一般ユーザーもさることながら国内トッププロも太鼓判を押す人気と実力を兼ね備えた、まさに本物のシャロークランク。
バスフィッシングをしたことのある方なら知らない人はいないのではないのでしょうか?
知らないという方はこれを機会に覚えておくのもいいかもしれませんね。
投稿者プロフィール
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好きな釣り:磯上物、底物、SWルアー
私が釣りを始めたのは20台前半と遅咲きの釣り人ですw
一箇所に通いつめるということができずに、半分旅行気分であっちこっちの磯に行くの好きです。
おかげで全く釣果には恵まれず、磯の上でグータラしてばかりです。
釣技は全くダメですが、釣具の査定は絶対的な自信を持ってます。
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目次
ワイルドハンチとは
日本国内のみならず、海外でも活躍する有名バスプロである清水盛三(モリゾー)氏がプロデュースしたMo-DO(モード)ブランドの名作クランクベイトです。
一見すると独特とはいえないベーシックなボディーフォルム。
スイミング動作も、バスの好奇心にスイッチを入れる様な派手なアクションを生み出すわけでもなっく至って普通。しかし釣れる。
特別なロッドアクションをおこなう必要はなく、ただ巻くだけで釣れるルアーです。
しかし、この「巻くだけで釣れる」というところに秘密があるんです。
太いラインを使用する際、または高速でリトリーブをする際にもしっかりと泳ぐということをコンセプトに開発されており、常に安定
したパフォーマンスを発揮するというクランクベイトにおいて一番重要な要素を備えています。
ワイルドハンチのスペック
下の表からワイルドハンチの基本スペックを見てみましょう。
得意なレンジは1~1.5メートル。
水深の比較的浅いレンジを巻いてくるのに適しています。
一見するとやや小ぶりなシルエットですが、ルアー重量は9.6グラムと十分な重さがあります。
ワイルドハンチのバリエーション(種類いろいろ)
ワイルドハンチには、人気のあるルアーならではのバリエーションがいくつか存在します。
ワイルドハンチSR
シャローウィードレイクや野池のおかっぱりでの操作性とオリジナルを継承した障害物回避性能を誇る。
アメリカ、日本の様々なフィールドで長期に渡りテストが繰り返され、そのアクションと釣るための性能は研ぎ澄まされ、遂にその完成を見た。
盛三が徹底的に引き倒し、鍛え上げたのは「巻くだけで強烈に魚を寄せる集魚力とバイト誘発能力」。
本場のトーナメントでシャロー勝負が舞台となる時ほど、ルアーの持つ実力差がモロに出ることを盛三は痛い程知り尽くしている。
そんな彼が、とことん信じて引き倒せる新たな切り札がこのワイルドハンチSRなのだ。
ボトムコンタクトさせない中層引きでのこのルアーの威力は凄まじいものがある。王道のシャロークランク“ワイルドハンチSR”。
エバーグリーンHPより
オリジナルのワイルドハンチよりも浅いレンジ(水深)を攻めるのに適しています。
バスの回遊レンジが比較的浅めである場合やオリジナルのワイルドハンチでは反応が得られない状況などでのルアーローテーションに使用するのがおすすめです。
ワイルドハンチSRの方がリップが短くてフォルムが可愛いという個人的には見た目の好みで使い分けたりもします。
ラトルインワイルドハンチ
しかし、清水盛三はクランキングにおいてワンモデルで全ての状況に完全に対応出来ないことは、最初から理解していた。より、セレクティブな状況ではサイレントをラトリンモデルが凌駕することも少なくないと。「ラトルインハンチ」はもうひとつのワイルドハンチとして、最初から盛三の構想の中で存在していたのである。
オリジナルワイルドハンチだけではカバーしきれない、ラトルサウンドがより魚にアトラクティブに訴えかけ、より強い反応を示す状況は必ずある。絶対的なワイルドハンチの魚を引き付けるアクションによりラトルサウンドを共鳴させる為、モールドも専用に設計。ウエイトバランスも全てラトルインモデル専用にチューンナップがなされた。
一生信じて、使い倒せる。盛三の新たなコンフィデンスのかたまり。それがラトルインワイルドハンチだ。
エバーグリーンHPより
かつてはラトリンモデルが市場のスタンダード的な位置を確立していましたが、昨今ではサイレントモデルが一般的となってきました。
しかし、ラトリンモデルが不要となったというわけではなく、状況によってはラトリンモデルの方が効果を発揮する場面もあります。
オリジナルのワイルドハンチの潜行レンジとアクションにラトルサウンドが加わった、いいとこ取りのクランクベイトと言えるかもしれませんね。
ワイルドハンチ8フッター
1.5m以浅のバスにとって脅威であったオリジナル・ワイルドハンチ、その動きのまま下のレンジを直撃できるので、バスはさらに逃げ場を失うことになる。
その潜行深度を利用して、今まで以上にボトムを果敢に攻めることも可能だ。
さらに、オリジナルと比べてボリューム感のあるボディがキャスタビリティーを向上させるとともに、バイト誘発能力にアピール力をプラス。
早春のバスマスタークラシック2014での3日連続5ポンドオーバーや晩秋の淀川TVロケでの50cmオーバー連発をはじめ実績も十分。
フィールドやシーズンを問わず清水盛三のクランキングの中核をなす、もはや説明不要の絶対的な威力。それがワイルドハンチ8フッター。
エバーグリーンHPより
オリジナルのワイルドハンチに比べ、より深い潜行レンジを攻めることができるミドル~ディープレンジ寄りのワイルドハンチ。
この8フッターとオリジナルとSRを使い分ければ「浅層」「中層」「深層」を攻めることができ、フィールドのあらゆる層を攻めることが可能です。
オリジナルのワイルドハンチを含めると全4種類。
得意とするレンジ(水深)やシチュエーションが異なるため、攻略したいレンジや水質によって使い分けると予想以上の釣果に出会すことができるかもしれませんね。
ワイルドハンチの特徴
見た目の特徴としてはリップの形状が特徴的でしょうか。
「3Dハイパーリップデザイン」と銘打たれたこのリップの特徴は、先端の凹が確実に水をつかみ、ウォブリングとローリングを高次元で融合させています。
ウォブリング?ローリング?どういうこと?と思われる方もいらっしゃることでしょう。
簡単に説明すると「ブルブルと左右にボディーを回転させながら震えるアクション」のこと。
ウォブリングとローリングの2種類のアクションの組み合わせにより、障害物の回避能力も非常に優秀なワイルドハンチ。
やや扁平型のボディー形状とウォブリングアクションによって障害物を横方向に去なし、ローリングアクションによって斜め方向に。さらにはフローティング効果により縦方向に去なします。
このボディー形状はキャスト時の空気抵抗の削減にも貢献しており、重心移動システムを最上していないにもかかわらず十分な飛距離を得られます。
ワイルドハンチは他の人気クランクベイト(ブリッツやRTO、イヴォーク)などに比べて、アイの位置がリップの先端側に配置されています。
支点が中心から遠ざかるため、アクションはややマイルドなものとなっています。
イメージとしてはメトロノームのオモリの位置を上部にズラすと、振れ幅が大きくなりテンポが遅くなりますよね。
アイの位置をオモリの位置に置き換えて考えてあげるとなんとなく理屈が分かってくるのではないでしょうか。
フックバランスの設計も考え抜かれており、ウォブリングとローリングアクションにより生じるフックの左右の動作による過剰なアクションを抑えるために前後のフックサイズが異なるものに設定されています。
これによりバラシを大幅に軽減することに成功しており、まさに釣れるクランクベイトと言えるかもしれません。
ワイルドハンチの使い方
ワイルドハンチの使い方は至ってシンプル。ただ巻くだけです。
基本的な動作ですが、個人的にはこれが一番釣れる使い方ではないかと思います。
ボトムをコツコツとノッキングさせながら巻いてくるだけで十分ですが、ボトムに接触させながら巻いてくるという特性上、無理に巻きすぎると根がかりの恐れもあります。
ボトムをノックした際に「引っ掛かり過ぎかな?」と違和感を感じた場合には巻くのを止め、フローティング(浮かび上がる)特性を利用してあげると根がかりを回避することができます。
上記の動作はストップ&ゴーといったリトリーブ(巻き取り)のテンポに変化を持たせたアクションとして効果的な場合もあります。
ワイルドハンチは太いラインを使用した場合や高速巻きでもしっかりとしたルアーアクションをしてくれるといった特徴を持っています。
その特性を活かし、太めのラインを使用してのカバークランキングや、動きが早く活発なバスに効果的な高速リトリーブでの誘い方にも使用可能です。
初めてのフィールドで広範囲にサーチしていきたい場合などで、非常に守備範囲の広いクランクベイトとして重宝することは間違い無いでしょう。
まとめ
有名なバスプロである清水盛三プロはもちろん、北大佑プロや青木大介プロなどのタックルボックスに入れている場面が確認されています。
プロが試合で使用するルアーということは、それだけ信頼のおける釣果を導き出してくれるからに他なりません。
カラーバリエーションや種類のラインナップも多数用意されており、全国各地のフィールドに合ったものが必ず見つかることでしょう。
オカッパリなどで持ち運びのできるルアーが限られる場合にも、守備範囲の広いワイルドハンチは1つで数パターンの攻め方ができるという点で重宝してくれるはずです。
初めてクランクベイトを購入する際に何を買おうか悩んでいる方は、最初のクランクベイトとして「ワイルドハンチ」を候補に考えてみてはどうでしょうか。