一日を通して釣れる上に、体感温度も涼しく、蚊もいないという個人的には一年の中でも最もベストだと思えるシーズンでもあります。
この季節に個人的に安定して釣果をあげられるメソッドである『ミドスト』。
操作感に慣れるまでは、なかなか安定したロールアクションを生むことができず、苦手意識を持っている方も少なくはないのではないでしょうか。筆者も苦手意識を抱いていた中の一人です。
そこで今回は筆者が苦手意識を克服したミドストにオススメのジグヘッドをご紹介。
投稿者プロフィール
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好きな釣り:磯上物、底物、SWルアー
私が釣りを始めたのは20台前半と遅咲きの釣り人ですw
一箇所に通いつめるということができずに、半分旅行気分であっちこっちの磯に行くの好きです。
おかげで全く釣果には恵まれず、磯の上でグータラしてばかりです。
釣技は全くダメですが、釣具の査定は絶対的な自信を持ってます。
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目次
- ミドスト専用ジグヘッドVespa(ヴェスパ)
- Vespa(ヴェスパ)の特徴1:横アイ
- Vespa(ヴェスパ)の特徴2:ワームキーパー
- Vespa(ヴェスパ)の特徴3:高い貫通力とバレにくさ
- Vespa(ヴェスパ)のデメリット
- まとめ
ミドスト専用ジグヘッドVespa(ヴェスパ)
前日までの雨で普段は透き通っている水の色が、まるでビター味のカフェオレ状態。
シャローを目視しても20cmほどの池の底が全く見えない激濁りです。
最近はもっぱらサイトフィッシングばかりしていたため、野池に到着して早々にやる気スイッチがOFFに、、、。
こういう状況ではスピナーベイトなどの巻物で広範囲に探るのがセオリーだと思うのですが、この日の手持ちの巻物系ルアーはジャイアントペンシルとフロッグのみ。
どちらも今回の状況とポイントでは可能性が低そう、、、。
ということで今回セレクトするのはこちら↓
DSTYLE(ディスタイル) のVIROLA(ヴィローラ)2.8インチ。カラーはギルです。
フックはミドスト専用ジグヘッド(筆者が勝手に専用だと思っている)のRYUGI(リューギ)のフィネスジグヘッド『Vespa(ヴェスパ)』。
Vespa(ヴェスパ)の特徴1:横アイ
筆者はオープンエリアでのミドストでしか使用しませんが、もちろん他のリグにも使用できます。
筆者的に「Vespa(ヴェスパ)の最大の特徴はアイの向き。
多くのジグヘッドが縦アイと呼ばれる(ジグヘッドを横から見た際にアイの穴が確認できる縦付けのアイ)のに対して、ヴェスパのアイはフックの伸びる方向に対して垂直に位置する(横付け)横アイと呼ばれるものとなっています。
何か違いがあるの?と言われそうですが、ラインのテンションが掛かった際に縦アイだと結び目が手前にズレて結び目の頂点の位置が下がるのですが、横アイだとテンションを掛けても結び目の頂点が下がってこないため、ラインの結び目を高い位置で維持することができます。
これにより、支点と重心との距離を長く取ることができ、安定したロールアクションを簡単に表現することが可能となっています。
Vespa(ヴェスパ)の特徴2:ワームキーパー
ワームキーパーもミドスト専用と呼んでもいいようなロール時のワームのズレを抑えてくれる形状。
細軸の芯金2点でワームを固定してくれるデザインで、縫い刺しをすることなく普通に刺した状態でワームの回転やズレを抑制してくれます。
欠点は針の抜き差しを行うとワームキーパーによってワームが傷ついてしまうこと。
何度も抜き差しするとワームが裂けてしまうこともあり、ワームのセッティングが苦手な方には少しだけ扱いづらいかもしれませんね。
Vespa(ヴェスパ)の特徴3:高い貫通力とバレにくさ
フックはフィネスな釣りに最適な細軸タイプ。
さらにTCコートとサイバーメタルを採用することで非常に高い貫通力を実現。
スイープフッキングでもしっかりと針が掛り、フッキングミスの少ない優れものです。
フック形状も計算された作りをしており、アイとフックポイントが独特の位置に配してあります。
アイとフックポイントの絶妙な位置関係により最高の掛りとバラシにくさを備えており、キャッチ率を飛躍的に高めてくれるでしょう。
Vespa(ヴェスパ)のデメリット
メリットがあれば少なからずデメリットも存在するもの。
Vespa(ヴェスパ)ガードのないタイプのため、根掛かりが心配される場面では多少操作やライン取りに気を使うことになります。
比較的オープンなエリアでの使用をメインに考え、カバー付近ではガード付きのものと使い分ける必要がありそうですね。
あとは上に書いたように、ワームキーパーのズレ防止力が強いことによるワームの身切れ。
ワームを何度も使い回したい場合にはちょっとした懸念材料になりそうです。
しかし、上にあげた2点は無理やりデメリットとして絞り出した内容であり、筆者がこれまで使用してきた中で”ここが嫌だ”と感じたことはありません。
まとめ
先人たちのアイデアが詰め込まれたハイパフォーマンスジグヘッド。
一見すると普通のジグヘッドに見えますが、細部に目を通して見るとパーツの1つ1つに意味を込めて作られたということが見て取れます。
普段使用しているジグヘッドの使用感と比べてみると、今までは感じ取れなかった新しい発見があるかもしれませんね。
小さなものですが、針(フック)は魚を釣るためには必須な道具。
様々な種類が発売されている中から、自分に合ったお気に入りの針(フック)を見つけて見るのも面白いですよ。