遊漁船での釣行は期待に胸が膨らみます!
しかし、はじめての釣行は何かと不安がよぎります。
どうやって予約したらいいの?
船酔いが心配。。
出船からポイント到着まではどこにいたらいいの?
食事はいつ?
釣れたらどうしたらいいの?
トイレあるの?
・・・・・
・・・・・
そんな初心者なら誰しも疑問に思うことをまとめて解決します!
投稿者プロフィール
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好きな釣り:磯上物、底物、SWルアー
私が釣りを始めたのは20台前半と遅咲きの釣り人ですw
一箇所に通いつめるということができずに、半分旅行気分であっちこっちの磯に行くの好きです。
おかげで全く釣果には恵まれず、磯の上でグータラしてばかりです。
釣技は全くダメですが、釣具の査定は絶対的な自信を持ってます。
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目次
遊漁船の予約
まず、はじめに遊漁船をみつけるために行ってほしい行動としては、スマホで『自分がいく釣り場の名前+釣りのジャンル+遊漁船』と検索する。
例)福岡 玄界灘 ブリジギング 遊漁船
遊漁船がだしているHPがたくさん検索されます。
そこでみるべきポイント
1、自分が予約したい日に出船するようになっていて、空きがあるのか?
遊漁船は、チャーターと乗り合いでの出船のどちらかとなりますが当然ながらチャーターが入っているところには乗船することができません。
乗り合い釣行であっても3~4人集まらないと出船しない船がほとんどです。
ですので、空き残り◯名と表示されているところに予約をしましょう。
2、釣行日誌で釣れている船かどうか確認する
オフショア釣りにおいて船長のポイント選び次第で、大きく釣果が変わることがあります。
もちろん釣人の腕により釣果は変わりますが、魚がいないポイントでは釣れませんので、船長のポイント選びはとても重要です。
高確率で魚が釣れている船に乗ることが大事です。
3、船内の設備、トイレや移動時の座る場所は完備されているのか
遊漁船であってもトイレが完備されていない船もあります。
予約の際に確認することをオススメします。
また船内のどこに寝床や座席があるのか確認しておきましょう。
スマホやPCで見るのがめんどくさいという方は、お近くの釣具屋に行きお勧めの遊漁船を聞いてみましょう。
初めての遊漁船は一人で心細いという方は、釣具店のスタッフと予定を合わせて同行することもお勧めします。
もしくは、ほとんどの釣具店にはカウンター付近に多数の遊漁船の名刺が置かれており、予約をするときに必要な連絡先を知ることができます。
ネットの情報、釣具店の情報を聞いた上で、遊漁船の予約をしましょう。
※夜間(20時以降)の予約の電話は避けましょう。
船長は安全を守るための天候調査や船の準備で早く起床するため就寝するのも早くなります。
予約の際には、オフショア(船での釣り)での釣りが初めてという方は初めてであることを必ず伝えるようにしてください。
出船時間、何名の予約、海上荒天で出船できない場合の連絡先(時間)などを予約時に確認します。
あとひとつ聞いておくべきことは、使用するルアーの適正な重さや反応の良いルアーのカラー、釣れている仕掛けなど聞いておくとそれに合わせた準備ができますよ。
元船乗りが教える船酔い対策とは?
予約が決まればあとは乗船して実釣と行きたいところですが、船に乗る上で必ず付きまとってくるのが『船酔い』です。
私は高校卒業後、船乗りとなり最初の3ヶ月は船酔いでほとんど仕事になりませんでした。
睡眠ができないほど波に揺られたことも多々ありました。。「乗り物酔い薬」も試してみましたが正直効果があるようなないような、、、
そんな私が船酔いを克服した方法とは?
1.船に乗るときは空腹を避けること
船乗り時代にいつも先輩に「飯はちゃんと食うとけよ」と言われてました。
「本当に効果あるとかいな?」と思ってましたが、朝ごはんをしっかり食べた日と食べなかった日の船酔い具合が違います。
しっかりご飯を食べた日は、酔っても少し気分が悪いだけで吐いたり、仕事ができないくらい頭痛がしたりすることはありませんでした。
「どうせ食べても吐くから食べん方がまし」と思ってしまいがちですが、空腹の状態で酔ってしまうと頭痛や吐き気が止まらない状態となってしまうのでしっかりと食事はして船に乗るようにしてください。
万が一酔ったとしても、胃液が出てくるのと、食べたものが出てくるのだったら食べたものの方がましですよねw
2.乗船後は寝ましょう
ウキウキして眠れなかったりしますが、とにかく寝てください。
睡眠はどんな酔い薬よりも効果があると思います。
船が動き出すと寝れないなんてこともありますので、集合時間よりも早めに向かい、出船前に熟睡するのもいいと思います。
大シケでゲロゲロ状態になっても、ぐっすり眠るだけで酔いも覚めていて前日と一緒の揺れでも酔わなかったりもします。
また、寝ている間に自然と体が船の揺れ方に慣れてくることもあります。
3.作業は最小限に抑えること
船の上でノットを組んだり、仕掛けを作ったりすることは避けて、事前に準備ができることは必ずしておきましょう。
船での作業は、ルアー交換、餌の付け替えといったすぐに行えることだけに抑えましょう。
船上で視線が下に向くと酔いやすくなります。
4.外の空気を吸うこと
室内の空気やエンジンの匂い、タバコなどを吸うと気分が悪くなる時があります。
そのような場合は、外の空気を吸ったり、衣類で首元が隠れている時はチャックをおろして風をうけると良いです。
ムカムカしていた気持ちが楽になりますよ。
船内には窓が設置してありますので、船長に窓を開けていいか確認しましょう。
※波を受ける方向により窓から室内に波しぶきが入ってくる恐れがあります。
窓がない場合は船内の入り口付近に波がかからず風が当たる場所を探して気分が落ち着くまで外の空気を浴びて下さい。
その際に遠く(波と空との境界線)を眺めておくと気分が落ち着きます。
5.飲料水にも気をつけること
海上ではよく喉が渇きます。船酔い防止のためには「コーヒー」「炭酸飲料」「お酒」は控えましょう。
経験上、酔いやすいです。
基本的に「アクエリアス」「ポカリスエット」「緑茶」がおすすめです。
個人的には、緑茶がものすごく効果が感じれました。
胃のムカムカしている時でもすっきりします。
6.慣れる事(揺れを予測する)
慣れ?とは何に慣れるのかと疑問を持つ人も多いと思います。
「車酔い」を例に考えるとわかりやすいです。
後部座席で携帯をぽちぽち、下を向いての作業。想像するだけで気分が悪くなります。
しかし、自分で運転する時は全く酔わない。なんて方も多いです。
それは自分で運転すると車がどっちに曲がるのか、この段差で車がどのくらい揺れるのか予測できるからです。
反対に後部座席で携帯ぽちぽちでは、揺れを予測できない状態です。
予測していると無意識に重心をずらして、頭を平行に保とうとします。
これが酔わない大きな理由です。
なので、運転手でなくても行き先につくまで道路を観察したり、曲がるときは意識したりすれば車酔いは無くなります。
車酔いがひどい方は前が一望できる助手席をお勧めします。
船も同様に考えてください、初めて乗る船、毎回違った波この揺れを予測することは不可能です。
釣りをしながらも波がきて船がどのように揺れるのか意識しながら釣りをしてみてください。
気がつくと体が無意識に波に対して体を傾けれるようになっています。
遊漁船の船長をみてもらうと一番わかりやすいと思いますが、大きな波が来てもよろけることなく平気な顔をして船を歩いています。
船の揺れは、大きさ、形状、波を受ける位置により様々なので極力同じ船に乗ることをお勧めします。
前回の釣行の時は酔わなかったのに違う船に乗ったら酔った経験をされた方もいると思います。
それは慣れていないからです。
現に筆者も仕事で船に長年乗ってきたから遊漁船に乗ってもヘッチャラ酔うはずが、、、、恥ずかしながら酔ってしまった経験もあります。。。
いざ!出船
出船時は基本的に釣り場に着くまで船内の座席や、寝床のスペースに入るようにしてください。
波が高い日は特に、船長はお客さんが外にいると波の揺れで落水しないか、波しぶきで濡れないか心配で船の操縦ところではなくなってしまい事故の原因にもつながります。
自分の命を守る上でも大事になってきます。
移動中は、上記でも述べたように波が高く船酔いの恐れがあるときは、寝ることが大重要となります。
海も毎日荒天ではなく、湖のような波が全くない日があります。
そのような日は、座席に腰をかけ同船者や船長と釣りの話をすると交友関係も増えますよ。
魚をゲット!処理は?
魚がヒット!船長が魚とのやりとりをサポートしてくれたりします。
船への取り込みもタモを使わないと回収できない大型の魚になれば船長がタモ入れを行ってくれます。
ここでワンポイントアドバイス!
隣のお客さんが魚をヒット!!隣の人との間隔が空いていない場合
狙っている魚種にもよりますが、自分の仕掛けを回収するようにしてください。
お祭り(糸が絡むこと)の原因となり、お祭りしたことにより魚をバラしてしまう恐れがあります。
また、自分の糸を切らないといけない場合があり、結びなおしているとチャンスタイムを逃してしまう事になります。
魚を無事釣り上げると、船長からブログやSNSに投稿するための記念撮影をするようお願いされることがあります!
顔出しNGの方は、顔出しNGとお伝えしてくださいね。
撮影が終わると、船長が血抜き、神経時めそれぞれの魚により美味しくいただけるように処理をしてくれます。
処理をした後は、船に数個用意されている大きなクーラーボックスに収納してくれますので自分のクーラーボックスを船に積んでおく必要はありません。
※誰が釣った魚なのか区別をするために結束バンドや洗濯バサミを魚に取り付けてくれるところもあります。
もしくは船に装備されている池場と言われる生きて魚を持ち帰るためのイケスに入れてくれるところもありますので、港に着いた際は自分で魚を締めなくてはなりません。
フィッシングナイフなどがあれば便利ですよ。
乗船費用の支払いはいつ?
事前に電話で予約したときやHPでみた金額はいつ払ったらいいの?
中々払いところがわかりません。
基本的には、港に到着後それぞれの荷物を降ろした後に行います。
船長やポーター(お手伝いさん)船宿があるところは店内で手渡しとなります。
領収書が必要な場合は事前に用意してもらえるのか確認しておきましょう。
(領収書が出せないところも稀にあるみたいです。)
支払いが終われば同船した人、船長に挨拶をしてオフショア(船釣り)釣行終了です。
忘れ物チェックは忘れずに!
まとめ
いかがだったでしょうか?
船釣りでの1番の恐怖は船酔いであることはこの記事を読んでくれた方ならわかると思います。
事前に船酔いの対策方法を知っておくと気持ち的にも楽ですよね?!
それでは今回のまとめです。
1.予約する船は釣果情報を確認して釣れている船に予約をしましょう。
2.釣具店のスタッフの情報も有力な情報となります。
3.予約の電話は20時以降は避けること
4.船の上での作業をさけるためにノットや仕掛けつくりは事前に行っておくこと
5.出船前には必ず食事をしておくこと
6.出船して寝るスペースがあれば寝ること
7.船の揺れに慣れること
8.会計は帰港してから行う
自分の腕を磨くためにいろんな船に乗り勉強するのは大事なことですが、まずは同じ船に乗り酔わなくなったら他の船で釣行に出かけてみてはどうでしょうか?
あなたのオフショア(船釣り)釣行が最高の1日になるよう願っております。