日本のバスフィッシングトーナメントの最高峰であるJB TOP50の若手プロ選手3名のプロデュースによる実践的な商品ラインナップとなっています。
そんな注目のブランド『Revoltage(リボルテージ)』の気になるロッド『REV-S61UL-ST “Tournament Spin Finesse”』を筆者目線で勝手気ままにインプレします。
投稿者プロフィール
私が釣りを始めたのは20台前半と遅咲きの釣り人ですw
一箇所に通いつめるということができずに、半分旅行気分であっちこっちの磯に行くの好きです。
おかげで全く釣果には恵まれず、磯の上でグータラしてばかりです。
釣技は全くダメですが、釣具の査定は絶対的な自信を持ってます。
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目次
リボルテージとは
日本のバスフィッシングトーナメントの最高峰であるJB TOP50の若手プロ選手3名がプロデュースする新ブランド。
勢いのある若手選手をイメージキャラクターとして抜擢するだけあり、新しい世代の感性を盛り込み今までにない形で発信していくことが期待されます。
そんな非常に期待感の高まる新ブランドのロッドはどうなの?ということで、どんなロッドを発信してくれるのかをブランドHPから見ていきましょう。
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Revoltageが最初にリリースするロッドのテーマは“Tournament”。
トーナメントにおける極限のコンディションでこそ真価を発揮するロッドを提案する。あえて、バーサタイルや、マルチといったバスロッドのスタンダードともいえる要素を排除し、ある特定の状況下で群を抜いた結果を出せる設計を追い求めた、まさに使い手を選ぶロッド。それこそがRevoltageのスタイルだ。
ジャッカルHPより引用
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上の文章を読み解くと、新しいブランドの初回発信商品によく見られる様な「まずはとりあえず万人受けを狙った”なんでもロッド”」ではない様ですね。
「特定の用途に特化した、人によっては好みの分かれるロッド」といったところでしょうか。
安牌を狙っていなくて面白いのではないでしょうか。
こういうモノづくりのスタイルは”挑戦的”な感じがして応援したくなります。筆者的には大好きですね♪
REV-S61UL-STのスペック
REV-S61UL-ST “Tournament Spin Finesse”
あらゆるリグに対応するBG-1.5のポテンシャルを最大限に引き出す事を目的とした一本。
ライトリグの操作性を重視したシャープな30tカーボンソリッドティップは、スラックラインが出た状態の繊細でハイピッチなシェイクや障害物に軽くスタックさせてからのハングオフなど、アングラーの意図するままに操作を可能にした。
オートマチックに食い込ませるノセ調子のソリッドティップではなく、あくまでも繊細かつ大胆なアプローチを実現するカケ調子の攻撃的設計。
ライトラインでのファイトも難なくいなすトルクフルなベリー・バットは秀逸。
Type:スピニング
Length:6.1ft
Action:ウルトラライト
Blanks:チューブラー/30tソリッドティップ
Lure(g):0.9-5g
Line(lb.):2-5lb
WEIGHT:96g
使用感:見た目
見た目は艶消しのオールブラックにバット部の黄色のブランドロゴがポイントとして入っている一見シンプルなデザイン。
グリップ部分は特徴的で、EVAグリップにエンドグリップはブランクスに直接ラバーをコーティングした様な感じ。
同色の素材感の違いによる陰影の出方をデザインに組み込むあたりは、今までのロッドデザインとは異なる路線ですね。
リールシートのスクリュー部分にもブランドのイメージデザインなのか、ベンゼン環をモチーフにしたブランキングが施されたパーツを使用しています。
筆者的には黄色と黒のカラーリングから蜂の巣を連想してしまうのですが、おそらくはカーボンにちなんでベンゼン環がモチーフだと思われます。
ロッド形状で一番気になるところはティップに比べてのバットの太さ。
ティップからバットに向かって今までにない角度で太くなっています。
そのままグリップまで一本につながったロッド形状は蜂の毒針を連想してしまい、筆者の頭からは蜂さんが離れません。
極太のバットにより、UL表記のロッドながら抜群のトルクを発揮してくれそうです。
使用感:キャスト
先だけが柔らかくベリーから急に硬くなる様な極端なエクストラファーストテーパーではなく、キャスト時にはしっかりとティップからベリーにかけて反発するテーパーとなっています。
そのおかげか、鋭く振り抜くキャストや軽く竿先の反発力を活かしたキャストの両方でも投げ難さは特になく快適にキャストを行うことができる気がします。
キャスト精度の面でも、体の感覚とロッドの反発力のズレが少ない(どのくらい反発するのかをイメージしやすい)ため、狙ったところにピンスポットで投げ入れることが可能です。
この辺りは個人の感覚になるため、好みの違いが出てきそうですが。
気になるところをあげると、もう少しソリッドの繋ぎ目あたりのダルさが無ければ良かったかなと思います。ソリッドティップの長さをあと1インチ短くしてくれれば、、、、(単に筆者の好みですが)
使用感:操作性
ソリッドティップというだけあり、操作感は非常にマイルドな感じです。
ロッドの感度に関しては、B2-MXの恩恵により振動がビンビンに伝わると思っていると期待外れ感があるかもしれません。
どのロッドにも言えることですが、感度に関しては期待し過ぎないほうがいいかもしれません。
子気味のいいシェイクや瞬発的なアクションには向かないかもしれませんが、動かさない釣りには非常に強みを感じます。
ルアー(ワーム)本来の性能を生かし、自発的なアクションを主体とする釣りであれば、このロッドの特徴が生きるのではないでしょうか。
個人的にはもっとハリのあるソリッドが好みですが、普段と違うテンポの釣りをする場合は躊躇なくこのロッドを選びます。
重量に感じてはリールとのバランス次第といったところでしょうか。
ステラの2500S(205g)を装着した場合はバランスの悪さが目立つ感じ。
好み次第ですが、170g以下のリールが丁度いい様な気がします。
まとめ

簡単にまとめてしまうと値段相応のいいロッドといった感想です。
メーカーの謳い文句の様な、使い手を選ぶロッドといった感じは特になく、非常に使いやすくマイルドな味付けのロッドだと感じました。
ULやLクラスのロッドを使い慣れている方なら、違和感なくすぐに使いこなせるかと思います。
6.1ftというレングスを考えると、使い手を選ぶというよりは使う場所を選ぶといった感じでしょうか。
価格もそこまで高いわけでもなく、ちょっとお小遣いを貯めれば買えなくもない価格。
ライトリグでの釣りが好き、激しいアクションではなく繊細でマイルドなアクションで誘うのが得意といった方ならオススメのロッドです。