前回のステラSWメンテナンスに続き、スプールのメンテナンスをご紹介していこうと思います。今回ドラグのメンテナンスを行う機種は13ステラSW14000XGですが、19ステラSW用夢屋パワーフッキングスプール、15ツインパワーSW等も同じ構造となっているため同様の方法にてメンテナンスが可能です。
投稿者プロフィール
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好きな釣り:SWルアー
家から海が近く幼い頃はサビキ釣り、学生時代は堤防からイカ釣りやショアジギングをして楽しんでいました。
4年前に知り合いの船で初めて船釣りに行った時に釣れたブリの引きの強さを見て青物釣りに興味を持ちました。
今となっては引きが強烈で、かっこいいヒラマサに魅了され毎週のようにショア、オフショアから魚を狙って釣りに行ってます。
今後はヒラマサ以外にもGTやマグロなどビッグゲームからクエ、石鯛などの底物釣りにも挑戦をして釣りの楽しさ、魅力を発信していきます。
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目次
- シマノ ステラSW スプール・ドラグメンテナンスの全手順
- シマノ ステラSW スプール・ドラグのパーツ取り外し
- シマノ ステラSW スプール・ドラグのパーツ洗浄
- シマノ ステラSW ワッシャーのグリスアップ→パーツ組み上げ
- シマノ ステラSW スプール上部のメンテナンス
シマノ ステラSW スプール・ドラグメンテナンスの事前準備
シマノのSWシリーズのスプールの分解には専用工具が必要になり、シマノからパーツ取りが必要になります。
今回し要する専用工具は「13ステラSW8000 Dカバーシメツケグ」というものになります。
市販では流通していないものとなりますが、メーカー発注が可能な商品のため釣kingでも購入が可能な商品です。
それでは分解していきましょう。
シマノ ステラSW スプール・ドラグメンテナンスの全手順
シマノ ステラSW スプール・ドラグのパーツ取り外し
ドラグノブを緩め、ボディからスプールを取り出します。
スプールの裏側にDカバーシメツケグを装着し、反時計回りに回します。
Dカバーシメツケグの金属パーツがスプールの半円状にハマるように取り付けます。
緩め終わると金属カバーとギザギザした「ドラグ音出シラチェット」が外れます。
次にピンセットなどでパーツを取り外していきます。
ドラグクリックが付いているパーツを外すとベアリングまでがすっぽりと外れてくると思います。
パーツを外すと、いよいよワッシャーの登場です!
かなり黒ずんでワッシャーの繊維がオイルに混ざっているのがわかります。
オイルも粘度が硬くなっており、粘土質になっています・・・
カーボンワッシャー→金属プレート→カーボンワッシャーの順に組まれているため順にバラしていきます。
シマノ ステラSW スプール・ドラグのパーツ洗浄
バラしていく過程で洗浄して順番に並べていきます。
パーツの洗浄に使うのは、市販のパーツクリーナー(ブレーキクリーナー)でOK!
クリーナースプレーを吹きかけ、クロスで拭きあげて汚れを落とします。
スプール内部の洗浄も行いましょう!
ワッシャーや金属プレートなど細かいパーツもスプレーをして拭きあげていきます。
汚れが綺麗に落とせました。
シマノ ステラSW ワッシャーのグリスアップ→パーツ組み上げ
全ての洗浄が終わると、次はグリスアップです!
使用するグリスは「シマノ純正オイルDG-1」
ブラシを使い、少し余りが出る程度に塗布していきます。
塗布する箇所は基本的にはカーボンワッシャーのみで大丈夫ですが、ゴムパーツや金属パーツの保護程度に塗布するのもおすすめです。
あとはバラした順に組みあげていきます。
はみ出したグリスはクロスで拭き取ります。
組み戻しの際もDカバーシメツケグの出番です!
時計回りに回転させ、緩みが出ないように締め付けましょう。
シマノ ステラSW スプール上部のメンテナンス
次はスプール上部のメンテナンスです!
先ほどと同じ流れ(パーツを取り外す→洗浄→グリスアップ→組み上げ)です。
長方形の抜ケ止メバネというものが付いているので、ピンセットで外します。
よく飛んでいくので注意しましょう。
次に各パーツをピンセットや逆さまにして取り出します。
長年メンテナンスしていないリールだとグリスが硬くなっており、なかなか出てきません。
取り出しが完了したら、下部と同じく上から順番にバラし、洗浄していきます。
洗浄が終わったら、ワッシャーをグリスアップし、パーツを組みあげていきます。
全ての組みあげが完了したら、ボディに取り付けドラグの効きや引っかかりなどの違和感がないか確かめてみましょう!
これでドラグメンテナンスの完了です。
まとめ
ドラグメンテナンスの頻度としては、5釣行に1回を目安に行いましょう。
リールを海水に落としたり、リールの滑りが悪くなっている場合はすぐにドラグメンテナンスを行ってください。
もしゴリゴリとした巻感になったり、音がするなどの異常を感じられたら、リールの使用を控えすぐにオーバーホールに出しましょう。
適切なメンテナンスを行い、大切なリールを長く使ってください。