「喰わせられるか?」
「見切られるか?」
ルアーとシーバスの間合いを目視しながらの釣りはドキドキ感が堪りません^^
ルアーについてくるシーバスを目視できて、そのシーバスにルアーをどう食わすのか、、、、
今回は、そんなビックベイトシーバスゲームで使用するルアーの中でも、不動の人気と実績を誇る「ジョインテッドクロー」の選び方を徹底解説します!
目次
ジョインテッドクローとは?
通常のリップ付ルアーでは、リップで水の抵抗を受けることにより、ウォブリングやローリングといったアクションを生み出します。しかし、このリップレスルアー「鮎邪・ジョインテッドクロー」は、既存のルアーには存在しない、と言うよりも「出すことのできなかった」、S字の軌道を描くアクションをただ巻くだけで演出します。この「S字アクション」は、バスに強烈なバージンインパクトを与え、かなり離れたスポットからでもバスを呼び寄せて、バイトに持ち込むことを可能にします。また、この動きはバスの捕食本能を駆り立て、一度や二度ミスバイトした魚も再び襲いかかるといった、ルアーを完全に「獲物」として捉えているかのような反応を示させることに成功しました。
メーカーページより
ジョインテッドクローは、発売から15年ほど経ちますが、その人気は衰えることなくフレッシュウォーターからソルトウォーターゲームまでジャンルの枠を超えて高い人気を集めています。
ただ巻きだけでもジョイント部分と緻密に計算されたクリアランスにより綺麗なS字の軌道を描き、ジャークを加えると他のビッグベイトにはない独特の平打ちアクションがシーバスの捕食本能をくすぐり、リアクションバイトを誘発させます。
ジョインテッドクローの種類
ガンクラフトオリジナルモデル
ジョインテッドクローのオリジナルモデルは、「128」「148」「178」「マグナム230」「尺ワン303」の5種類のサイズ、「シンキング」「フローティング」「ゼプロ」の3つの重さの展開があります。
エイムスとのコラボモデル
「ジョインテッドクロー・AIMSソルトカスタム」は、シーバス専用カスタムとして、カラーリングとフック、ウェイトバランスなどのチューニングが施されています。
ラインナップは、「148・178・マグナム230」の3サイズ、それぞれに「シンキング、フローティング、178ゼプロ」3つの重さの設定があります。
ダイワとのコラボモデル
ダイワとのコラボモデルは、「148・178」の2サイズ、シンキング、フローティングの2種類の重さがラインナップされています。
そのキャッチコピーは「ランカーハントに必携の元祖S字系ジョイントビックベイト!! 」
まさにランカーシーバスに焦点を絞って開発されたルアーで、こちらも、フックやウェイトバランス、カラーリングなどのチューニングが施されています。
ジョインテッドクローを使う理由
ジョインテッドクローはたくさんの種類があり、どれを選んだらいいのか迷ってしまいます。
まずは、ジョインテッドクローを使う理由を理解することから始めましょう。
シーバスフィッシングにおいて重要視される「マッチザベイト」ということを耳にしたことはありませんか?
シーバスの餌となる魚(ベイト)に合わせたサイズやカラーのルアーを使うことで、シーバスに違和感なく口を使わせることができる!
というシーバスフィシングの基本であり、釣果アップのとても重要な要素です。
ジョインテッドクローを使うことで、「マッチザベイト」を演出しやすく、ランカーシーバスを釣りやすい!これこそがジョインテッドクローを使う理由です。
ジョインテッドクローの選び方
ランカーシーバスが捕食しているベイトとして、一般的に「コノシロ」や「落ち鮎」が多く、西日本はコノシロパターン、東日本は落ち鮎パターンと言われてます。
このベイトとなるコノシロや落ち鮎に「マッチザベイト」を演出しやすいルアーとして、ジョインテッドクローを使用します。
サイズの選び方は、その釣場にいるベイトにマッチするサイズのジョインテッドクローを選ぶことが重要です。
コノシロや落ち鮎のサイズは20cm弱が多く、「マッチザベイト」を演出しやすいサイズとしてジョインテッドクロー178を基本と考えます。
「サイズはわかったけど、、重さも種類があるよね?」
重さの選び方も、サイズと同様にベイトの状況に合わせることが重要です。
・コノシロは塩分濃度の低い場所を好む性質から水面付近にてエサを捕食していることが多いです。
・落ち鮎は産卵が終え流れに流されながら生き絶えようとしながら水面付近を漂っています。
つまり、水面直下を泳ぐ「ゼプロ」、水面から50cmぐらいまでを泳ぐ「フローティング」を基本と考えましょう!
「ルアーのカラーの選び方は?」
「カラーも関係あるの?」
ジョインテッドクローのカラーは、いろんなショップからオリジナルカラーもたくさん発売されており無数にあります。
カラー選びの基本は、「ベイト」「水質(視認性)」この2つにわけて考えましょう。
ベイト
主なベイトとしてコノシロと落ち鮎があげられます。
コノシロ
エイムスやダイワコラボから販売されているコノシロカラーがマッチザベイトとなりより効果的です。
しかしコノシロは群れでいることが多くルアーに気づいてもらえないことがあります。
そのような場合には、ダイワの「不夜城」やエイムスの「チャートオレンジ」、レッドヘッドにカラーリングされたチャートホロ(チャート+ホロ)がベイトの群れの中で抜群の存在感を出してくれます。
活性が上がっている個体を一発で釣り上げることも多くあります。
落ち鮎
シルバー系の鮎カラー(中平鮎、若鮎)などフラッシングするカラーが有効的です。
数は少なく単体でいることが多いため、シーバスの視線も一点に集中します。
そのため、カラーにより「何か違うな」と見切られやすくなるので、鮎そのものにカラーリングされた「落ち鮎」が口を使わせることに適しています。
水質(視認性)
ジョインテッドクローはアングラーのアクションをしっかりと演出してくれる素晴らしいルアーです。
しかし今どこにルアーがあるかを確認、認識出来ていないと”ここぞ”っといった場所でアクションができません。
そこでルアーのカラーを水質に合わせて視認性をアップさせましょう。
水質が透き通っているような場合には、街頭や太陽の光を水中に通しやすくなっていますので、ボディーにホロ貼りされているルアーを選択しましょう。
ほとんどの魚にウロコがあるように、水面の中でキラっとする動作は水中にいるすべてのフィッシュイーターに有効といえます。
濁りがきつい時は、水中の浮遊物により光を通しにくいためホロ貼りされているルアーを視認することは困難です。
このような場合は、背中にチャートが入っているルアーを選択しましょう。アングラーからの視認性はチャート系のカラーが特に確認しやすいと言えます。
またジョインテッドクローは尻尾の付け替えができますので尻尾のカラーだけを蛍光イエローやパステルピンクにすることもできます。
ボディーカラーはリアルなベイトカラーで尻尾は視認性で攻めることができます。
応用編
コノシロや落ち鮎以外にも、ボラなどの大型ベイトを捕食している場合やボートシーバスなど、水深があるようなポイントもあります。
そんな場合は、より大きなサイズで泳ぐ「ジョインテッドクローマグナム230シンキングorフローティング」がベストと言えます。
ボラなど大型のベイトが確認できる際は、使用するルアーが大きくなりますのですでに集魚力は抜群です。
あとは口を使わせることに集中し、違和感を与えることのないようボラカラーや大型のベイトに近いナチュラルなカラー選びをしましょう。
ランカーシーバスが捕食している大型のベイトは水面を泳いでいることが多いので、フローティングタイプをおすすめします。
ボートシーバスでのビックベイトにおいて橋脚周りや停泊している船などが主に攻めるポイントとなってきますのでルアーを沈める位置はせいぜい1mほどとなります。
キャストしてからピンポイントでルアーを素早く通していくので着水後すぐに沈み泳いでくれるシンキングが適しています。
地域や季節、水質の状況によって、ランカーシーバスが捕食しているベイトがいる層や大きさは様々です。
そのベイトに合わせたジョインテッドクローを選ぶことがランカーシーバスを捕獲する近道です!
まとめ

・ジョインテッドクローの動きの特長は、平打ちアクションとサスペンド
・ジョインテッドクローを使い分けて「マッチザベイト」を演出がカギ
・「コノシロ」「落ち鮎」パターンは、178ゼプロ・フローティング
・ベイトの種類や水質、視認性でカラー選ぶ。オススメはチャートホロ
・ボートシーバスゲームは、シンキングがオススメ。
ジョインテッドクローでランカーシーバスを釣るためのルアー選びは お解りいただけたでしょか?
ぜひ、皆さんもジョインテッドクローを使用して、ランカーシーバスを釣ってください!