生月島は島全体にポイントが多く、南側から北側までほとんどのポイントで青物を狙うことができます。
その中でも今回は、初心者の方でも比較的に磯へ降りやすく青物が釣れるポイントと生月島で最も青物と出会える機会が多い磯の2カ所をご紹介したいと思います。
投稿者プロフィール
家から海が近く幼い頃はサビキ釣り、学生時代は堤防からイカ釣りやショアジギングをして楽しんでいました。
4年前に知り合いの船で初めて船釣りに行った時に釣れたブリの引きの強さを見て青物釣りに興味を持ちました。
今となっては引きが強烈で、かっこいいヒラマサに魅了され毎週のようにショア、オフショアから魚を狙って釣りに行ってます。
今後はヒラマサ以外にもGTやマグロなどビッグゲームからクエ、石鯛などの底物釣りにも挑戦をして釣りの楽しさ、魅力を発信していきます。
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目次
適切な服装で磯を降りる
まずは生月島の磯へ降りる際の服装に関する注意点をご説明します。
生月島の磯へ降りる場合は、大半のポイントが山を降りていくポイントが多いです。
身軽で動きやすい服装が良いと言えます。
また生月島の地質が赤土のため、雨が降った時や朝霜が付いている場合は土が流れて、滑る可能性がかなり高いです。
一般的に磯釣りではフェルトスパイクタイプのシューズをおすすめされますが、水分を含んだ赤土はフェルトの中に土が溜まり、グリップ力が無くなってしまいます。そのため、山を登り降りするためのビブラムソールなどのゴム製アウトソールの靴を持って行くことをおすすめします。
私はモンベルのサワークライマーを愛用しています。岩の上でもグリップ力があるため、山登り用と磯靴の兼用で使っています。
藻やコケの上は滑りますので、くれぐれも注意が必要です。
磯や山歩きにおすすめのブーツ↓
モンベル サワークライマー
アウターはレインスーツを着用します。生い茂った草木などで体を傷つけないように私は夏場でも山を降りる際はジャケットは着用しています。また岩場や山での転倒したり、貝殻などで体を傷付けないためも厚手のインナーを着用しましょう。
私はファイントラック社とUZUのコラボモデル。フラッドラッシュを着用しています。
ファイントラック×UZU コラボモデル フラッドラッシュ
また釣りの最中はもちろんですが、山を登り降りする際もフローティングベストとグローブを必ず着用しましょう。
グローブをすることで、力も入りやすくなり、手のケガも防ぐことができます。
フローティングベストを選ぶ際は、浮力体がしっかり入っているものを選びましょう。
船用の自動膨張式のライフベストなどはケガを防ぐこともできませんし、落水した際などに浮力体自体が岩などに擦られて、破れる可能性もありますので、磯釣り(ショア)では使わないようにしましょう。
おすすめのライフベストはこちら↓
おすすめのグローブはこちら↓
シマノ バーサタイルフローブ
荷物は必要最低限の釣具にまとめてリュックタイプ1つにしましょう。
磯に降りる際はロッドを手に持つことになりますので、必ず片手は開けれるようにリュックタイプを選びましょう。
雨天時の釣行なども踏まえて、防水性があるものをおすすめします。
おすすめのリュックタイプのバッグはこちら↓
撃投タフクライムバッグ 65
以上が磯に降りるための最低限必要な装備になります。では磯に降りていきます。
オロノクチの降り方とポイント
生月大橋から車で約15分で行くことができるポイントとなります。
御崎野営場でナビを入れていただければたどり着けます。
駐車スペースとすぐ横にトイレもあります。
海の方を向くと磯への降口があります。
比較的なだらかな傾斜を降りていきます。
ここも赤土のため、地面が濡れているときは気をつけて降りましょう。
傾斜を降りると、ゴロタが広がっています。
降りて右側にある瀬がポイントになります。
岩の形状はあまり大きくないため、比較的楽に歩くことができます。
岩を飛び越えたりする必要もありません。
ゴム製アウトソールでも十分歩ける岩質です。
ただ海水に近いところは、ノリや藻が付着していることもあるので、良く見ながら歩くルートを考えたほうが良いと思います。
約2~3分でポイントの前まで到着です。
このポイントは潮位が270cmまでは釣りをすることができます。
西向きのポイントで、西~北西の風が強く吹いたときはうねりがまともに入ってくるため、潮位が270cm以下でも波を被る場合があり注意が必要です。
ワンドになっているため、南東~北東の風には強く、南東~北東のウネリがある場合でも釣りをすることができます。
春には夏にかけて他のポイントで釣りができない場合でも、安全に釣りをすることができます。
ポイントは瀬の先端から、右の沖瀬の周りで釣れることが多いです。
基本的には上潮が良いポイントになります。
ウネリが強い場合にはもう少し先に少し高くなっている場所があります。そこからキャストすることもできます。
サラシが出ているときには、そこでヒラスズキを狙うこともできます。
釣場から見た塩俵の断崖です。
オロノクチは一見は水深がなくゴロタの浅場なため、あまり有名なポイントではありませんが、春から秋にかけて、青物の実績があり釣果に期待できます。降りやすいため一度は覗いてみてもよいポイントです。
4のハエと5のハエの降り方とポイント
続いては、生月島でも屈指の青物ポイント『4のハエ』に降りていきます。
生月島屈指の青物ポイントではありますが、少し磯へ降りるのに苦労するポイントでもあります。
先ほどのオロノクチから車で5分ほどで到着です。
車を降り、歩道を歩いていきます。
歩道を登ると左側に看板が見えます。ここが下り口となります。
山の中へ人が歩いた形跡がある道を入っていきます。
このあたりはまだ傾斜もなく、落ち葉もあり土が剥き出しになっていないため滑る心配もなさそうです。
左に曲がると傾斜があります。
左にロープがあるため、ロープを利用しております。赤土が滑るため注意が必要です。
滑り防止でハシゴなどを埋めてある場所もあります。ハシゴに足を掛けながら降りていきます。
両サイドにロープが貼ってあるため、両方のロープを使用するのも良いですし、なるだけ左側の崖側は歩かないようにしたほうが良いです。
このあたりで海が見えてきました。1/3程度は降りてきています。
右側に見えるのが、4のハエで左に見えるのが5のハエになります。
天気の良い日はかなりロケーションが良いです。
ここからは傾斜がかなりあります。ハシゴが組んであるため、ハシゴを利用しております。
リュックが大きい場合は後ろ向きで降りていきましょう。
ここまでで2/3ほどでになります。左側に磯が見えてきます。
最後の方は左側にはロープがなく、右側にしかありませんので、右側のロープを利用します。
早く磯に降りて釣りたい気持ちもありますが、最後まで油断は禁物です。ゆっくり降りていきます。
最後に生い茂った草木をかき分けながら降りていくと右側に看板が見えます。
この看板が帰りに山を登る目印になりますので、覚えていくと良いでしょう。
降りて右方向に歩いていきます。
正面に見えるのが、3のハエ、右に見えるのが、3.5のハエになります。
ポイントはこの先端になります。ちょっと離れている瀬が4のハエのハナレになります。
4のハエの特級ポイントになります。波が穏やかで、潮位が低い日にしか瀬上りすることはできません。
上潮が4のハエ~3のハエ方面へ潮が入ってきますので、ベイトもそれに乗って流れてきます。このタイミングが青物の釣果が期待できます。
下潮の場合は5のハエが海をみて右から左に潮を良く通すため、下潮を狙う場合は5のハエをおすすめします。
ベイトが多い場合は左側のワンドにベイトが溜まります。
左側のゴロタを歩いていくと5のハエに渡れます。潮位が高い場合は少し入水する必要があります。
左側に見えるのが、満瀬になります。この日はオフショア船のサンライズさんの船が来ていました。
5のハエは瀬が低く、瀬際はノリがついていてかなり滑るため注意が必要です。
手前には沈み瀬も張り出しているため、キャストポイントとランディングポイントを事前に考えてキャストする様にしましょう。
まとめ
・必要なウェア、バッグ類など装備品を準備する。
・焦らずゆっくり磯へ降りる。
・風や潮位や干満を考え、ポイントを選ぶ。
・悪天候時は釣行しない。
生月島は磯に降りるまでに険しいイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、適切な服装と気をつけて降りれば誰にでも磯へ降りることができ、上記4点を押さえて釣行へ望めば良い釣果へ恵まれると思います。
初めて生月島へチャレンジされる方もこれを参考にショア青物にいかれてみてはいかがでしょうか。
【使用タックル】
□ロッド:CHONMAGE FISHING 丁髷スティック 100HH
□リール:19ステラSW 10000PG 14000パワーフッキングスプール(CHONMAGE FISHING 丁髷ウィールノブ 64チタンシャフト キット)
□ライン:ルアーバリバス アバニキャスティングPE SMP6号、リーダー プロセレ ナノダックス キャスティングリーダー170lb
□ルアー:CHONMAGE FISHING オリジナルウッドルアー ガマン 90-200、
GOOD BAIT BnD 180F
ビリー スリムポッパー 220mm トレブル仕様
FCLラボ JD-P 170,FCLラボ 、マリヤ ラピード190、ジャークマン フラッパー 200 170
マングローブスタジオ ストライクプロ 160mm ベベルスイマー、メロン屋工房 サーチポップ、エクストリームルアー ゲロオスギ
CHONMAGE FISHING オリジナルウッドルアー ガマン 90-200のショッピングページ
□トレブルフック:シャウト トレブル ストレートトレブル 33 3/0 4/0、オーナー スティンガートレブル ST-66 3/0 4/0 5/0
□シングルフック:シャウト シングルクダコ 6/0、7/0 ショートダブルクダコ 3/0、4/0、5/0