フロッグゲームを豪快&軽快にこなすべく、ここ1ヶ月間肉体作りに励んでいた筆者は、
その鍛え上げられた広背筋の仕上がり具合を確かめに糸島の野池へ「GO!」したのであります。
目次
アーマーガエルとは
たいした内容がないので適当な前置きとなりましたが、今回も定番スポットである福岡県糸島市の野池へ。
夏場は毎年のように、ルアーの存在を忘れた子バスちゃんたちが投げたルアーに我先にと群がる”年間で一番バスがおバカさんになる季節。”
時にナイスサイズのバスもお目見えできるこの野池は、筆者のお気に入りの楽勝スポットです。
今回、まず始めに投げるのはコレ!
ティムコの『アーマーガエル』
野良ネズミや野良ガエルなどで定番化してきた”エラストマー素材”のモチモチボディーに、可愛いお足が生えたキュートな形状。
通常のワーム素材とは違い、弾力のあるゴム素材といった感じです。
針持ちが抜群に良い素材のため、千切れて失くなるといったシチュエーションはまず無さそうですね。
付属のオフセットフックを使用して早速セット。
ルアー自体の体高は結構高めで、一見すると「フッキング時に針先出るの?」と思われそうですが、
お腹にスリットを設けることで不安を解消しています。
使用感は?
実際に泳がせてみると、期待していたほどの動きの良さは無いようですね。
ドッグウォークなどの”アクションの良さ”で誘うというよりは、高い対カバー性能を活かして他のアングラーが手を出せないところへ投げ入れ釣っていく感じですかね。
重量バランスも考えられて作られているようで、変なコツなどは必要なく誰でも簡単に操作はできそうです。
針を刺すときに綺麗にセットしないと、着水後に裏返しになったまま泳いでくることがあります。(この点だけは注意)
このルアーで一番優れていると感じた点は、スキッピングのし易さ。
野良ネズミマグナムよりも若干重めの1/2ozくらいの重さでロッドにウエイトを乗せやすく、
筆者はスキッピングが得意というわけではないのですが、10スキップくらいなら簡単に行うことができます。
※キャストが上手くなった気がしてくるので、勘違いして天狗にならないように気をつけましょう。
実釣!
一通り使い方やキャスト時の重量感が掴めてきたところでシャローのカバー沿いを攻めてみます。
岸の際から少し沖の方まで探ってみるも反応は無し。
少し場所を移動して池の護岸沿いを移動しながら打っていきます。
ルアーアクションは着水から50cmくらいまでドッグウォークさせて即回収といった流れ。
テンポよく打っていくも依然として反応無し。
トップには反応はよくないのか、ボトムの釣りをしている他の釣り人には結構なバイトがあるようです。
久々の釣りで、どうしても魚の姿が見たくなり途中でルアーチェンジをしようかと揺れましたが、今日は意地でもアーマーガエルで釣ってやろうと無駄なプライドをかけて投げ続けます。
操作感やテンポの良さ、釣れそうな雰囲気は野良ネズミの方が圧倒的に優っているのですが、見た目のお茶目さというか可愛らしさはアーマーガエルの圧勝。
某ジブリ映画に出てきたカエルのような憎たらしめの見た目が、別に釣れなくてもいいやと思わせてくれるような感じさえしてきます。
と、できる限り釣れない状況を忘れ去ろうと途中で気を紛らわせながらヘビーカバーの奥にもスキッピングを駆使して投げ込んでいくと、、、、
キターーーーー!
ついに念願の一匹め!
カバーの再奥の葉っぱに引っ掛かったのを外した直後の着水で喰ってきました!
長かった。
約2時間ほど投げ続けての一匹め。
引っ掛かりを外す際に運良く針が剥き出しになっていたのか、針掛かりしたのが奇跡なくらいの極小サイズの子バス君。
サイズは願っていたような良いものではないですが、一つのルアーにこだわり続けて釣れた一本は感無量の喜びがあります。
こんなに一匹のバスに嬉しさを感じたのは久々かも。
小さなバスに対しては初めてかも。
まとめ

今回は”アーマーガエルで釣る”といった目標を立てて1日粘ってみましたが、釣れない状況を通り越した後の”一本”は妙な気持ち良さがありますね。
”トップウォーターだけの釣り”にこだわるアングラーの気持ちがなんとなくですが解った気がします。
今日の釣行を境に、「釣れないことを念頭に置いた釣り」というのが個人的なマイブームになりそうな気がします。