ついついミノーであることを忘れてしまう程の卓越した飛距離が使用した人たちの心を打ち、使用者の口コミによって瞬く間に評判が広がった人気ルアーです。
現に国内の一部のトッププロの中には、ミノーというカテゴリーにおいては使用率9割を占めているという話もでてくるほどです。
今回は、ルアーアングラーに一度は使用していただきたいサイレントアサシンについて、インプレを交えながらその「凄さ」について迫っていきたいと思います。
投稿者プロフィール
-
好きな釣り:磯上物、底物、SWルアー
私が釣りを始めたのは20台前半と遅咲きの釣り人ですw
一箇所に通いつめるということができずに、半分旅行気分であっちこっちの磯に行くの好きです。
おかげで全く釣果には恵まれず、磯の上でグータラしてばかりです。
釣技は全くダメですが、釣具の査定は絶対的な自信を持ってます。
最新の投稿
目次
シマノ サイレントアサシンとは?
今や「人気」を通り越して「定番」といってもいいほどにアングラーの心を掴んでいるシーバス(スズキ)をターゲットにシマノが開発したミノーです。
数あるシマノ エクスセンスシリーズのルアーの中でも、堂々の一番の人気を誇っています。
その威力、サイレントアサシンが持つ一番の魅力は、何と言っても重心移動システム、AR-C搭載により他のミノーを一切寄せ付けない圧倒的な飛距離。
それに加えて、着水からの泳ぎだしの良さが他のミノーに比べて群を抜いています。
ルアーアクションにおいてもスタンダードなミノーの動きなのですが、少し強めのローリングでボディーを揺らしながら泳ぐのでシーバスの捕食スイッチを入れてくれます。
また、圧倒的な飛距離による人的プレッシャーの軽減により、やる気のあるシーバスはわずか一投目でヒットする事も多々有ります。
サイレントアサシンは研究された構造とAR-C採用により、飛距離を出すための特別な投げ方などを考える必要は一切ありません。
竿を軽く振るだけで体勢を崩すことなく飛んでいきます。
特別なアクションなどもする必要はありません。
リールをただ巻くだけなので特別な技術を必要とせず、これからルアーシーバスを始められるといった初心者の方には最適のルアーです。
またシーバスのみならず、青物やヒラスズキ、ヒラメにも釣果が期待出来るミノーとなります。
サイレントアサシンの種類と特徴
小粒なのにしっかり飛ぶ。ブルブル泳ぐアサシン80
「シマノ エクスセンス サイレントアサシン 80S AR-C」
ミノーでありながらメーカーのキャッチコピー通りしっかり飛び、ブルブル泳いでくれます。
比較的水深のある河口や風が強く吹いている時の日中に活躍してくれます。
80についてはF(フローティング)は存在しません。
S(シンキング)のみのラインナップとなります。
まず1投目に結んでほしい。全フィールド対応のアサシン99が強化されてさらに使いやすくなりました!
「シマノ エクスセンス サイレントアサシン 99F/99S AR-C」
全フィールド対応のためサイレントアサシンの中でも一番使い勝手が良く、扱いやすいサイズです。
特徴は、ゆっくり巻いてもゆるやかなローリングアクションで確実に泳いでくれます。
全国的にみてシーバスに数多く捕食されているベイトのサイズとマッチングしているため、確実に魚を釣り上げたい時におすすめです。もちろん条件が合えばランカーサイズも導いてくれることもあります。
カラーバリエーションも12種類と豊富。
ルアーボックスに必ず一つ以上はいれておきたいサイズのルアーですね。
パイロットサイズのアサシン、刷新!
「シマノ エクスセンス サイレントアサシン 129F/129S AR-C」
99の次に使いやすいサイズとなるのが129と言えます。
129はシリーズの中でもリップの形状が広く設計されているためウォブリング(左右に振れる動き)がはっきりとしています。
これにより魚にルアーを見つけてもらいやすくなります。
また、99と129のサイズ差は僅かですが、使用用途が異なります。
129は、ウォブリングによりアピール力が高いためシーバスの活性が高い時により効果を発揮してくれます。
対して99は、先に説明した通りゆるやかにローリングするので活性が低いときや人気のスポットなどで魚がスレてしまっている時に効果を発揮してくれます。
カラー刷新!ミノーでは届かなかったエリアを直撃!
「シマノ エクスセンス サイレントアサシン 140F/140S AR-C」
140シリーズは主に大規模な河川、磯、サーフで使用されています。
動きは複雑な潮流や押しの強い本流をものともしない安定したウォブロールアクションで泳ぎます。
フローティングタイプで23g、シンキングタイプで26gあるので少し長めで硬さのあるロッドが必要になってきますが、
140の魅力はなんといっても「シリーズ最長の飛距離」。
他のアングラーが攻めきれない遠方のポイントを140なら流すことができます。
これはアングラーにとって非常に有利な釣りを展開することにつながってくるため、ベイトがコノシロやオチアユなどサイズが大きい場合などは非常に重宝します。
サイレントアサシンの使い方
サイレントアサシンの使い方は至ってシンプル。遠くに投げて状況に合わせて巻くスピードを変えるだけです。
基本的な動作ですが、個人的にはこれが一番釣れる使い方ではないかと思います。
使用した感じですが、サイレントアサシンのフローティングタイプはどのシリーズも結構潜るため、シンキングタイプの使用機会は強風の時以外は多くはありません。
最初に揃えるのはフローティングがメインでいいと思います。
水深が1メートルほどのフィールドではロッドを立て、根がかりに注意してリトリーブ(リールを巻く)してください。
サイレントアサシンが最も活躍するときの条件として一番に当てはまるのが、その時の「ベイトの種類」です。
コノシロやサヨリ、サバなどの活発に動き回っているベイトがいるときにぜひ使用していただきたいルアーです。
こちらのベイトが回遊しているフィールドで夜間、都市部の河口で大型の船が係留している(水深がある)場所では、サイレントアサシン99F~129Fだけで良いというくらいシーバスをキャッチすることができます。
サイレントアサシンの基本的な巻きかたは、竿先にかすかにブルブルと振動を感じるくらいデットスローでアピールし、
流れがある場合はほとんど巻かなくてもサイレントアサシンならしっかり泳いでくれますのでシーバスの捕食スイッチを入れてくれます。
夜間の場合は基本的なチャート系の色、またはレッドヘッドなどがオススメです。
視界の悪い夜間にはチャート色が魚からもアングラーからも見えやすくなります。
昼間はキラキラしているカラーで太陽に反射させて魚にアピールすることを意識してカラーローテーションを行うと良いです。
飛距離の要「AR-C」とは?
AR-Cとはオールラウンドキャストの略となります。
AR-Cシステムは、重心移動システムの常識を覆すバネ式重心制御(PAT.P)を採用。 キャスト時に、遠心力と加速Gでウエイトを後方へ移動させます。 そして、バネ式重心制御を搭載することで、ウエイトが戻り、着水時には固定重心ミノーと同等の安定姿勢で抜群の立ち上がりを実現しています。(シマノ公式ページより)
と説明されています。ですが理解しがたいと思いますのでAR-C搭載ルアーの中身と一緒に説明していきます。
こちらがAR-Cの中身となります。
遠くにルアーを飛ばすための要となるのは4つに分裂されたシマノ独自の高比重タングステンです。
このバランスや構造により飛距離を出す事ができています。
シマノにしか実現できない技術と言っても過言ではないでしょう。
ルアーを耳の近くで振ってみると一般的にはカラカラと音がしますが、AR-Cは中身のタングステンが上下にカン、カンと移動しているのがわかります。
ルアーをキャストしたときにタングステンがルアー最後尾に行くように設計されており、重心が全てルアーが飛んでいく方向へと誘導してくれます。
これが飛距離をだすための原動力となっています。
またルアーが着水する時には、バネが入っていることによりタングステンはルアー前方に移動し、着水後の泳ぎ出しがどのルアーよりも早くスムーズになります。
これがAR-Cシステムの飛距離とスムーズな泳ぎだしを実現する構造となります。
中の構造を想像しながらキャストするとより遠くに飛ばす事が可能となります。
まとめ
有名なシマノインストラクターの辺見哲也さん、鈴木斉さん、泉裕文さんも絶対的ミノーとしてプライベート釣行時にも愛用されています。
それだけ信頼のおける釣果を導き出してくれます。
カラーのラインナップや各サイズが複数用意されており、全国各地、昼夜問わず、どのフィールドでも釣りが可能となります。
シーバス用ミノーを購入する際に何を買おうか悩んでいる方は、最初のミノーとして「サイレントアサシン」を候補に考えてみてはいかがでしょうか。