ワタリガニは釣って楽しい、食べて美味しいので狙い目です。ワタリガニって竿で釣るものなの?と思われるかもしれませんが、実は網仕掛けだけでなくショアジギングロッドなど汎用性の高いタックルでも釣ることができます。またズワイガニなどは禁漁期間や釣りのルールなどが市町村によって厳しく設定されていますが、ワタリガニにも地域によって異なるルールがあります。今回はワタリガニ釣りのルールやワタリガニの釣れる時期・ポイント、タックルについてご紹介します。
投稿者プロフィール
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好きな釣り:ルアーフィッシング
父親の影響もあり幼少期の頃から様々な釣りを体験してきました。現在は、北部九州エリアを中心にバスフィッシング、エギング、シーバス、更にはヒラマサキャスティングまで『ルアーフィッシング』をメインに幅広く活動しています!
何よりも、釣りが好きで日本三大怪魚である『アカメ』と出会う為だけに四国へ弾丸釣行したり、全国各地を飛び回る事も少なくありません。
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目次
ワタリガニとは
ワタリガニはガザミ、タイワンガザミ、イシガニ、ヒラツメガニの総称で、主にガザミを指すことが多いです。
ひし形の甲羅が特徴で、ゴカイや貝類などを捕食します。
年中釣れますが、産卵期が2回あるのでサイズは15cm~25cmほどと時期に寄らず釣れる大きさにバラつきがあります。
北海道から九州の沿岸部に分布しており、夏の高温期には水深30m以内の浅場に、冬は沖の深場に生息しています。
ワタリガニの釣れる時期・時間帯
ワタリガニは一年中連れますが、主に6~11月が釣りのシーズンになります。
特に春から夏の水温が上がる時期に浅場にやってくるので、高温期が狙い目です。
またワタリガニは夜行性なので、時間帯は夕まずめから夜釣りがおすすめです。
夜釣りをしていると大きなワタリガニが漂っているのが目視で確認できることもあるほど、夜は近くに寄ってきやすいです。
もし日中に釣るなら、朝まずめの時間帯か、天気が雨または曇りの日を選ぶと良いですよ。
潮の満ち引きでいうと、満潮前後が狙い目です。
潮の流れはゆっくりした時間帯の方がワタリガニは動きやすいので、波が荒れているときは避けたいですね。
ワタリガニの釣れる場所・ポイント
ワタリガニは外洋に面した砂浜で、ところどころに岩があるような場所に潜んでいます。
砂地で岩場やテトラ帯のある防波堤や波止、港湾部、サーフ等で釣れます。
潮の流れが緩やかな方が良いのか、潮目がはっきりする方が良いのかという分別は、ワタリガニの種類である程度分かれます。
ほとんどのワタリガニは基本的に潮の流れがゆったりしたポイントにいることが多いですが、ヒラツメガニは潮通しの良い場所を好むようです。
加えて以前ワタリガニが釣れたことがあるかどうか、という過去の実績も重要です。
いくら釣れそうなポイントであっても、過去に釣れた実績がなければ望み薄です。
そもそもワタリガニ釣りは違法?合法?
ワタリガニ釣りのルールは、ズワイガニなどと少し違って自治体によりルールが大きく異なります。
この記事ではワタリガニの釣り方として主に「カニ網」による釣り方をご紹介しますが、一部の自治体(例えば神奈川・千葉・茨城)ではカニ網が禁止されています。
また愛知では夜間に火光(ライト等)を利用してのたも網(カニ網)の使用が禁止されています。
九州でいうと、有明海では、その年によってワタリガニ(ガザミ)を釣ること自体が禁止されることもあります。(有明海におけるガザミ採捕禁止期間について – 水産庁)
自治体や時期(年月)によって禁漁になる、ならないがかなり分かれますので、過去に釣って良かった地域でも現在は変わっていることがあります。
釣りに行く際は必ず釣場を管理する自治体や漁業組合の情報を調べて釣りに行きましょう。
ルールを守っていればワタリガニ釣りが違法になることはありません。
ワタリガニ釣りのタックル
ワタリガニの釣り方は主にカニ網が主流ですが、他にもショアジギングタックルや投げ釣り用のタックルでも釣ることができます。
ワタリガニ釣りは基本的にへばりついているワタリガニを引き剥がすイメージで釣るので、高性能なタックルは必要ありません。
強度重視で選びましょう。
ワタリガニ釣りのロッド・リール
ロッド
・全長4m前後
・30〜40号
・オモリ30グラム以上に耐えられる
・ハリがあってしっかりした特長のロッド
使用するオモリは30〜80グラムまで幅広いため、オモリ負荷が高く強度のあるロッドが最適です。
リール
・スピニングリール
・3000番以上の大型リール
トラウトフィッシングやヒラスズキなどが釣れる強度のリールでちょうど良いです。
できればドラグ力が10以上あるものだとなお良いです。
自重:230g
ギア比:6.2
最大ドラグ力:12kg
PEラインの糸巻き量(号-m):1.2-310, 1.5-200, 2.0-170
ワタリガニ釣りの仕掛け
仕掛けはカニ網用のものがありますので、カニ網み仕掛けを使いましょう。
カニ網用の仕掛けはオモリと網がセットになっており、網の中にあるネット袋にエサを入れ、仕掛けを投げ、エサが撒かれてカニが寄ってくるという流れになります。
ぶっ込み釣りと同じような釣り方です。
集まってきたカニが網に引っかかって釣れます。
使用するラインはPEラインの3号〜5号、長さ100mほどです。
ワタリガニの大きさによって太さを変えてみてください。
ワタリガニ釣りのエサ
ワタリガニは基本的に雑食で、青物やイカなどなんでも食べます。
カニ網み仕掛けに入れるエサは、アジ、サバ、イカ、イワシなどの切り身です。
切り身を使う場合は内臓ごと使うのがおすすめです。
その方が魚の匂いが強く集魚効果がアップするため、ワタリガニが寄ってきやすくなります。
冷凍のエサを使用する場合は、イカの塩辛などがあるとなお良いです。
ワタリガニの釣り方
ワタリガニは岩礁帯やテトラの隙間、堤防の壁面に隠れているので、そこに仕掛けを投げ、10分ほど待ちます。
アタリがあれば、ラインがピンと張って仕掛けが重くなりますので、すぐに仕掛けを回収します。
竿が折れないよう慎重に、しかし素早く一定の速度で巻き上げます。
引き上げる際は仕掛けをそのまま触らず、ランディングネットを使ってすくいあげましょう。
仕掛けをそのまま触ってしまうと指が挟まれる危険性がありますので、ワタリガニを仕掛けから外す際も十分注意してください。
引きあげたワタリガニが小さいサイズであったり抱卵していたら、資源保護の観点からできればリリースしましょう。
アタリが出なくても10分おきに引き上げて、仕掛けやエサの状態を確認してください。
まとめ
ワタリガニ釣りはルアーフィッシングとは違った魅力があり、重くなった仕掛けを回収するときは非常にワクワクする楽しい釣りです。
ワタリガニは釣って楽しい、食べて美味しいターゲットですので、ぜひ一度は釣りにチャレンジしてみてください。