それぞれ2018年に新しく生まれ変わった両機。
発売時期から1年が経過し今更感がありそうな記事ですが、筆者の自腹で購入した18ステラ2500Sと18イグジストLT2500S-Cの2機種を比べてみます。
投稿者プロフィール
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好きな釣り:磯上物、底物、SWルアー
私が釣りを始めたのは20台前半と遅咲きの釣り人ですw
一箇所に通いつめるということができずに、半分旅行気分であっちこっちの磯に行くの好きです。
おかげで全く釣果には恵まれず、磯の上でグータラしてばかりです。
釣技は全くダメですが、釣具の査定は絶対的な自信を持ってます。
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目次
外観を比べてみた
外観は両機種共にシルバーを基調に無駄なデザインを省いたシックな印象。
イグジストの方が若干光沢感の強いメッキ調のシルバーといった印象です。
対してステラの方は色の深さがあるというか、より金属色が強い印象を受けます。
見た目的な面で言えばステラの方が高級感の感じられるデザイン、色調となっています。
重量面でもステラの方が約40g以上も思いこともあり、重厚感といった面でも”値段の高そうなもの”っといった印象を受けます。
リールというものに対して知識がなく、先入観のない人の目線で見比べると、イグジストは重量の軽さや素材感のせいで若干おもちゃ感があるかなと受け止められそうですね。
例えるならば高級セダンとスポーツカーを比べているような感じでしょうか?
ドラグ
ドラグ性能ははっきりとステラの方に部があるように感じます。
好みの問題もあるでしょうが、細号数でラインブレイクすれすれの釣りをするのであればステラ一択といった印象です。
イグジストもドラグ性能が悪いといった訳ではなく、魚を掛けてから素早くランディングする際には非常に効果的なドラグの利き方といえるかもしれません。
ドラグクリッカーと連動しているかのようにカチカチカチと段階的に負荷を掛けているような使用感で、ステラのような引っかかりがなくスムーズに一定の負荷を与えるといった感じとは別物といった印象です。
何を重要視するかによって良し悪しが変わってきそうですね。
筆者的にはステラのドラグが好みでした。
ラインローラー
ラインローラーは、第一印象ではイグジストの方が糸ヨレが少なくて調子がいい印象でした。
が、ラインが水に濡れている状態で巻き取っていくと糸ヨレが強く出てしまい、使用中にラインの状態が気になって仕方がないといった感じ。
リールの番手や使用するラインによって異なるのでしょうが、ステラのラインローラーの方が糸ヨレが発生しにくい印象を受けます。
ラインローラーの安定感、は若干ですがイグジストの方がブレがなく安心感があるように感じます。
巻き心地
巻き心地はどちらもヌルヌルした感触。
ステラは相変わらずのヌルヌルでスムーズな巻き心地ですが、18イグジストもヌルヌル感のある巻き心地となっています。
ここは好みの分かれるところで、旧イグジストのようなシャラシャラとした軽い巻き心地が好みだった方にはどちらも受け入れられにくいのかなといった印象です。
18ステラは旧ステラよりもさらにスムーズさが増し、スムーズが故に使い始めは若干巻き重りのように感じてしまうくらいです。
使用するごとに巻き重りは解消されていくので何も問題はないのですが。
キャストフィール
キャストフィールに関しては飛距離はステラの方が圧倒的に稼げる印象。
エッジに微かに抵抗を感じつつも、ロングストロークスプールの恩恵なのか勢いよくラインが放射されていきます。
対してイグジストはスプールエッジとラインとの干渉を感じさせないフワッとした軽い投げ心地が印象的。
ショートピッチで力まずに軽くキャストする際にはとても気持ちの良い感覚に陥ります。
まとめ
筆者の個人的な好みでいえば18ステラの方が総合的にみて断然良いといった感想。
道具としての完成度が高く、重量面を考慮しても安心感や安定感といった点で抜きん出ている印象です。
しかし、道具の機能面や構造の目新しさなどは特に感じないため、新機能を試してみたいなどの新しい発見や刺激を求める方には物足りないと感じるでしょう。
対して18イグジストはモノコックボディーといった最新機構を搭載した機種です。
次代のスタンダードとなり得るかもしれない新しい機構を体験するには18イグジストがオススメです。
最近のリールはミドルクラスでも必要十分な機能を備えています。
一際開発費のかけられた両機。
どちらを買っても” いいもの “であることは変わりないため、ハイエンドクラスのリールに関しては完全に好みのブランドや見た目で選んでみてもいいかもしれませんね。
使い込んでいくうちに筆者の感想も変わってくるかも。