アジの繊細なアタリを掴み、数釣りや大物釣りと幅広く楽しめるライトソルトゲームです。アジングで爆釣するには、小さなアタリも逃さないためのタックル選びが大事になります。
特にリールはアジング専用リールが各メーカーから幅広く販売されており、何を選んだら良いか判断が難しいです。そこで今回はタックルをリールに絞り、アジングリールを選ぶポイントやおすすめの機種などを細かくご紹介いたします。
投稿者プロフィール
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好きな釣り:ルアーフィッシング
父親の影響もあり幼少期の頃から様々な釣りを体験してきました。現在は、北部九州エリアを中心にバスフィッシング、エギング、シーバス、更にはヒラマサキャスティングまで『ルアーフィッシング』をメインに幅広く活動しています!
何よりも、釣りが好きで日本三大怪魚である『アカメ』と出会う為だけに四国へ弾丸釣行したり、全国各地を飛び回る事も少なくありません。
ご来店いただいた際に私を見かけましたら是非、気軽にお声掛け下さい(^^)
よろしくお願いします!
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目次
- おすすめリールまとめ
- 初心者向けコスパ最強モデル
- シマノ ソアレ BB C2000SSPG
- ダイワ レブロスLT 2000S-XH
- アブガルシア カーディナル3 STX 2000S
- 中級者向けミドルクラス
- シマノ ヴァンフォード C2000S
- ダイワ 月下美人 MX
- ダイワ ルビアス FC LT2000S
- 上級者向けハイエンドモデル
- シマノ ステラ C2000S
- ダイワ イグジスト LT2000S-P
- アブガルシア ゼノン 2000SH
アジングリールを選ぶポイント
アジングは、主に小型のルアーを使ってアジを狙うルアーフィッシングを指し、狙うアジは10cm程度の小型から40cmを超す大型まで幅広く、大型を狙うか大漁を狙うかでロッドやリールなどのタックルを使い分けます。
今ではアジ独特の繊細なアタリを捉える感覚にハマるアングラーが増え、人気の釣りジャンルとなっています。
アジングに使うタックルは、ロッド・リール・ライン・ルアーです。
タックルの少なさと身軽さから釣り初心者でも簡単に始められます。
アジングはアジの繊細なアタリを掴むため、軽量なロッドと細いラインを使用します。
加えてそれに合う、シャロー(浅溝)スプールを搭載した小型のスピニングリールが主流です。
小型スピニングリールといっても各メーカーから多様なリールが発売されています。
アジングリールを選ぶポイントは、
・番手(リールの大きさ)は1000番~2000番、アジング初心者には2000番がおすすめ
・ギア比はアジングのスタイルで使い分ける
・巻き心地の滑らかさにこだわる
・リールの重さはタックルバランスで決める
以下の4つです。
ポイント①番手
番手(ばんて)とは、「そのリールに何号の糸をどれだけ巻けるか」を基準に分けられた番号で、リールの大きさに関わります。
番手の数字が大きくなるほど糸巻き量も増え、リールのサイズも大きくなります。
アジングに使うラインは細めで長さはそれほど必要ありませんので、小型=番手の小さいリールを使います。
アジングリールは基本的に、1000~2000番台から選びます。
アジングで多用される仕掛け(ジグ単=ジグヘッド+ワーム)で、0.2~0.4号のPEラインを150m巻くのに最適です。
ただし、40cm以上の大型アジを狙う場合や、アジングキャロやフロートリグなど仕掛けを重くして遠投する場合には、さらに大きめの2500番台を選びます。
合わせて使うラインも、少し太めのものを使用します。
ポイント②ギア比
ギア比とはリールのハンドルを回したときにどのぐらいの速さでラインを巻くことができるかを数値化したもので、主にローギア・ノーマルギア・ハイギアに分かれます。
ローギアよりもハイギアの方が、ラインを巻くスピードが速いということです。
一般的に、ギア比は 5未満をローギア、5~5.7をノーマルギア、5.8以上をハイギアと分類されています。
ラインを巻くスピードによって、ルアーの動きも変わります。
「ギア比は好みで選ぶ」というアングラーもいますが、アジングでは釣り方によって使い分けることをおすすめします。
ローギアがおすすめのアジングスタイル
・ジグヘッド(オモリとハリが一体になっているリグ)を使った仕掛けを使う
・軽量ルアーをゆっくり操作する
・軽量ルアーでシャロー(水深が浅い部分)を探る
・小潮で潮の流れがゆったりしている
ローギアはパワーギアとも呼ばれており、ハンドルを回してもローターが少ししか回りません。
そのため、巻き取り量が少ない分パワーがあり、軽量のジグヘッドでも移動スピードをゆっくり保てます。
一方、強風ではキャスト時に糸ふけが多く出てしまうというデメリットもあります。
ノーマルギアがおすすめのアジングスタイル
・軽くも重くもない、一般的な重さのルアー(仕掛け)を使う
・初めてのアジング
超軽量ルアーや重量のある仕掛け以外の、一般的なルアーに最適なリールです。
ノーマルギアは巻き取りの速さ、パワーともに標準的で扱いやすいため、アジングリールの最初の1台としておすすめです。
ハイギアがおすすめのアジングスタイル
・アジングキャロやフロートリグ、メタルリグを使う
・遠投する
・ボートアジングで水深の深い層を狙う
・強風時の釣行
ハイギアはハンドル1回転あたりの巻き取り量が多いため、キャスト・巻き・ルアー回収といった一連の流れをスピーディーに行うことができます。
またボートアジングの際に水深の深い層をアジが回遊している場合は、ハイギアを使うとより速くルアーを落とすことができます。
リールの巻き(回転)が重くなることがデメリットですが、強風時の糸ふけには強いです。
ポイント③巻き心地
アジングは軽い仕掛けを0.1g単位で調節し、コツンコツンとしたアジの小さなアタリを感じ取ることが重要な釣りです。
そのため、ノイズとなるアタリ以外の感覚はできるだけ取り除く必要があります。
特にアタリと間違えやすく、紛らわしいのがリールの巻き心地です。
巻き心地がゴロゴロ、ザラザラとしたリールはルアーの操作性も悪く、アジのアタリとの区別がつきにくいです。
巻き心地の良さを突き詰めると非常に高価なリールになってしまいますが、低・中価格のリールでも巻き心地の良いリールはあるので、こだわって探してみましょう。
ポイント④重さ
アジングに使うリールは、基本的には軽いものの方がアタリの感度が高いです。
リールが軽ければ軽いほど、アタリを正確に感じやすいと言っても過言ではありません。
またルアーやロッドの操作もしやすく、長時間の釣行やランガンスタイルで疲れにくいというメリットがあります。
ただし、合わせて使うタックル(ロッドやルアー、仕掛け)によっては重めのリールを使う方が、タックルのバランスが取れて扱いやすいということもあります。
例えばアジングキャロやフロートリグを使う場合には、ロッドの穂先に重心があるため、リールが軽すぎると重心が先端になってしまい、バランスが悪くキャストが不安定になりがちです。
特に遠投する際には飛距離を伸ばすためにもタックル全体のバランスが重要になりますので、リールの重さで調整することも必要になります。
リールの重さはタックルバランスで決めましょう。
おすすめリールまとめ
アジングリールは、国内メーカーのシマノではライトゲーム専用のソアレシリーズ、ダイワでは月下美人シリーズが人気です。
海外メーカーでは、スウェーデン発の「アブガルシア」も根強い人気があり、ライトゲーム専用ブランドはありませんが、アジングに最適な小型リールも販売しています。
その中から、価格帯別におすすめのアジングリールを計9点ご紹介します。
初心者向けコスパ最強モデル
アジングは釣り初心者にも人気の釣りジャンルになりますので、アジングリールのエントリーモデルは種類が豊富です。
数あるエントリーモデルの中でも、特に価格の割に性能が高く、使い勝手の良いコスパ◎なアジングリールを厳選しました。
シマノ ソアレ BB C2000SSPG
シマノ ソアレ BBはアジングを中心としたライトソルト専用として作られたスピニングリールのエントリーモデルです。
アジングだけでなく、メバリングやカサゴ釣りなどにも使用できます。
軽量カーボン素材CI4を進化させた新カーボン素材が使われており、軽いのに耐久性の高い小型リールとなっており、アジングに使う細いラインでも十分な威力を発揮するドラグ性能を兼ね備えています。
C2000SSPGはパワーギア(=ローギア)タイプで、軽量ルアーやジグ単をゆっくり操作するのに適したリールです。
2022年12月には新作が発売される予定となっており、ますます期待度の高まるリールとなっています。
自重:200g
ギア比:4.3
PEラインの糸巻き量(号-m):0.6-140、0.8-100、1-70
ダイワ レブロスLT 2000S-XH
ライトゲーム向けのハイギアモデルで、アジングの他、メバリングなどのライトソルトウォーター全般や渓流釣りにも使えるリールです。
軽量なリールで極細のPEライン0.4号で200mまで巻け、遠投性にも優れています。
巻き取りも速いため、ルアーの回収速度が上がり、テンポの良いアジングが楽しめます。
程価格帯のリールながら、特にダイワ独自の技術ATD[オートマチックドラグシステム]によりドラグ性能が良く、アジの急な引きにも難なく対応してくれ、ラインブレイクを防いでくれます。
自重:200g
ギア比:6.2
PEラインの糸巻き量(号-m):0.4-200、0.5-170、0.6-150
アブガルシア カーディナル3 STX 2000S
スウェーデン発の釣具メーカー・アブガルシアの人気機種・Cardinal STXは2021年4月にフルモデルチェンジし、ガタツキの無いねじ込みハンドルを搭載した新しいリールとなっています。
巻き取りはスローオシュレーションが採用されており、キャスティング時にラインが放出されるときの抵抗が少ないため、飛距離が出やすく遠投しやすいです。
シャロー・ミッドシャローに適したスプールモデルで、替えのスプールも付いているというコスパの高さが人気です。
自重:216g
ギア比:5.2
PEラインの糸巻き量(号-m):1.2-150
中級者向けミドルクラス
アジングリールはエントリーモデルかハイエンドかに分類されるものの方が多く、エントリーやハイエンドと比べて少ない印象です。
しかし、ハイエンドと同等の機能がハイエンドよりも安く買えるというお得な面もあります。
エントリーモデルでは物足りなくなった際に、エントリーモデルを使っていて感じた不満点や自分の好みを分析したのちにミドルクラスのリールを探してみると、自分にあったアジングリールが選べます。
シマノ ヴァンフォード C2000S
ローターに大径スプールを装着した、アジングをはじめとしたライトソルトやエリアトラウトにも使える定番モデルです。
自重150gの超軽量で長時間の釣行も疲れにくく、アジの繊細なアタリも逃しません。
またローターには、操作性・回転・軽さにこだわったマグナムライトローターが採用されており、巻きだしの良さは高価格帯のリールにも劣らないほど良く、ストレスなく釣りが楽しめます。
自重:150g
ギア比:5.1
PEラインの糸巻き量(号-m):0.6-150, 0.8-110, 1-80
ダイワ 月下美人 MX LT2000S
ダイワの月下美人は軽さと強さを兼ね備えた、基本性能の高さで人気のシリーズです。
ダイワ独自のリール専用ファイバー強化特殊プラスチックで作られたエアローターを搭載しており、素早い巻き心地と高感度が特長です。
ドラグが出始めると、メインシャフト部に2個のベアリングが付いていることにより、非常に滑らかに出ていきます。
赤と黒のシックなデザインも人気の1つです。
自重:190g
ギア比:5.2
PEラインの糸巻き量(号-m):0.4-200
ダイワ ルビアス FC LT2000S
自重150gと超軽量で、アジングだけでなく、メバリングやトラウトなどのライトゲーム対応のリールです。
シリーズから回を重ねる毎に構造が見直され、どんどん軽量化していく一方、高密度にカーボン繊維が織り込まれたカーボン樹脂(ZAION)を使用することで、高剛性かつ腐食に強いという耐久性の高さも兼ね備えています。
またラインローラーは2ボールベアリング仕様なので回転が軽く、これによってドラグ性能も向上し、アジの素早い引きにも対応しやすくなっています。
自重:150g
ギア比:5.1
PEラインの糸巻き量(号-m):0.4-200, 0.5-170
上級者向けハイエンドモデル
ハイエンドモデルは高価ですが、やはり各社とも看板商品となる主力シリーズが多く、リール自体の機能や性能も良いものが多いので、1台は購入してみたいリールです。
今回はシマノ・ダイワ・アブガルシアからアジングリールの「ハイエンド(フラップシップモデル=最上位機種)」1台しか選べないならこれ!で選んでみました。
シマノ ステラ C2000S
シマノのスピニングリール最上位機種であるステラは、2022年にリニューアルされ、製造技術の進歩によってギアの耐久性が上がり、さらに長く愛用できる機種となっています。
加えて中間ギアが増設されたことにより、スプールへと密にラインが巻き取られ、ライントラブル軽減に繋がっています。
そのため巻き心地や糸抜けがよく、圧倒的な使い心地の良さを感じます。
極細PEラインに対応し、軽量ルアーでシャローを探るのに最適です。
リール自体は他と比べると少し重いくらいですが、正直それよりも使い心地の良さが上回ります。
軽量ルアーを思うように操作してアジングを極めたい方におすすめの高級リールです。
自重:170g
ギア比:5.1
PEラインの糸巻き量(号-m):0.3-140, 0.4-100, 0.6-80
ダイワ イグジスト LT2000S-P
ダイワリールの最上位機種に位置付けされるイグジストシリーズは、自重、感度、剛性にこだわった高級リールです。
非常にコンパクトな作りながら、ボディ剛性の高さやラインの巻き上げ力が強いため、大型アジがかかった際にも問題なくファイトが楽しめます。
メインシャフト部のマグシールドに加え、ラインローラーとドライブギア両端にマグシールドボールベアリングを装備しているため、防水性能も非常に高いです。
ハイスペックなアジングリールとして、ベテランアングラーから支持されています。
自重:155g
ギア比:4.9
PEラインの糸巻き量(号-m):0.4-200
アブガルシア ゼノン 2000SH
アブガルシアの最上位モデル(フラッグシップ)であるゼノンシリーズは、「デザインと剛性に優れたコンパクトリール」をコンセプトに作られ、軽さと強度に加え、各パーツの細さとスタイリッシュなフォルムも人気のリールです。
自重145gと最軽量クラスの軽さを誇りますが、ロッドに装着した際により軽さを実感します。
地味に嬉しいのが、シンカーキーパーが付属していることですね。
ダウンショットリグのシンカーや、ジグヘッド、スプーン、その他小型ルアーのキーパーとして使用でき、ランガンするのに便利です。
こういった細かい部分に手が届くところがフラッグシップの魅力でもあります。
自重:145g
ギア比:5.2
PEラインの糸巻き量(号-m):PE0.6-100
まとめ
数あるアジングリールの中から釣果に繋がるリールを選ぶには、
・番手(リールの大きさ)は1000番~2000番、アジング初心者には2000番がおすすめ
・ギア比はアジングのスタイルで使い分ける
・巻き心地の滑らかさにこだわる
・リールの重さはタックルバランスで決める
の4つのポイントをチェックしましょう。
その上でおすすめのアジングリールは、
初心者向けコスパ最強モデル
・シマノ ソアレ BB C2000SSPG
・ダイワ レブロスLT 2000S-XH
・アブガルシア カーディナル3 STX 2000S
中級者向けミドルクラス
・シマノ ヴァンフォード C2000S
・ダイワ 月下美人 MX
・ダイワ ルビアス FC LT2000S
上級者向けハイエンドモデル
・シマノ ステラ C2000S
・ダイワ イグジスト LT2000S-P
・アブガルシア ゼノン 2000SH
でした!
アジングリールはメバリングやトラウトなど他の釣りにも代用できる、汎用性の高いリールが多いので、自分にあったリールを1つ選ぶと釣りの幅が広がってますます釣りが楽しくなります。
ぜひご参考にしてみてください。