口付近の中層~ボトム狙い、「バチ抜け」がみられる日は水面~表層が狙い目です。
デイゲーム・ナイトゲーム
・デイゲーム
沖堤防や外洋に面した大きな堤防、漁港などはデイゲーム向き。
・ナイトゲーム
都市部の河川の橋脚周りや汽水域で一部水深が深くなっているポイントなどは夜にシーバスが溜まりやすく、夜釣り向き。
シーバスは流れに変化があるポイントをよく好むため、河川の合流地点や橋脚周り、急深のポイント、潮通しの良い場所など、流れが複雑に絡む釣り場を中心に攻めてみましょう。
シーバスルアーの選び方
シーバスは警戒心が強くスレやすいため、様々なルアーを用意しておき、釣り場の状況やシーバスの様子によってルアーを使い分けましょう。
ルアーのバリエーションは、以下をベースにローテーションを決めます。
➀表層・中層・深層(ボトム)それぞれのレンジに合ったルアーの種類を選ぶ
②ベイトに合わせてサイズを選ぶ
③環境に合わせてカラーを選ぶ
④活性に合わせてアクションを選ぶ
順に説明していきます。
➀レンジに合わせて種類を選ぶ
シーバスルアーを選ぶ際には、まず狙うレンジに合わせて種類を揃えます。
特にレンジはシビアに狙う必要があるため、そのレンジに適したルアーを選びましょう。
・表層…トップウォーター、ポッパー、ペンシルベイト、フローティングミノー
・中層…シンキングペンシル、フローティングミノー、シンキングミノー
・ボトム…シンキングミノー、ローリングベイト、バイブレーション、ブレードジグ
ルアーの重さによっては、水面~表層より少し下を狙えるもの(例:フローティングミノー)、中層~ボトムと幅広く狙えるもの(例:シンキングミノー)など、レンジを行き来しやすいルアーがあります。
ルアーを厳選してタックルを軽くしたい場合は、対応できるレンジが幅広いルアーを揃えておくと良いですよ。
②ベイトに合わせてサイズを選ぶ
釣行当日には、シーバスルアーを選ぶ前に、釣り場のベイトの情報を確認しておくことが大事で、釣果に大きく影響します。
その日その場で見られるベイト(イワシやサヨリ、コノシロなど)に合わせてルアーのサイズや形を選びます。これを「マッチ・ザ・ベイト」といい、シーバスルアーを選ぶ際にはレンジと合わせて重要なポイントです。
釣り場や時期によってベイトの種類や大きさは変わりますので、頻繁にルアーを変えてシーバスの反応が良いルアーを選びましょう。
あまりベイトが回遊しておらず、バチ抜けが見られる場合はソフトルアー(ワーム)を使うのも◎
③環境に合わせてカラーを選ぶ
シーバスフィッシングを行う時期や時間帯によって、水質や釣り場の環境も大きく変化します。
その日の釣り場の環境に合わせて、ルアーの色も変えていく必要があります。
・クリアな水質:シルバーやホログラムありなどのナチュラル系、ブラック系
・濁りのある水質:イエローやピンクなどのチャート系、クリア系、ゴールド系、ナチュラル系
・デイゲーム:ゴールド系、ナチュラル系、ブラック系
・ナイトゲーム:ゴールド系、ナチュラル系、チャート系
どんなシチュエーションでも使えるのは、ゴールド系、ナチュラル系、レッドヘッド(頭部が赤いルアー)が有力です。
まずはこの3つのカラーを揃えた上で、釣り場に合わせて他のカラーもタックルに加えましょう。
④活性に合わせてアクションを選ぶ
釣行当日のシーバスに合わせて変えていきたいのが、ルアーのアクションです。
アクションもルアーによって様々なので、シーバスの活性に合わせて、最適なアクションを選びましょう。
<活性が高いとき>
・ウォブリング
ルアーが左右に動くアクション。広範囲のレンジを探る際や水質が濁っているときに最適。
・ローリング
ルアーが半回転する動き。シーバスのいるレンジが限定されている際に有効。
・ウォブンロール
ルアーが左右にアクションしながら半回転する動き(ウォブリング+ローリング)。夜釣りや水質が濁っている際に高いアピール力を誇る。
・バイブレーション
小刻みに振動し、フラッシング効果も高いアクション。夜釣りに最適。
・スピンテールジグ
ルアーのテールにブレードがついているメタルジグ。リーリング(リールを回す)するとブレードが回転し、広範囲に強くアピールできる。
<活性が低いとき>
・S字スラローム
ルアーが左右に動き、Sの字を描くような軌道を描くアクション。波動が小さいためアピール力は高くないが、ベイトの自然な動きを再現でき、シーバスの警戒心が高い際に有効。
初心者向けおすすめルアー
シーバス釣り初心者の方には、ただ巻きで使えてレンジキープしやすい以下のルアーがおすすめです。
・ダイワ ショアラインシャイナーZ セットアッパー125S-DR
・シマノ サイレントアサシン80S ジェットブースト
・タックルハウス ローリングベイト RB77
・ラッキークラフト ワンダー 80
釣り場は漁港の堤防や河川の護岸など、初心者にやさしい足場の良い場所での釣りを想定しています。
ピックアップしたルアーは初心者アングラーだけでなく、ベテランアングラーも必ず手持ちに加えているルアーですので、釣果の高いルアーとも言えます。
ダイワ ショアラインシャイナーZ セットアッパー125S-DR
ダイワ ショアラインシャイナーZ セットアッパー125S-DR
タイプ:スローシンキングミノー
アクション:ハイピッチウォブンロール
重さ:26g
サイズ:125mm
ショアラインシャイナーはダイワのシーバスルアーの大定番です。
最大1.5m~2mのレンジをカバーでき、スローシンキングタイプなので中層~深層まで幅広くシーバスの動向を探ることができます。
カラーも豊富で、イワシやイナっ子などのベイトを模したナチュラル系から、ゴールド系、レッドヘッド、チャート系などバリエーション豊かです。
シマノ エクスセンス サイレントアサシン80S ジェットブースト
シマノ エクスセンス サイレントアサシン80S ジェットブースト
タイプ:シンキングミノー
アクション:バイブのようなウォブンロール
重さ:10g
サイズ:80mm
シマノのシーバスルアーの人気シリーズ「サイレントアサシン」。
多くのアングラーの先発ローテーションの一角を担っている優秀ミノーです。
スタンダードなミノーの動きなのですが、少し強めのローリングでボディーを揺らしながら泳ぐのでシーバスの捕食スイッチを入れてくれます。
ベイトフィッシュの鱗のリアルなパターンを模倣したホログラムが使われ、種類やカラーはイワシやボラのナチュラル系、クリア系、レッドヘッド、マットチャートがあります。
他のサイレントアサシンについて熱く語った記事はこちら↓
【シーバス用ルアー】初心者でもカンタンに釣れる「シマノ サイレントアサシン」シリーズの特徴と使い方!
タックルハウス ローリングベイト RB77
タイプ:ローリングベイト
アクション:ローリング
重さ:15g
サイズ:77mm
ローリングベイトは、基本的にはただ巻きでOKな、扱いやすいルアーとなっています。
特にRB(ローリングベイト)77は、港湾や河川エリアのシーバス釣りに最適化されたモデルです。
他のルアーで反応が渋い場合や、スレたシーバスに有効です。
下流域や河口で特に喰いつきが良い印象です。
沈むのが少し早いため根掛かりが心配な場所では使い辛いですが、橋脚周りや水深のあるポイントでは特に力を発揮します。
福岡 樋井川でのシーバスフィッシングで使用しています↓
福岡県 博多湾ナイトシーバス 福岡PayPayドーム横を流れる河川「樋井川」のポイント紹介
ラッキークラフト ワンダー 80
タイプ:シンキングペンシル
アクション:ローリング
重さ:11.5g
サイズ:80mm
「不朽の傑作」とも言われているシーバス界で超有名なルアー。
ただ巻きするだけでベイトのナチュラルな動きが演出でき、「ワンダリングフォール」と称される、ボディを揺らしながら沈下するアクションも魅力的なシンキングペンシルです。
ティップポジションを高くし、水面直下を巻いてくるようにアクションすると、表層のシーバスを狙い打ちできます。
イワシやキビナゴ、サヨリなどベイトの種類とカラーともに、最もバリエーション豊富なルアーです。
福岡 那珂川でのシーバスフィッシングでも使用しています↓
【博多湾 シーバス ポイント】博多湾シーバスの有名スポット 那珂川のポイントをご紹介
サーフ向けおすすめルアー
サーフでのシーバス釣りに使用するルアーは、遠投しやすく水面から1mほど下の表層までが狙えるものが最適です。
サーフ用には以下のルアーがおすすめ。
・ダイワ モアザンソルトペンシル 95F
・アイマ サスケ SF-95
・マリア ブルースコードII 90
サーフでの釣りは春から秋にかけて、ベイトがサーフ付近まで回遊してくるときを狙い、ウェーディングスタイルでも楽しめるようなルアーを選びました。
ダイワ モアザンソルトペンシル 95F
タイプ:フローティングペンシルベイト
アクション:ローリング
重さ:9.2g
サイズ:95mm
軽量ルアーながら、大型シーバスと対峙しても負けない剛性を兼ね備えたペンシルベイトです。
「1.2mm径溶接貫通ワイヤー&強化肉厚リブボディ」設計で強度を高め、高フッキング性能で捉えたシーバスを逃さないようになっています。
またペンシルベイトながら、ポッパーのようなおちょぼ口と元祖ウォータースルーギル構造によって、活性高めのベイトがいるかのようなスプラッシュと軽快な音でサーフの表層にいるシーバスを誘ってくれます。
ルアーの種類は、イワシ、イナっ子、キビナゴなどベイトフィッシュに最適なカラーとホログラムが用意されています。
アイマ サスケ SF-95
タイプ:フローティングミノー
アクション:ウォブンロール
重さ:8g
サイズ:95mm
アイマのサスケはシーバス釣りではロングセラーとなっている定番ミノーです。
こちらも超軽量ルアーで、独自のレードルリップにより安定した飛距離が出せ、遠投しやすくなっています。
レンジ10cm~60cmと水面下を探るのに特化しており、小型ベイトが回遊している場合やベイトが判別しにくい際に活躍してくれます。
カラーバリエーションはチャート系が多く、イワシやボラなどのナチュラル系にも派手めなカラーが使われており、そのポップさも人気のルアーです。
マリア ブルースコードII 90
タイプ:シンキングペンシル
アクション:ウォブンロール
重さ:15g
サイズ:90mm
シャロー・表層攻略用のシンキングペンシルで、ただ巻きと同時に急浮上する浮き上がりの良さが特長のルアーです。
またシンキングペンシルが苦手なアングラーにも使いやすいよう、エラの凹みと平な腹部をした独自のボディ形状で、操作性がよくレンジコントロールしやすくなっています。
サーフはもちろん、大規模河川やボートフィッシングでのランカーシーバス狙いにもおすすめのシンペンです。
カラーバリエーションは人気のレッドヘッドを始め、ケイムラ素材やレンズホロ、グローカラーなど発光系のカラーが多め。
夜向けおすすめルアー
ナイトシーバスフィッシングにおいては、常夜灯のある漁港内や橋脚周りなど、明かりがあって明暗部がはっきりしているポイントにシーバスが集まりやすいです。
またシーバスは昼よりも夜の方が活性が高く、夜にベイトを捕食していることが多いので、夜でも見やすいカラーであることと、活性の高いベイトを装うためアピール力の高いルアーを選ぶのが◎
おすすめのルアーは、
・メガバス マキッパ
・ダイワ モアザン ミニエント70S
・レイドジャパン レベルバイブブースト
の3つです。
メガバス マキッパ
タイプ:ブレードジグ
アクション:スピンテールジグ
重さ:3g / 5g / 7g / 10g / 20g / 30g / 40g
サイズ:90mm
メガバスは世界的に有名なルアーブランドで、メガバスのルアーは値段が安いのに釣果が出やすいというコスパの高いルアーが多いです。
マキッパはその名の通り、投げて巻くだけのキャスティング・ブレードジグで、着水後、即ただ巻きをすれば表層を、沈めてから巻けば中層やボトム付近をレンジキープできる、扱いやすいキャスティングジグとなっています。
カラーはイワシやアジを模したナチュラル系と、ゴールド系、シルバー系があり、夜釣りに最適なカラーラインナップとなっています。
ダイワ モアザン ミニエント70S
タイプ:バイブレーション
アクション:ウォブリングのようなバイブレーション
重さ:20g
サイズ:70mm
小型のシャッドバイブレーションで、橋脚の奥やベイエリアでの明暗部などのボトムを攻めるのに有効です。
流れが緩く水深の浅い河川のボトムをドリフトさせたり、港湾部のシャローフラットなポイントでボトムを小突きながらただ巻きしてシーバスを誘い、強いバイブレーションでシーバスのテンションを瞬間的に上げてバイトへと持ち込むことができます。
カラー展開はクリア系やゴールド系、シルバー系が多く、2022年9月にはダイワ独自のアデルホログラムが施された新色も発売され、ますますバリエーション豊かになっています。
レイドジャパン レベルバイブブースト
タイプ:バイブレーション
アクション:バイブレーション
重さ:20g
サイズ:70mm
コンパクトな極薄ソリッドボディのバイブレーションで、メタルイブとは思えないほどナチュラルな見た目と柔らかな振動で、活性の低いシーバスでも誘い出してくれます。
ABS樹脂のプラスチック製なので、スローアクションでもレスポンス良く動いてくれ、手首を返すだけのショートレンジリフトにもしっかりと振動を生む繊細さも兼ね備えています。
ただし、ハングツリーや水中の草が多いような根掛かりしやすいポイントには少々不向きですので、沖でのシーバス釣りや都市部の河川におすすめのルアーです。
このルアーを使って見事にランカーシーバスを釣り上げた記事はこちら↓
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まとめ
数あるシーバスルアーの中でも、確実に釣果をあげるルアーを選ぶには、
②ベイトに合わせてサイズを選ぶ
③環境に合わせてカラーを選ぶ
④活性に合わせてアクションを選ぶ
の4つのポイントを基準に選びましょう。
その上で、おすすめのシーバスルアーは、
ダイワ ショアラインシャイナーZ セットアッパー125S-DR
シマノ エクスセンス サイレントアサシン80S ジェットブースト
タックルハウス ローリングベイト RB77
ラッキークラフト ワンダー 80
ダイワ モアザンソルトペンシル 95F
アイマ サスケ SF-95
マリア ブルースコードII 90
メガバス マキッパ
ダイワ モアザン ミニエント70S
レイドジャパン レベルバイブブースト
でした!
今回は定番のシーバスルアーから、釣kingスタッフが実際にシーバスを釣った際に使用していたとっておきのルアーもピックアップしていますので、ぜひ使ってみてください。