釣りに欠かせない道具といえば、クーラーボックスも忘れてはいけません。釣り上げた魚の鮮度を保ったまま持ち帰るだけでなく、オキアミやサバといった釣り餌を入れておくのにも便利なアイテムです。
釣り用のクーラーボックスは持ち運びやすい小さめサイズから、ヒラマサやブリなど大型魚が丸ごと入るような大型サイズまで様々です。
今回は、まだクーラーボックスを持っていない初心者アングラーに向けて、クーラーボックスの選び方から、最初の1台目としておすすめの、汎用性の高いアイテムをご紹介いたします。
投稿者プロフィール
初めて釣りにいったのが糸島にある某ヤマメの管理釣り場で、そこから渓流釣りに興味を持ちました。
小さい頃は祖父の自宅が山に囲まれていて渓流に入って直接魚を獲るようなアクティブな子どもでした(笑)
ダイワの某釣り番組が好きでよく見ており、経験は浅いですが知識は少しずつ蓄えています。渓流釣りだけでなく、様々な釣りジャンルの発信をしていきたいと思います。
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目次
- おすすめクーラーボックス8選
- ダイワ クールラインα/α III 2500 SU/GU/S
- ダイワ ライトトランクα 2400 ZSS
- シマノ フィクセル ライト2 22L
- ダイワ プロバイザーHD 2100
- ダイワ クーラーボックス トランクマスターHD II 4800 VSS/TSS/SU/S
- シマノ ホリデークール 26L LZ-326Q
- シマノ フィクセル ウルトラ プレミアム 22L
- 伸和 ホリデーランドクーラー 22L
クーラーボックス選びのポイント
クーラーボックスを選ぶ際のポイントは、まず最初に
・メインターゲットの大きさ
・数釣りをするかどうか
で、クーラーボックスの容量を選びます。
その後、用途や使い勝手に合わせて、自分に合ったクーラーボックスを選びましょう。
ポイント|容量・内寸
クーラーボックスを選ぶ際に最も重要なのが、クーラーボックスの容量・サイズです。
まずは、釣行のメインターゲットの魚が入る容量を選びます。
以下がおよその目安です。
・小型魚(アジ、メバルなど)→ 6~17ℓ、ランガンしやすいコンパクトサイズ
・中型魚(ハマチ、トラウトなど)→ 20~30ℓ、最も汎用性が高く、最初の1台におすすめ
・大型魚(ブリ、太刀魚など)→ 30~50ℓ、磯や船での釣りに最適。横長のサイズがおすすめ
注意点として、クーラーボックスの容量は、魚を折らずに入れられるよう「内寸」を必ずチェックしましょう。
釣り用のクーラーボックスは、保冷性能を高めるために断熱材が使われています。
そのため、外側の見た目や長さと比べて、内側の容量が思ったより少なくなってしまいます。
特にヒラマサやブリといった大型魚や、タチウオやサゴシといった魚体の長い魚は、内寸でも余裕で入るような、横長で容量が大きいクーラーボックスを選びましょう。
この記事では、使い回しの効く22ℓ前後のクーラーボックスを後ほどご紹介します。
ポイント|保冷力
クーラーボックスの保冷力は、使用している断熱材の種類によって決まります。
クーラーボックスに使われている主な断熱材は、真空断熱パネル、発泡ウレタン、発泡スチロールの3つです。
真空断熱パネル
内部が真空になっているため、断熱による保冷効果は最も高い
真夏日や猛暑日などの暑さが厳しい時期や、1泊以上の釣行におすすめ
発泡ウレタン
ポリウレタンを発泡させてできた素材で、キャンプ用のボックスなどにも使われるオーソドックスな断熱材
通年から夏の暑い時期や、半日~1泊の釣行におすすめ
発泡スチロール
保冷力は他の断熱材と比べると高くないが、そのぶん安く手に入り、手軽に使いやすい
真夏以外の通年、短時間の釣行向き
保冷力を追求するのも良いのですが、保冷力を高めれば高めるほど断熱材は分厚くなっていきますので、必然的に内寸(容量)が狭くなります。
容量と保冷力のバランスを決めながら選びましょう。
ポイント|持ち運びやすさ
クーラーボックスを選ぶ際には、釣り場までの移動や、釣り場をはしごするランガン時に、いかに持ち運びやすいかも重要です。
・軽量である
・取っ手が持ちやすい形状
であることを前提に、
アジやメバルなど小型の魚を狙う場合には
・片手で持てるコンパクトサイズ
・ショルダーストラップが付いている
といったクーラーボックスがおすすめです。
トラウトやヒラマサ、タチウオといった中~大型魚を狙う場合には、
・キャニスター付き
・キャニスターが大きいもの
を選ぶと、船に乗る際や沖堤防などでの移動時にも大変便利です。
ポイント|使いやすさ
釣り用のクーラーボックスには、魚が入ることや保冷効果が高いことのほかに、以下の機能があると釣りがさらに快適になります。
・フタが両開き
・フタ全体を開けなくても魚を入れる投入口がある
・ロック解除がワンタッチでできる
・椅子として使えるほど頑丈
・ロッドホルダーが付いている
・中を仕切るトレーが付いている
・サイドポケットが付いていてプライヤーやラインカッターなどが入れられる
あらかじめクーラーボックスに備わっているものや、オプションパーツとして販売しているものもありますので、予算に合わせてカスタムするのも楽しいですよ。
ポイント|手入れしやすさ
釣行後にリールを水洗いするように、クーラーボックスも釣行後に手入れをすることで、長く使えるようになります。
・フタが取り外せるか
・水抜き栓が付いているか
・消臭機能がついているか
などの機能がついていると、手入れが楽になります。
特に水抜き栓は必須の機能です。
これがあれば、釣行後に水の貯まった重いクーラーボックスをひっくり返す手間がなく、体力を削らずに済みます。
水抜き栓はワンタッチで開閉できるものだとなお良しです。
また、クーラーボックスには魚を入れるので、釣行を重ねると匂いが気になりますよね。
クーラーボックスに消臭効果が付いているものや、フタが完全に取り外せて隅々まで洗えるものだと匂いを気にせず長く使うことができます。
おすすめクーラーボックス8選
今回はまだクーラーボックスを持っていないアングラーに向けて、使い回しの効く22ℓ前後のクーラーボックスを中心に、8点ピックアップしました。
クーラーボックスの機能やサイズ展開なども合わせてご紹介します。
ダイワ クールラインα/α III 2500 SU/GU/S
ダイワ クールラインα/α III 2500 SU/GU/S
容量:10ℓ/ 15ℓ/ 20ℓ/ 25ℓ
自重:4.3kg / 4.6kg / 5.0kg
内寸:22×43×25.5cm
外寸:31×58×34cm / 31×58×33.5cm
10ℓ・15ℓ・20ℓ・25ℓのサイズ展開が豊富なクーラーボックスです。
SUは真空パネル+ウレタン素材を、GUはウレタン素材、Sはスチロール素材を断熱材として使用しています。
お手入れ簡単な両開き上フタや持ち運びしやすいショルダーベルトのほか、2500は90度回すだけで簡単に開閉可能な水栓が付いています。
サイズやSU・GU・Sのシリーズによって付属するパーツや機能が異なるので、予算に合わせて選べるのも嬉しいポイントです。
ダイワ ライトトランクα 2400 ZSS
容量:24ℓ/ 32ℓ
自重:4.0kg~6.1kg
内寸:22×46.5×22.5cm / 22×56.5×24.5cm
外寸:31.5×60.5×30.5cm / 31.5×69×34cm
24ℓと 32ℓの容量が選べるクーラーボックスです。
最大の特長は、持ちやすいロングハンドルや水栓機能付きにもかかわらず、超軽量であるという点です。
さらに、これだけ軽いのに、ちゃんと座れる頑丈ボディとなっています。
断熱材の種類もZSS・SU・GU・Sとシリーズ豊富で、特にZSSは、底だけでなく6面が真空パネルとなっているため、保冷力抜群です。
数日釣行にいく場合には特におすすめのクーラーボックスです。
シマノ フィクセル ライト2 22L
容量:22ℓ
自重:3.7kg
内寸:39.1×21.1×25.0cm
外寸:53.0×30.0×33.2cm
汎用性の高いミドルサイズのクーラーボックスで、オフショア、磯、防波堤、船などあらゆるフィールドで活躍します。
素材は発泡ポリスチレンが使われていますが、外気温31度でもクーラーボックス内の氷が35時間キープされるので、丸1日釣行にいっても安心して使えます。
ワンアクションで自在に開け閉めができるレバー方式+手を放すだけでフタが閉まる自動ロック、大人が腰をかけても全く問題ない対荷重設計、簡単に開閉できる水栓など、使いやすさにこだわって作られています。
ダイワ プロバイザーHD 2100
容量:16ℓ/ 21ℓ/ 27ℓ
自重:3.2kg~6.3kg
内寸:25×43×25cm / 23.5×36×24cm / 21.5×33×22cm
外寸:35×57.5×34cm / 32×50×33cm / 30×47×30cm
持ちやすいハンドルと水栓機能がすべてのサイズ・シリーズについていて、特に水栓は上フタを開けなくても水抜きができる便利なモデルとなっています。
21ℓが最も汎用性の高いサイズとなっており、500mlのペットボトルが20本、もしくは冷凍オキアミの板が3枚入るほどの収納力があります。
ZSSはプロテクター・滑り止めシート・消臭機能がついており、欲しい機能が詰まったモデルです。
ダイワ クーラーボックス トランクマスターHD II 4800 VSS/TSS/SU/S
ダイワ クーラーボックス トランクマスターHD II 4800 VSS/TSS/SU/S
容量:48ℓ/ 60ℓ
自重:9.9kg~11.2kg
内寸:27×75×23cm / 29×85×23.5cm
外寸:39.5×91.5×33cm / 41.5×102.5×33.5cm
ブリやヒラマサなどの大型青物がすっぽり入るような、横長のクーラーボックスです。
運搬時に上フタをしっかり固定できるサイドロックと大きめのキャスターで、持ち運びも楽々です。
断熱材の種類はVSS・TSS・SU・Sの4シリーズあり、VSSは真空パネルが5面、TSSは真空パネル3面、両方に消臭剤が配合されています。
側面のハンドルを持てば1人でも簡単に運搬できるので、船釣りやロックショアで大活躍間違いなしのクーラーボックスです。
シマノ ホリデークール 26L LZ-326Q
容量:26ℓ
自重:3.3kg
内寸:40.6×23.1×26.5cm
外寸:53.0×30.6×33.0cm
とにかく軽くて座れる、お財布にやさしいクーラーボックスです。
26ℓ容量なのに、自重3.3kgと圧倒的な軽さを誇っています。
断熱材は発泡ポリスチレンのみですが、1日半ほど保冷力がキープできるため、半日~1日の釣行にも使えます。
機能はそこまで必要じゃないから、シンプルで安いものが欲しいというアングラーにおすすめです。
シマノ フィクセル ウルトラ プレミアム 22L
容量:48ℓ/ 60ℓ
自重:9.9kg~11.2kg
内寸:27×75×23cm / 29×85×23.5cm
外寸:39.5×91.5×33cm / 41.5×102.5×33.5cm
6面極厚真空パネル+ウレタン素材を使った、高い断熱性能・保冷性能を誇るクーラーボックスです。
70時間氷の状態をキープできるほどの保冷力を持つので、数日の釣行にもってこいの製品です。
ほかにも本体インナー部分に抗菌剤入りプラスチックが使われているため、オフショアでの大物釣りや遠征釣行、キャンプなどで魚や野菜などを長く清潔に保つことができます。
保冷機能や清潔感を重視するアングラーにおすすめです。
伸和 ホリデーランドクーラー 22L
容量:7ℓ~ 76ℓ
自重:19.8kg~21.2kg
内寸:39×19×24.5cm (22ℓ)
外寸:48.8×27.5×32.9cm (22ℓ)
断熱材の厚さが他のメーカーの約3倍と言われるほど、断熱性・保冷性に特化したクーラーボックスです。
22Lだと51時間ほど保冷効果が持続します。1日半までの釣行にぴったりですね。
22Lで1万円を切る圧倒的な安さが特長ですが、ソフトな握り心地で長時間持っていても疲れにくいハンドルや、大人が座れる対荷重量をクリアした頑丈なボディなど、使い勝手も良い製品となっています。
まとめ
クーラーボックスを選ぶ際のポイントをまとめます。
・小型魚(アジ、メバルなど)→ 6~17ℓ
・中型魚(ハマチ、トラウトなど)→ 20~30ℓ
・大型魚(ブリ、太刀魚など)→ 30~50ℓ
・断熱材は保冷力の高い順に、真空断熱パネル>発泡ウレタン>発泡スチロール
・軽量であることや取っ手が持ちやすいなど持ち運びやすいかも考える
・フタが両開き、水栓があるかなど、釣行時に便利な機能の有無もチェック
・長く清潔に使うために洗いやすいかなども確認する
その上で、汎用性の高い22ℓを中心に、おすすめクーラーボックスは
・ダイワ ライトトランクα 2400 ZSS
・シマノ フィクセル ライト2 22L
・ダイワ プロバイザーHD 2100
・ダイワ クーラーボックス トランクマスターHD II 4800 VSS/TSS/SU/S
・シマノ ホリデークール 26L LZ-326Q
・シマノ フィクセル ウルトラ プレミアム 22L
・伸和 ホリデーランドクーラー 22L
の8点です。
まだクーラーボックスを持っていない初心者アングラーには、この機会にぜひ、自分に合ったクーラーボックスを買って、もっと釣りを楽しんでほしいですね。